仮想通貨アバランチ(AVAX)とは?今後の価格やチャート・将来性!
「最近、国内仮想通貨取引所での上場が増えている、暗号資産『AVAX(アバランチ)』に投資しようか悩んでいる」「AVAXがどのような特徴を持った通貨なのか、いまいち分からないので詳細を知りたい」とお考えの方も多いと思います。
そこでこの記事では、アバランチの3つの特徴とAVAXの現在価格や過去の値動きについて紹介。また、AVAXの将来性についても分析して解説いたします。
さらに、アバランチの最新情報についても紹介しているので、AVAXへの投資を考えている方は目を通してみてください。
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目次
アバランチ(AVAX)とは?
アバランチは、ピアツーピアシステムで知られるコンピューター科学者「EminGunSirer(エミン・ガン・サイラー)氏」や、その他の共同設立者によって設立されたチーム「Ava Labs」が開発したブロックチェーン。
DeFi環境の構築およびツール開発を行うためのブロックチェーンで、アバランチ上でのトランザクション処理・サブネットの作成・ステーキング報酬などに使用できる通貨が『AVAX』です。
国内取引所ではまだ数箇所しか上場していませんが、海外の有名な取引所ではほとんどが取り扱っており、暗号資産時価総額ランキングでも20位以内に入っている人気通貨です。
通貨名 | アバランチ |
通貨単位 | AVAX |
時価総額 | ¥688,518,935,680 |
時価総額ランキング | 16位 |
発行上限枚数 | 7.2億枚 |
現在の価格 | ¥2,295.11 |
扱っている取引所 | DMM Bitcoin、bitbank、SBI VCトレードなど |
出典:Avalanche -CoinMarketCap
※2022年11月時点
アバランチ(AVAX)の特徴
アバランチは大きく以下3つの特徴があります。
- アバランチ・コンセンサスとPoSを組み合わせている
- 3つのブロックチェーンからなるマルチチェーンを採用
- 独自ネットワーク『サブネット』の作成が可能
アバランチ・コンセンサスとPoSを組み合わせている
アバランチでは、コンセンサスアルゴリズムに『アバランチ・コンセンサス』を採用しています。
ブロックチェーンでは、取引が正しいかどうか、ネットワークの参加者同士が検証を行い合意を行っていく仕組みがとられていますが、暗号資産の種類によってそのルール(合意方法)は異なります。
このルールがコンセンサスアルゴリズムで、アバランチが利用する『アバランチ・コンセンサス』は、処理スピードが速いこと・手数料が安く環境にも優しいことが特徴です。
また、アバランチでは「アバランチ・コンセンサス」にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を組み合わせているので、ステーキングが可能であることも見逃せないでしょう。
3つのブロックチェーンからなるマルチチェーンを採用
アバランチのネットワークは、それぞれ用途の異なる3つのブロックチェーンによって構成されており、3つのチェーンのいずれかに暗号資産を保存することで、さまざまな目的で利用することが可能です。
X-Chain(Exchange Chain) | AVAXやその他の暗号資産の作成・取引に使用するための分散型プラットフォーム。 |
C-Chain(Contract Chain) | dAppsのスマートコントラクトを作成。dAppsやDeFiのサービスとやり取りが可能。 |
P-Chain(Platform Chain) | ネットワーク・バリデーターを調整し、Avalancheウォレットへのステーキングに使用できる。 |
それぞれ相互運用が可能なので、チェーン間で移動させることもできます。
独自ネットワーク『サブネット』の作成が可能
アバランチでは、複数のノードで構成されるネットワークを構築して、そのネットワーク内で独自のブロックチェーン『サブネット』を誰でも簡単に作成できます。
例えば、日本居住者のみ参加可能にしたり、オープンなサブネットを作成したりなど用途に合わせて活用ができます。なお、作成可能なサブネットの数に上限はありません。
【2024年】アバランチ(AVAX)の最新ニュース
ここからは、2024年最新版のアバランチ(AVAX)に関するニュースについていくつか解説していきます。
- 新プロトコル「Teleporter」をリリース
- ミームコイン5種の保有を発表
