
社会人になった際に加入した医療保険や結婚したタイミングで加入した死亡保険など、そのまま放置していませんか?20代や30代で必要だった生命保険は、40代を超えると不要になったり足りなくなったりするので見直しが必要です。
そこで今回は40代・50代・60代において生命保険を見直すべき理由と、見直すポイントについて解説します。
目次
生命保険の見直しは必要?|理由とタイミング
40代を過ぎると生命保険の見直しが必要となる理由は、2つ挙げられます。
- 病気・死亡のリスクが上昇していくから
- ライフステージが次々と変化するから
ここでは上記2つについて、それぞれ詳しく解説していきます。
【40代・50代・60代】病気・死亡リスクの上昇
40代を超えてからは病気やケガ、死亡のリスクがこれまでより上昇します。以下では、年齢ごとの死亡率や入院者数、がんの罹患率をまとめました。
年齢ごとの死亡率
厚生労働省のデータによると、年齢ごとの死亡率は以下のとおりです。
30歳~34歳 | 0.49% |
---|---|
35歳~39歳 | 0.79% |
40歳~44歳 | 1.37% |
45歳~49歳 | 1.46% |
50歳~54歳 | 2.27% |
55歳~59歳 | 4.19% |
60歳~64歳 | 6.16% |
※人口10万に対する死亡数から計算し、小数3桁を四捨五入して記載
以上の表からも分かるように、40歳を過ぎると死亡率は1桁を超え、年齢が上がるにつれて値は急増しています。
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth2.html
年齢ごとの入院患者数
厚生労働省のデータによると、年齢ごとの入院患者数は以下のとおりです。
30歳~34歳 | 207,000人 |
---|---|
35歳~39歳 | 233,000人 |
40歳~44歳 | 294,000人 |
45歳~49歳 | 377,000人 |
50歳~54歳 | 450,000人 |
55歳~59歳 | 575,000人 |
60歳~64歳 | 778,000人 |
上記の表から分かるように、50歳を超えると入院者数は急激に上昇します。
40代の入院者数は30代とそこまで大差ありませんが、子どもが成長するにつれて生活費や教育費にお金がかかる時期に入ります。
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/01.pdf
【男女年齢別】がん罹患率
国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」によると、年齢ごとの入院患者数は以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
30歳~34歳 | 0.5% | 1.10% |
35歳~39歳 | 0.73% | 1.89% |
40歳~44歳 | 1.19% | 3.18% |
45歳~49歳 | 1.97% | 4.87% |
50歳~54歳 | 3.57% | 5.78% |
55歳~59歳 | 6.93% | 6.85% |
60歳~64歳 | 12.2% | 8.35% |
※人口10万に対する罹患数から計算し、小数3桁を四捨五入して記載
上の表から分かるように、女性は男性よりも若いうちからがんにかかるリスクが高く、40歳を超えると罹患率も急激に上昇します。
女性は男性よりも若いうちから、乳がんなど女性特有の疾患に対する備えも手厚くしておく必要があるでしょう。
【40代】ライフステージの変化による見直し
40代を超えると独身で一人暮らしの人や夫婦二人暮らしの人、子どもがいる人など家族構成や収入は人によって大きく異なります。
40代では、以下のようなライフステージの変化が考えられます。
- 住宅を購入する
- 子供の教育費が増える
- 定期保険の更新で保険料が高くなり始める
住宅の購入
30~40代は住宅を購入するタイミングでもあり、その際に生命保険を見直す人も多いといえます。
団信とは、住宅ローンの債務者が死亡・高度障害状態になってしまった場合に、保険金で残りのローン残高を弁済してもらえる生命保険です。
子どもの教育費が増える
40代で家庭を持つ人は、子どもが高校~大学の入学に差し掛かるタイミングとなるでしょう。文部科学省によると、大学卒業までにかかる教育費は国公立で800万円、私立で2,200万円以上かかります。※
生活費に加え、これまでより教育費に家計が圧迫されると予想できます。
定期保険の更新で保険料が高くなり始める
定期保険に加入すると、更新によって保険料が高くなります。
たとえばメディケア生命の定期死亡保険「メディフィット定期」では、加入する年齢によって以下のように保険料が異なります。(保険金額500万円の場合)
30歳 | 613円 |
---|---|
40歳 | 1,048円 |
50歳 | 2,131円 |
60歳 | 4,720円 |
