
「仮想通貨のATOM(コスモス)に投資しようか考えてるけど、特徴がわからない」「今からATOMに投資しても問題ないのかな?」と、悩んでいませんか?ATOMは最近まで国内では取り扱いがなかったため、不安に思う人も多いでしょう。
しかし、ATOMは将来性があり、価値の高いコインのひとつです。そこでこの記事では、仮想通貨ATOMの特徴や評判、今後の見通しと将来性について解説します。
目次
仮想通貨(暗号資産)ATOM(コスモス)とは?特徴と評判を解説
Cosmos(コスモス)には、主に以下6つの特徴があります。
- 異なるブロックチェーンを繋ぐことができる
- スマートコントラクトが実装
- PoSを採用している
- スケーラビリティ問題を解決する
- 開発ツール「Cosmos SDK」で簡単にブロックチェーンが作れる
- ステーキングが可能
通貨名 | アトム/コスモス |
---|---|
通貨単位 | ATOM |
時価総額 | ¥962,036,847,696 |
時価総額ランキング | 21位 |
発行上限枚数 | 約2.6億枚 |
現在の値段 | ¥3,359.42 |
国内で扱える取引所 | GMOコイン |
出典:仮想通貨価格、チャート、時価総額 -CoinMarketCap ※2022年2月時点
異なるブロックチェーンを繋ぐことができる
Cosmosの1つ目の特徴は、異なるブロックチェーンを繋ぐことができる点です。
通常、異なるブロックチェーンは互換性がないため接続できません。ビットコインのブロックチェーンとイーサリアムのブロックチェーンは別々であるため、取引所を介さない限りは直接交換することができないのです。
これによりCosmos上でイーサリアムのアプリケーションを動かすことも可能となるのです。今後はZoneの中にビットコインやイーサリアム、その他多様なブロックチェーンが接続されることも期待できるでしょう。
スマートコントラクトが実装
Cosmosの2つ目の特徴は、スマートコントラクトが実装されていることです。
スマートコントラクトは自動販売機によくたとえられます。自動販売機はお金を入れボタンを押すことで、自動的に商品が出されお釣りが出てきますよね?これにより商品を販売する人件費を削除できます。
企業でもスマートコントラクトを採用すれば、契約書を交わす手続きや商品を渡す手作業がなくなるので、コスト削減に繋がります。
Ethermintは、イーサリアム上のスマートコントラクトと同じものをCosmos上で実行できるツール。イーサリアムよりも高速で処理できるので、スケーラビリティ問題を解決しながらスマートコントラクトを行えます。
PoSを採用している
ATOMではPoS(プルーフ・オブ・ステーク)と呼ばれるマイニング方式を採用しています。PoSとは、対象仮想通貨を多く長く保有している人に報酬が付与される仕組みのことです。
ビットコインのマイニングは、PoWという方式を採用していますが、多くの処理をした人が報酬を受け取れるためマシン依存が高くなります。そこで平等性をもたせるためにPoSが誕生しました。
スケーラビリティ問題を解決する
開発ツール「Cosmos SDK」で簡単にブロックチェーンが作れる
Cosmosには『Cosmos SDK』というフレームワークが提供されています。これは簡単な工程でブロックチェーンが作れる開発キットです。
この開発キットを使用すれば、専門的な知識がなくても、誰でもブロックチェーン作成ができます。
Cosmos SDKは一般公開されているので、今後もCosmos SDKが利用されて多くのブロックチェーンが誕生するでしょう。
ステーキングが可能
Cosmosでは、ステーキングが可能となっています。
ステーキングは通貨を保有するだけで報酬が受け取れるので、低リスクな資産運用として活用されます。Cosmos専用のウォレット「Cosmostation」でステーキングが可能です。
将来性はある?仮想通貨(暗号資産)ATOMの最新ニュース
2022年2月現在、仮想通貨ATOMの最新ニュースは以下のものがあります。
- Crypto.comのアプリがコスモスのネットワークに接続対応
- GMOコインがATOMの取扱開始
- 実験ブロックチェーン「Sagan」立ち上げ
Crypto.comのアプリがコスモスのネットワークに接続対応
2021年11月8日に仮想通貨の取引所『Crypto.com』のアプリが、コスモスのネットワーク内になる『Cronos』ブロックチェーンと連携したことを発表しています。
これにより、Crypto.comアプリがコスモスのネットワークに接続できるようになりました。Crypto.comユーザーはコスモス上でも入出金が可能になったので、利便性が高まっています。
