
暗号資産(仮想通貨)という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
暗号資産は、普段使っている日本円と違い、特定の条件下のみで使用できる通貨です。また、その価額も常に変動しているのが特徴です。
暗号資産は、日本銀行では取り扱いがないため、取引所を通して売買しなければいけません。そこで今回は、取引所のひとつである「ビットフライヤー」に注目しました。
- ビットフライヤーの特徴
- ビットフライヤーのメリット・デメリット
- ビットフライヤーの口コミ評判
- ビットフライヤーの各種手数料
- ビットフライヤーの口座開設・出金方法
これから暗号資産を始めようと思っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
bitFlyer(ビットフライヤー)とは?
- 100円から始めることができる
- スマホアプリから簡単操作
- 手数料が無料である項目が多い
- セキュリティ対策が万全
ビットフライヤーとは、ビットコインの取引量が日本の中でも多い暗号資産取引所です。登録から取引まで最短即日で可能なので、すぐ始めたい人に向いています。
100円から取引可能なので、初めて暗号資産を買う人も利用しやすいでしょう。
取扱仮想通貨(暗号資産) | 19種類 ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP)・シンボル(XYM)・チェーンリンク(LINK)・ポルカドット(DOT)・テゾス(XTZ)・ステラルーメン(XLM)・ネム(XEM)・ベーシックアテンショントークン(BAT)・イーサリアムクラシック(ETC)・ライトコイン(LTC)・ビットコインキャッシュ(BCH)・モナコイン(MONA)・リスク(LSK)・ポリゴン(MATIC)・メイカー(MKR)・ジパングコイン(ZPG)・フレア(FLR) |
レバレッジ※2022年5月11日時点 | 2倍 |
販売所手数料 | 無料(スプレッドのみ発生) |
取引所手数料 |
|
クイック入金手数料 |
|
出金手数料 |
|
出典:bitFlyer
bitFlyer(ビットフライヤー)の3つの特徴
ここからは、ビットフライヤーの3つの特徴について、詳しく解説していきます。
- 出資者が大手企業である
- レバレッジ取引が可能
- セキュリティ対策が万全
出資者が大手企業である
ビットフライヤーは、大手企業が出資している暗号資産取引所です。そのため、安心感があり信頼できるのが特徴です。
- みずほキャピタル
- SMBCベンチャーキャピタル
- 第一生命
- 三菱UFJキャピタル
また、出資額の合計は41億円以上に上るため、大きな取引所であることも伺えます。※
代表取締役はSBI証券で執行役員を務めていたことがあるほか、取締役はゴールドマンサック出身です。金融界に対する知見が深い点も信頼できるポイントでしょう。
※出典:bitFlyer
レバレッジ取引が可能
ビットフライヤーでは、2倍までのレバレッジを効かせた取引ができます。
レバレッジ取引では証拠金を下回ると追証が発生し、追加資金の入金が必要になるため、初心者は気をつけなければ損失が膨らんでいきます。
セキュリティ対策が万全
ビットフライヤーは、業界最長となる7年以上もの間ハッキングを0件で防いでいます。※
ビットフライヤーが採用しているセキュリティ対策には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
- ネットワーク
- ログイン
- ビットコイン
- インフラ
- プログラム
ビットフライヤーは、ネットワークの暗号化やSSLサーバ証明書など、他者が介入しにくいシステムを導入しています。また、ログインには強化パスワードが必要です。
運用でも本人確認やウイルス対策をするなど、細心の注意が払われています。
※出典:bitFlyer
bitFlyer(ビットフライヤー)を利用するメリット
- 初心者でも取引しやすい金額と操作方法
- 他社ポイントをビットコインに交換可能
- ビットコインの取引量が多い
初心者でも取引しやすい金額と操作方法
ビットフライヤーは、100円から取引できるため、初めて暗号資産に挑戦する人でも始めやすいのが特徴です。
自分の資金力に応じて金額設定ができるため、無理のない範囲で運用可能です。また、ビットフライヤーではスマホアプリで取引します。
アプリから送金や受け取り、取引などまとめて行うことが可能です。
他社ポイントをビットコインに交換可能
ビットフライヤーは、日本で初めてTポイントをビットコインに交換できるようにしました。パートナーサービス画面からTポイント利用の手続きをすることで、簡単にビットコインに交換できます。
貯まったTポイントは100ポイントからビットコインに交換できるため、軍資金がない人でも手軽に資産運用を始められるでしょう。
ビットコインの取引量が多い
暗号資産の取引経験がない人でも、ビットコインの名前だけは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
ビットフライヤーは、取引所の中でもビットコインの取引量が多いため、売買したいタイミングで取引しやすいでしょう。
反対に、取引量が少ない取引所の場合は、欲しいときには買えず、売りたいときにはなかなか売れないといった事態がおこります。
bitFlyer(ビットフライヤー)を利用するデメリット
- 販売所での取引がメイン
- 出金手数料が高い