参考:https://yuyu.medicarelife.com/net/direct/sisan/unloginpsisan/openPage.do
【50代】ライフステージの変化による見直し
50代では、以下のようなライフステージの変化が考えられます。
- 子どもの独立
- 老後への準備
子どもの独立
50代を超えると、子どもが大学を卒業して社会人になる、という方も多いでしょう。
老後への準備
子どもの独立は、これまで教育費に使っていたお金を老後の準備資金にシフトしていくタイミングとなります。厚生労働省のデータによると、令和元年度の老齢年金の平均受給月額は以下のとおりです。
老齢基礎年金 | 5万6,049円/月 |
---|---|
老齢厚生年金(老齢基礎年金を含む) | 14万6,162/月 |
退職前と比べると収入が下がるケースが多く、残りの生活費は自分で準備しておく必要がありそうです。
「年金をもらいながら働くから大丈夫」という方でも病気にかかり治療が始まればこれまでよりも収入は減ってしまうので、なるべく早い段階から老後への備えを始めておきましょう。
※https://www.mhlw.go.jp/content/000706195.pdf
【60代】ライフステージの変化による見直し
60代では、以下のようなライフステージの変化が考えられます。
- 定年退職による収入減少
- 住宅ローンの完済
定年退職による収入減少
60代になると、会社員を退職したり自営業も後任者に引き継いだりと働き方が大きく変わります。
また前述したように、今後は老齢年金だけで生活するのは難しいと考えられます。
住宅ローンの完済
60代は住宅ローンを完済する人も出てくるタイミングで、これまでより毎月かかる固定費は減ると考えられます。余剰金をどのように活用するか、検討すべき時期です。
【40代】生命保険の見直しポイント
40代で見直すべき生命保険を、ライフステージやリスクの変化ごとに以下の表にまとめました。
ライフステージやリスクの変化 | 見直すべき生命保険とその内容 |
---|---|
住宅購入 | 死亡保険の保障額 |
子どもの高校・大学入学 | 死亡保険・学資保険・養老保険など |
定期保険の更新 | 終身保険への切り替え |
病気のリスク上昇・出産時期の終了 | がん保険・医療保険(保障内容) |
住宅を購入した場合には、団体信用生命保険への加入を考慮して死亡保障を少し減らしてもよいでしょう。
たとえば、住宅ローンを月々8万円返済していたとします。これまで住宅ローンを合わせて毎月の生活費が20万円かかっていた家庭で、団信により住宅ローンが完済されたとすれば月々の生活費は12万円となります。
ただし子どもがいる場合は、教育資金の準備が必要となります。生命保険が不要な分、学資保険を手厚くしたり、養老保険を利用して万が一に備えながら教育費を準備したりする方法もおすすめです。
生活費や教育費にもお金がかかる時期なので、保険料の安い掛け捨て死亡保険をおすすめします。独身の方や子どものいない家庭は家計も比較的余裕が出るはずなので、早い段階で終身保険への切り替えを検討してみてください。
40代男性の場合
40代男性の場合で、配偶者がパートタイマーや専業主婦の場合はなるべく保障を手厚くしましょう。病気やケガで働けなくなった場合のために、収入保障保険なども検討すべきです。
高額医療制度を利用すれば、医療費の自己負担額は抑えられます。標準月額報酬26万円以下の方の場合、一カ月にかかる負担額は最高6万円程度です。※
40代女性の場合
40代女性で、家庭を持ち共働きである場合には死亡保障も必要となります。夫婦の収入バランスを見ながら、万が一の際に必要な費用を計算して保障額を決定しましょう。
妊娠・出産に備えていた保障内容をカットし、がん保険に重点をおくような見直しが必要です。
【50代】生命保険の見直しポイント
50代で見直すべき生命保険を、ライフステージやリスクの変化ごとに以下の表にまとめました。
ライフステージやリスクの変化 | 見直すべき生命保険とその内容 |
---|---|
子どもの独立 | 死亡保険の保障額 |
老後への備え | 個人年金保険など貯蓄型保険の検討 |
病気のリスク上昇 | 医療保険・がん保険 |
子どもが独立した場合には、死亡保険の保障額を見直しましょう。一般的に葬儀費用は200万円前後であり、貯金でこの程度の金額が準備できていれば死亡保険は不要となります。
ただし個人年金保険は、10年以上の払込や60歳以上の受取りなどの条件を満たさなければ、生命保険控除を受けられないので要注意です。
50代男性の場合
男性は50代を過ぎると、がんのリスクが上昇します。
子どもが独立していない、配偶者が専業主婦の場合には収入保障保険まで加入しておくと安心です。
50代女性の場合
女性の場合も、男性と同様に医療保険やがん保険を手厚くしましょう。また女性のほうが寿命が長いので、早い段階で終身保険へ切り替えておくと安心です。
定期保険は更新できる年齢が制限されていますし、終身保険なら保険料が増える心配もありません。