出典:Crypto.com、仮想通貨コスモス(ATOM)のネットワークに対応 -COINPOST
GMOコインがATOMの取扱開始
2021年7月14日、GMOコインが国内で初めてATOMの取り扱いを開始しました。いままでは国内の取引所では扱いがなかったため、安全な通貨とされる「ホワイトリスト」には入っていませんでした。
しかし、GMOコインが取り扱いを開始したことで、信頼性が高まり、今やおすすめできる通貨のひとつです。「販売所」「つみたて暗号資産」「貸暗号資産」で扱えます。
実験ブロックチェーン「Sagan」立ち上げ
2021年10月20日、コスモスは実験のためのブロックチェーン『Sagan(セーガン)』を立ち上げました。これにより開発者はSagan上で様々なプロトコルを試すことができます。
Saganの紹介動画では、カナリアの画像が映し出されました。
カナリアネットワークのトークンは実際の価値(価格)を持っており、より現実の環境に近い形で再現されるのが特徴です。
出典:コスモス(ATOM)、実験ブロックチェーン「Sagan」立ち上げ -COINPOST
仮想通貨(暗号資産)ATOM(コスモス)の現在と過去チャートから価格の高騰事例
ATOMの価格は、2022年2月11日現在3,359円です。2022年に入ってから下落中の仮想通貨業界ですが、2月4日から少しだけ価格上場しています。
ただし、この上昇は下降トレンドの調整として見られており、長期での上昇目線に切り替えるのは早計と言わざるを得ません。
短期目線で見れば、現在価格より上昇する可能性は高いので、謙虚に利確するのもよいでしょう。
仮想通貨ATOM(コスモス)の過去チャートと高騰事例
ATOMは2016年にホワイトペーパーが発表され、2017年にICOを行いました。そのあと、2019年4月に海外取引所のバイナンスに上場し、200円〜500円前後で推移していました。
2020年にDeFiブームが起こり仮想通貨全体が盛り上がりを見せ、ATOMも8月には900円まで上昇、1ヶ月で約2倍まで高騰しました。
2021年5月には、中国が仮想通貨を決済手段として認めない発言やイーロン・マスクCEOの発言などもありました。その影響でビットコインは30%安になり、ATOMも同じように下落。
しかし8月頃から再び価格上昇が始まり、9月には過去最高値である5,184円まで高騰しました。
今後どうなる?ATOM(コスモス)の将来性を予想
ATOMの今後はどうなるのでしょうか?以下2点が大きな鍵を握っているでしょう。
- 現在よりアプリケーションやサービスの数が増えるかどうか
- Cosmosロードマップ2.0の進捗
現在よりアプリケーションやサービスの数が増えるかどうか
現在Cosmosには数百以上のアプリケーションやサービスがあります。
『BinanceDEX』は開発キッドCosmosSDKを使用して開発されていますし、トヨタが実験した所有権移転はCosmos基盤のTendermintをベースに開発した『Hypermint』が使用されています。
Cosmosロードマップ2.0の進捗
2021年に、1年間のCosmosロードマップ2.0が発表されました。デルタアップグレードとベガアップグレードはすでに完了しており、今後四半期に1度メジャーアップデートが行われます。
ロードマップでは、流動性や経済安全保障・使いやすさ、参加などの機能を追加することを目的としています。
Cosmosは開発当初のホワイトペーパーを実現した数少ないネットワークの一つと言われており、今後のアップグレードも確実にステップを踏んでいくと予想できます。
出典:The Cosmos Hub Roadmap 2.0 -Cosmos Hub
ATOM(コスモス)のおすすめの買い時をご紹介
ATOM(コスモス)の買い時はこのタイミングがおすすめです。
- 仮想通貨全体が上昇している時
- ATOM(コスモス)の最新情報が入った時
- ATOM(コスモス)が急落している時
全体的に仮想通貨が上昇しているタイミングは狙いやすいでしょう。後はATOM(コスモス)に関連するニュースがどれだけ入ってくるか、そして現在のレートがどの水準なのか判断していく必要があるでしょう。
ここからは、ATOM(コスモス)の買い時について詳しく説明します。
仮想通貨全体が上昇している時
仮想通貨が上昇しているタイミングは、ATOM(コスモス)も上昇している可能性が高く、多くの利益を得られる可能性があります。全体的に上昇している時は無理をせずATOM(コスモス)も購入したほうが無難でしょう。