販売所での取引がメイン
ビットフライヤーには、取引所で取り扱いがない銘柄が多く、販売所での取引がメインになります。そのため、取引に手間がかかることが多いでしょう。
よって、コアなアルトコインを取引所で取引したい人には、デメリットになりえるでしょう。
出金手数料が高い
ビットフライヤーの出金手数料は、最も高いもので770円になります。せっかく暗号資産で利益を出しても、手数料でマイナスになることも考えられるでしょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)の口コミ・評判
ビットフライヤーの良い口コミ
- アプリが見やすくて取引が手軽にできる
- ハッキングの心配もないので安心して使える
- 初心者にもわかりやすいので初めての暗号資産デビューができた
- ポイントでビットコインが買えるので元手がなくても投資できる
ビットフライヤーの良い口コミでは、初心者にもわかりやすく使いやすいというものが多く見られました。暗号資産に慣れていない人でも扱いやすいため、投資デビューに向いているでしょう。
また、株式投資でもポイント投資が普及していますが、ビットフライヤーではポイントでビットコインが取引できます。
ビットフライヤーのイマイチな口コミ
- 手数料が高いので頻繁に取引するならコストがかさむ
- 取引所で取引できる銘柄が少ないのでコアな銘柄が欲しい人には向かないかも
ビットフライヤーは出金手数料がかかるほか、取引にも手数料がかかります。そのため、頻繁に取引する人や出金したい人にはコストがかさむことがあるようです。
また、取引所で取引できる銘柄が少ないため、人気の銘柄ではなくコアな銘柄が欲しい人には物足りないでしょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)の手数料
暗号資産の取り引きには、手数料がかかることが一般的です。手数料を気にしていないと、せっかく利益が出ていても手数料でマイナスになってしまうことがあります。
ビットフライヤーでかかる手数料には、以下のようなものがあります。
- 取引手数料
- 入金手数料
- 出金手数料
- 送付手数料
それぞれどれくらいの金額かかるのか、詳細を見ていきましょう。
取引手数料
ビットフライヤーでは数多くの銘柄がさまざまな方法で取引できますが、中でも取引量が多い銘柄と販売所・取引所の手数料を紹介します。
ビットコイン販売所 | 無料(スプレッドは実質負担) |
Lightning FX/Futures | 無料(終了2週間前に告知) |
イーサ(イーサリアム)販売所 | 無料(スプレッドは実質負担) |
リップル(XRP)販売所 | 無料(スプレッドは実質負担) |
ネム販売所 | 無料(スプレッドは実質負担) |
ステラルーメン販売所 | 無料(スプレッドは実質負担) |
Lightning 現物(XRP/JPY) | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: 各アルトコインで異なります) |
Lightning 現物(ETH/JPY) | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: 各アルトコインで異なります) |
Lightning 現物(XLM/JPY) | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: 各アルトコインで異なります) |
Lightning 現物(BCH/BTC) | 約定数量 × 0.2%(単位: 各アルトコインで異なります) |
※出典:bitFlyer
入金手数料
ビットフライヤーの入金手数料も、事前に知っておく必要があります。
クイック入金手数料 (住信SBIネット銀行からご入金の場合) |
無料 |
クイック入金手数料 (住信SBIネット銀行以外からご入金の場合) |
330 円(税込)/件 |
住信SBIネット銀行とクイック入金で連携させることで、手数料が無料で入金することができます。
出典:bitFlyer
※出典:住信SBIネット銀行
出金手数料
前述した通り、ビットフライヤーは出金に手数料がかかります。
銀行が三井住友銀行の場合 |
|
銀行が三井住友銀行以外の場合 |
|
出典:bitFlyer
送付手数料
ビットフライヤーでは、暗号資産を送付できますが、通貨によって手数料がかかるため注意が必要です。数ある送付手数料の中から、いくつか紹介します。
ビットコイン送付手数料 ※ bitWire を除く |
0.0004 BTC |
モナコイン | 無料 |
リップル(XRP) | 無料 |
ステラルーメン | 無料 |
イーサ(イーサリアム) | 0.005 ETH |
ネム | 3 XEM |
チェーンリンク | 1 LINK |
ライトコイン | 0.001 LTC |
出典:bitFlyer
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法
ビットフライヤーの口座開設は、スマホひとつで簡単にできます。口座開設には、運転免許証やマイナンバーカードのような顔写真付き本人確認書類と、銀行口座、メールアドレスの3点が必ず必要です。
事前に準備してから口座開設を行うようにしましょう。
- メールアドレスを登録し、アカウント作成する
- パスワードを設定
- 利用規約に同意
- 二段階認証の設定
- 本人確認
- 口座登録
- 完了メールかハガキの到着を待つ