- メイプルストーリーがアバランチチェーンを採用
- 新たな流動性マイニング「ミームコイン・ラッシュ」開始
新プロトコル「Teleporter」をリリース
アバランチ(AVAX)は、2024年3月7日に新しいクロスチェーン・メッセージング・プロトコルである「Teleporter」を立ち上げました。
Teleporterはアバランチのサブネット・エコシステムの通信を改善して、よりネットワークに連携できるようにするプロトコルです。
具体的にはアバランチ内の各チェーンにおいて、トークンやNFTなどをスムーズに相互伝達することが可能です。
メイプルストーリーがアバランチチェーンを採用
世界的人気を誇るRPGゲームである「メイプルストーリー」は、アバランチの開発に関わるAva Labsと提携したことを2024年3月11日に発表しました。
アバランチと提携したことで、ユーザーがNFTを使って独自ゲームの開発をゲーム内で行うことができるようです。
ミームコイン5種の保有を発表
アバランチ(AVAX)は、アバランチ財団が保有する「Coq Inu」「Gecko」「Kimbo」「NoChill」「Tech」のコインを発表しました。
ミームコインの購入によって更なるコミュニティの活性化と結束の強化を目的としており、今後の動向が注目されています。
新たな流動性マイニング「ミームコイン・ラッシュ」開始
アバランチ(AVAX)は、2024年3月22日に流動性マイニングインセンティブプログラムである「ミームコイン・ラッシュ」を開始しました。
ミームコイン・ラッシュによってAVAXの流動性の確保とエコシステムのサポート促進を目的としており、今後ユーザーが増えるかどうかに注目が集まっています。
アバランチ(AVAX)の現在価格と過去の値動き
アバランチ(AVAX)の過去の値動き
AVAXの過去の値動きは上記画像のよう変動しています。2020年ローンチされた当初のAVAXは300円〜500円前後で推移していましが、2020年中頃から始まるDeFiブームの影響で徐々に価格が上昇しました。
また、海外取引所へ次々と上場が続く中、暗号資産ブームの波にも乗り、2021年2月には約5,700円まで価格上昇。リリースから10倍以上に高騰しています。
しかし、アメリカの証券取引委員会のビットコインETF承認や、メタバース・NFTブームにより、再び暗号資産全体で価格が上昇。2021年11月にはAVAXの過去最高値である約15,000円を超えています。
2022年からは2021年の価格上昇を継続していくかに思われましたが、仮想通貨全体の規制が進むことでAVAXを含め下落していきました。
2022年~2023年かけてアバランチに関する良いニュースはあったものの、仮想通貨全体の動きには逆らえず、なかなか価格を上げることはできていませんでした。
そのためアバランチに関するニュースだけでなく、仮想通貨全体に関わるニュースや動向についてもしっかり確認しておくことが大切と言えるでしょう。
アバランチ(AVAX)の現在価格
アバランチ(AVAX)の今後|将来性を分析
アバランチ(AVAX)の特徴や価格動向をご紹介してきましたが、今後価格は上昇するのか気になりますよね。
ここからはアバランチ(AVAX)の今後や将来性について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- マルチチェーン対応がより拡大する
- アバランチ基盤のゲームが増えている
- 企業や他プロジェクトと提携している
- NFTやDefi分野でも使われている
マルチチェーン対応がより拡大する
アバランチ(AVAX)はマルチチェーンの対応を始めており、今後も多くのブロックチェーンとリンクすることになれば、価値が上昇する見込みとなっています。
マルチチェーン技術が広がっていくと、これまでのブロックチェーンよりも自由度が確保されるので、画期的なアプリケーションなどが生まれやすくなるでしょう。
逆にマルチチェーンとして採用されなくなったり、より優れたマルチチェーン技術が開発されるとアバランチ(AVAX)の価値が危ぶまれることとなります。
アバランチ基盤のゲームが増えている
アバランチ(AVAX)の開発に携わる「Ava Labs」は、2024年3月11日世界的人気ゲームの「メイプルストーリー」と提携を発表したことを受けて価格が上昇しました。
またアバランチ基盤で開発されたゲームは増え続けており、これらゲームの中からヒット作や注目されるゲームが出る可能性もあります。
ゲーム市場での普及は進んでいますが、今後さらにゲーム向けの施策が施される可能性もあるので注目しておく良いでしょう。