【60代】生命保険の見直しポイント
60代で見直すべき生命保険は、ライフステージやリスクの変化ごとに以下の表にまとめました。
ライフステージやリスクの変化 | 見直すべき生命保険とその内容 |
---|---|
定年退職 | 生命保険全体の見直し |
住宅ローンの完済 | 保険料の払込完了 |
入院・治療の可能性増加 | 医療保険・がん保険 |
退職金をもらえたり住宅ローンを完済できたりした際には、保険料の払込を完了できないか検討してみましょう。
病気になるリスクは上昇してきますが、貯蓄に余裕がある家庭の場合は、不要な生命保険を解約したり保障額を減らしたりしても問題ないでしょう。
生命保険の見直しには保険相談窓口がおすすめ!メリットを解説
生命保険の見直しをする際には、保険相談窓口を活用しましょう。ここでは、保険相談窓口の4つのメリットについて解説します。
- 無料で気軽に相談できる
- 専門的なアドバイスがもらえる
- 自宅やWebなど気軽に相談できる
- 複数の保険商品を比較できる
無料で気軽に相談できる

ショッピングモールや商業施設内などの立地にあるので、比較的立ち寄りやすいメリットがあります。
また全国に数多くの店舗があるため、相談したいタイミングで利用もできます。仕事終わりに立ち寄りたい人にもおすすめです。
専門的なアドバイスがもらえる

相談しながら自分にあったプランを選べるので、「どのプランにしたらいいかわからない」と思っている人にもおすすめです。
専門家に保険相談をすることで、納得して契約ができるメリットがあります。
自宅やオンラインなど好きな場所で相談できる
保険相談窓口は、担当者が自宅まで訪問してくれる「訪問相談」や「オンライン相談」を利用できる場合もあります。子育てや介護などで、自宅を離れられない場合などに有効でしょう。
複数の保険商品を比較できる
そのため、幅広い選択肢の中から自身の希望に合った保険を見つけられます。
自分一人で保険商品を比較するとなると、情報収集が大変です。

保険相談窓口の選び方
保険相談窓口を検討する前に、選ぶ際に確認するポイントを把握しておきましょう。ここでは、保険相談窓口を選ぶ際に確認するポイントについて解説します。
- 相談員のスキル
- 取り扱いの保険会社数
- アフターフォローの有無
- 対応エリア・拠点数
- オンライン相談の有無
相談員のスキル
保険相談窓口を選ぶ際には、相談員のスキルを前もって確認しましょう。下記は、スキルのある相談員の特徴です。
- 知識および長い経験を有している
- ファイナンシャルプランナーの資格を有している
- 提案力、丁寧な対応をしてくれる
取り扱いの保険会社数
取り扱っている保険会社数が多ければ、選択肢が広がるため、自身に合った商品やプランを選びやすくなります。
フランチャイズで経営している店舗もあるため、店舗によって取り扱いの保険商品が異なる場合があります。
アフターフォローの有無
保険加入後のアフターフォローの有無も確認しましょう。保険は加入したら、終わりではありません。
加入後の状況に応じて保障額の見直しをするなど、相談を必要とする可能性があります。
結婚や退職などで保険を見直したい場合も、これまでの加入状況を説明する必要がないため、スムーズに手続きが進められます。
対応エリア・拠点数
店舗型の窓口を利用する場合、自宅や職場から近く通いやすい場所を選ぶとよいでしょう。
また、全国展開や拠点数が多い保険相談窓口であれば、引越しをした際も担当を引き継いでもらうことが可能です。

オンライン相談の有無
育児や介護などで外出が難しい人は、オンライン相談の有無を確認しましょう。
自宅にパソコンがない場合、スマートフォンやタブレットでは資料が見づらい可能性もあるので、注意が必要です。
保険相談窓口おすすめ4選|40代からの保険の見直しに
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2022年6月30日
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2022年6月30日
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アクサダイレクトの対象保険商品を新規ご成約の方全員に「デジタルクーポン(無料引換券)」を1つプレゼント。さらに新規ご成約の方から抽選で「ドライブレコーダー」をプレゼント。
2022年7月31日
よくある質問
まとめ
今回は、40代・50代・60代で生命保険を見直すべき理由と、見直すポイントを解説しました。生命保険は、ライフステージが変化するときや病気のリスクが変わるときに見直すべきだといえます。
もし保険の見直しをどうしたら良いのか分からなくなったら、保険相談窓口の活用がおすすめです。無料で保険やお金に関する相談に乗ってくれます。
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