特にビットコインが上昇しているタイミングは、多くの仮想通貨が上昇するきっかけになります。ATOM(コスモス)もビットコインの影響をかなり受けているのは間違いないため、結果的に上昇しているタイミングが起こりやすいのです。
ATOM(コスモス)の最新情報が入った時
ATOM(コスモス)は定期的に新しい情報が入るようになっています。
新しい情報が入っている時に購入しておけば、ATOM(コスモス)が上昇して利益を得られる可能性があります。最新情報は多くの人が購入したいと感じるポイントがあるためです。
最新情報はATOM(コスモス)が本当に実用化に向けて動き出しているのか、そしてどの方向で利用されているようになるのかなど、様々な情報が得られるようになります。
ATOM(コスモス)が急落している時
ATOM(コスモス)は急激にレートが落ちている場合もあります。
こうしたレートが暴落している時は、通常よりも安く購入できるタイミングとなります。安く購入できるようであれば、今後の上昇を狙うという観点から購入する方法も有効です。
急落が止まらない状態だと思っていたようなレート上昇は期待できませんが、急落が止まっており停滞しているチャートであれば、ビットコインなどの上昇によって回復する可能性があります。
将来性を確認!ATOM(コスモス)と一緒にチェックしたい銘柄
ATOM(コスモス)と一緒にチェックしておきたい銘柄は以下の通りです。
- ビットコイン
- イーサリアム
- テザー
主要とされている銘柄はチェックしておきましょう。あまり知られていない銘柄をチェックしても効果は得られません。より多くの人に知られている銘柄をチェックして、ATOM(コスモス)の値動きなども予想していく必要があります。
ここからは、一緒にチェックしておきたい銘柄を詳しく説明します。
ビットコイン
ビットコインは全ての仮想通貨に影響していますので、どうしてもチェックしておきたい銘柄に含まれます。
ビットコインが値動きを繰り返していることで、ATOM(コスモス)の値動きも連動して動いていく可能性が高くなっているためです。
すべての仮想通貨の頂点として君臨し、実用化に向けた動きも一番進んでいるとされているビットコインは、仮想通貨を知るために重要なポイントでもあります。
イーサリアム
イーサリアムはビットコインに次いで知られている銘柄です。ATOM(コスモス)にも影響を与えている場合があり、レートが変動している時に影響を与えている可能性があります。
ビットコインが動いていない時にイーサリアムが動いている時、他の仮想通貨も影響しているタイミングがあります。
イーサリアムは実用化に向けた動きがかなり進んでいる銘柄で、最新情報が入りやすいというメリットを持っています。
テザー
テザーは実用化されている部分もありますし、実際に仮想通貨決済サービスとして導入されている銘柄です。ATOM(コスモス)に影響を及ぼしているタイミングは少ないものの、チェックしておけば一緒に利益を得られる可能性があります。
チェックしておきたい理由として、テザーを購入しておけば利益を得られる可能性がそれなりに高いことです。
テザーは実用化や実際に採用しているFX業者の存在などが影響しており、ATOM(コスモス)の今後に関係なく利益を出してくれる可能性があります。
日本国内でATOMが購入できる仮想通貨(暗号資産)取引所
GMOコイン
- 国内で唯一!ATOMが売買可能
- 取り扱い銘柄数は20種類
- GMOインターネットグループが運営のため安心感が高い
GMOコインは、一部上場企業であるGMOインターネットグループが運営している仮想通貨取引所。取り扱い銘柄数は国内最多クラスの20種類で、国内で唯一ATOMが売買できます。
長年インターネットの第一線で活躍してきたGMOのノウハウが活かされているので、セキュリティ面でも安心度が高いです。
また自動で積立を行う「つみたて暗号資産」もあり、500円のワンコインから投資が可能。「貸暗号資産(レンディング)」にも対応しており、様々な投資が可能となっています。
取扱通貨 | 20種類
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:GMOコイン ※2022年2月現在
よくある質問
まとめ
今回は、仮想通貨ATOM(コスモス)の特徴や将来性について解説しました。2022年に入って仮想通貨業界全体の元気がないため、価格は伸び悩んでいます。しかし、ATOMのポテンシャルは非常に高いです。
再びビットコインやイーサリアムなどの通貨が価格高騰すれば、もともと価値の高いATOMも上昇する可能性は高いでしょう。今から先行投資しておくのもおすすめです。
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