企業や他プロジェクトと提携している
アバランチの将来性として注目すべきポイントは大企業や他のプロジェクトと提携したり、ブロックチェーンが採用されることでしょう。
2023年の1月にはAmazonのクラウドサービスである「AWS」や、中国では知らない人はいないアリババの子会社である「Alibaba Cloud」とも提携しています。
NFTやDefi分野でも使われている
アバランチはNFTやDefi分野でも利用されており、今後さらに普及が進めばゲーム市場と合わせてさらに需要が増えるので、価格も上昇するでしょう。
NFT分野では高速処理による発行や取引、流動性を可能としており、DeFi分野では分散型金融(DeFi)プロトコルの構築や運用に使われています。
アバランチ(AVAX)の買い方
アバランチの買い方は、仮想通貨取引所を利用して購入する方法が一番有効となります。
主に海外で取り扱われている仮想通貨ではあるものの、アバランチは対応している場所であればすぐに購入できるようにしていますので、無理をせず手に入れられるのがいいところです。
アバランチを購入したいと思っているユーザーは、国内のサービスを利用する方法でも手に入れられます。
日本国内ではDMM Bitcoinがサービスを提供していることで、アバランチを簡単に手に入れられるようになっています。
取引所でアバランチを購入するパターン
仮想通貨取引所を利用することによって、2つの方法によってアバランチを手に入れることが可能になっています。
- 個人で保有しているアバランチを売却してもらう
- 仮想通貨取引所で販売されているアバランチを手に入れる
個人で保有しているアバランチを手に入れる方法は、数量が限られているもののレートが安く済む傾向にありますので、手に入れるための難易度を下げられます。
一方で仮想通貨取引所を利用する場合、レートは高くなってしまうものの、いつでもアバランチを購入できるメリットを持っていることが優れているのです。
アバランチはマイナーな仮想通貨のため、提供している取引所が少ない傾向にあります。
海外のサービスを利用したとしても、アバランチが提供されていないケースも見られますので、事前に取引できる場所を探してから対応しておきましょう。
- アバランチをはじめアルトコインが豊富!
- 国内の仮想通貨取引量No.1
- 現物取引手数料や出金手数料など各種手数料が無料
- セキュリティが強固で安心
取扱仮想通貨(暗号資産) | 38種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.02% Taker:0.12% ※2022年12月8日までAVAXは0% |
出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
取引ツール | PC・タブレット・スマホ |
仮想通貨取引所以外を利用する方法は好ましくない
仮想通貨取引所を利用しない方法を使うのは、基本的に危険なので避けておきましょう。
仮想通貨取引所を経由しない場合、個人取引によってアバランチを提供してもらうことになりますが、危険性が大幅に高くなってしまいます。
安心して取引したいという思いを持っているなら、尚更仮想通貨取引所を利用したほうが安心できる要素を持っているのは間違いありません。
仮想通貨取引所はサービスをしっかり運営しているところが提供していることにより、安心感を持ってサービスを使えるという信頼性も確保されています。
アバランチ(AVAX)を購入できるおすすめ国内取引所4選
仮想通貨の購入には金融庁の認可も得ている国内取引所を利用するのがおすすめです。アバランチはbitbankで取引することができるため要チェックですよ。
仮想通貨取引所 | Coincheck | bitbank | SBI VCトレード | DMM Bitcoin |
取扱仮想通貨 (暗号資産) | 27種類 | 21種類 | 17種類 | 24種類 |
販売所手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 現物取引:無料(BitMatch取引手数料を除く) レバレッジ取引:無料 |
取引所手数料 | 無料 | Maker:-0.02% Taker:0.12% ※2022年12月8日までAVAXは0% | Maker:-0.01% Taker:0.05% | – |
出金手数料 | 407円(税込) | 550円/770円(3万円以上) | 無料 | 無料 |
取引ツール | PC・タブレット・スマホ | PC・タブレット・スマホ | PC・タブレット・スマホ | PC・タブレット・スマホ |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※おすすめ一覧は、当サイトが独自に調査したアンケート及び口コミ投稿フォーム・crowdworks.jpの口コミ募集ページより寄せられた利用者の声をもとに基準を作成し、客観的・多角的な評価をした上で選定しています。ランキングを決定づける基準や得点は、ランキングの根拠をご参照ください。
Coincheck
Coincheckは国内大手の有名な仮想通貨取引所です。仮想通貨の種類も多く、メジャーなものからマイナーなものまで、幅広い銘柄を取り扱っています。
主要株主は、投資サービスを提供しているマネックスグループと信頼性が非常に高く獲得しています。取引時の安心感も得られているCoincheckであれば、仮想通貨初心者も取引しやすいでしょう。
取扱仮想通貨(暗号資産) | 29種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
出金手数料 | 一律407円 |
取引ツール | PC・タブレット・スマホ |
bitbank
- セキュリティが国内No.1※1
- 取引量国内No.1※2
- 他社では取り扱いの少ないアルトコイン取引が可能
『bitbank』は、ビットバンク株式会社が運営する国内取引所で、38種類の暗号資産を取り扱っています。
また、スマホアプリが使いやすく安定した取引が可能で、「アプリストア国内No.1※3」の実績を持っています。
取扱仮想通貨(暗号資産) | 38種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.02% Taker:0.12% ※2022年12月8日までAVAXは0% |
出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
取引ツール | PC・タブレット・スマホ |
出典:bitbank
※1 2018年10月3日 ICORating調べ
※2 2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
※3 2018年10月31日 iOS App Storeファイナンスカテゴリ 無料ランキングにて
SBI VCトレード
- SBIグループが運営する取引所
- 各種手数料が無料
- AVAXの取り扱いあり!※1
『SBI VCトレード』は、SBI証券を運営するSBIグループが提供している暗号資産取引所。SBIグループのノウハウを活かして、強固なセキュリティ対策を講じています。
また、ロスカット手数料、出金手数料、入金手数料などの各種手数料が無料であることもメリットの1つです。
取扱仮想通貨(暗号資産) | 20種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
出金手数料 | 無料 |
取引ツール | PC・タブレット・スマホ |
出典:SBI VCトレード
※1 2022年10月26日(水)16:00~2023年1月5日(木)6:59
DMM Bitcoin
『DMM Bitcoin』は、DMMグループが運営する国内取引所。レバレッジ取引の取り扱い通貨数が国内最多で、38種類の通貨を取引できます。
さらに、PC・スマホ両ツールともに高性能かつ使用感抜群の取引システムを提供しているので、初心者〜上級者まで人を選ばず利用できるでしょう。
取扱仮想通貨(暗号資産) | 38種類 |
販売所手数料 | 現物取引:無料(BitMatch取引手数料を除く) レバレッジ取引:無料 |
取引所手数料 | – |
出金手数料 | 無料 |
取引ツール | PC・タブレット・スマホ |
※1 2022年11月現在、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ
よくある質問
まとめ
今回の記事は、アバランチの特徴やAVAXの現在価格・過去の値動きについて紹介しました。
アバランチは速い処理スピード・安い手数料という特徴を持っており、利便性がとても高いブロックチェーンです。
そのため、今後暗号資産全体が上昇するにつれて価格上昇する可能性は高いでしょう。そして、イーサリアムのシェアを獲得し知名度が上昇すれば、さらなる高騰も期待できます。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。