本人確認はスマホで行うことができるため、簡単に口座開設できます。パスワードは忘れないようにメモしておきましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)の入金・出金方法
実際に取引を始めるためには、入金する必要があるほか、日本円で使用したい場合は出金しなければいけません。
bitFlyer(ビットフライヤー)の入金方法
ビットフライヤーの入金方法は、主に3種類あります。
- 銀行振込
- インターネットバンキングによる入金
- コンビニ入金
銀行振込は、ビットフライヤーにログイン後「入出金メニュー」から「日本円ご入金」を選択し、「お客様用日本円振込先」を確認します。表示された振込先に振り込むと完了です。
そのとき、振込依頼人に5桁の数字が必要になるため、振込先選択時に確認しておきましょう。
また、コンビニ入金を選択する場合は、ログイン画面で「一部のコンビニエンスストア(収納代行)」を選択したあと、指示にそって入金してください。
bitFlyer(ビットフライヤー)の出金方法
ビットフライヤーの出金方法は、ログイン後の入出金メニューから「日本円」を選択し、「出金」を選べば手続きが完了します。
出金時には、必ず手数料がかかるので、事前に確認しましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)と比較したい人におすすめの仮想通貨取引所4選
コインチェック
- ネット証券運営マネックスグループの傘下
- セキュリティのレベルが高い
- 取扱通貨数が17種類
- 取引所手数料が無料
コインチェックは、ネット証券で長年培ってきたノウハウが強みのセキュリティーレベルがとても高い取引所です。
スマホアプリの使いやすさにも定評があり、2019年上半期・2020年上半期・2021年上半期と3年連続でダウンロード数が国内No.1を記録しています。2021年5月にリニューアルを行い、ますます使いやすくなりました。
コインチェックの基本情報
取扱仮想通貨(暗号資産) | 17種類
|
---|---|
レバレッジ | 不可 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料の負担あり) コンビニ:770円(税込・3万円未満時) クイック入金:770円(税込・3万円未満時) |
出金手数料 | 407円(税込) |
出典:https://coincheck.com/ja/info/fee
DMMビットコイン
- DMMグループ運営の安心感
- 取扱通貨数が20種類
- 出金手数料が無料
- レバレッジ取引ができる
DMMビットコインのおすすめポイントは、取扱できる通貨数が非常に多い点です。選択肢が多く安心して取引できるため、これから仮想通貨投資にチャレンジしたい初心者にこそおすすめです。
レバレッジ取引ができるのも魅力で、証拠金で運用したり、「ショート=売り」からポジションを取ったりと、脱初心者向けの機能も充実しています。
DMMビットコインの基本情報
取扱仮想通貨(暗号資産) | 25種類
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料※BitMatch注文は取引単位あたり2円(BTC/JPY) |
取引所手数料 | – |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:公式サイト
BITPOINT
- ETH・BCH・LTC/JPYの国内取引量No.1を獲得※
- 取扱通貨数は12種類
- 各種手数料が無料
- 少額から取引が可能
※公式サイト文言より:https://www.bitpoint.co.jp/lp/beginner01/
BITPOINTは、アルトコイン取引で人気の取引所です。ETH・BCH・LTC/JPYの国内取引量No.1を獲得した実績があります。
各種手数料が無料、クイック入金の手数料も無料なのため、無駄なコストをかけずに取引ができます。
レバレッジ取引や少額からの取引も可能なので、はじめて取引所に登録する方にもおすすめです。
BITPOINTの基本情報
取扱仮想通貨(暗号資産) | 12種類
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:https://www.bitpoint.co.jp/service/cost/
GMOコイン
- 東証一部上場企業であるGMOインターネットグループが運営
- 取扱通貨数が20種類
- 大半の手数料が無料
- レバレッジ取引ができる
GMOコインは各種手数料が無料なので、取引がしやすいのがメリットです。スプレッドも狭く、取引量が多い方にとってもおすすめの取引所だと言えるでしょう。
GMOグループは「GMOあおぞらネット銀行」や「GMOクリック証券」などを運営しているので、セキュリティ技術においても信頼できるでしょう。
GMOコインの基本情報
取扱仮想通貨(暗号資産) | 20種類
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/
よくある質問
まとめ
暗号資産の取引をしようと思うと、取引所での口座開設が必須です。そのため、取引所の選び方は重要になります。
ビットフライヤーはTポイントでのポイント投資が可能なので、資産運用の経験がない人でも始めやすいでしょう。口コミ・評判も良いものが多く、入出金も手軽に行うことができます。
今回の記事を参考に、ぜひビットフライヤーで暗号資産の取引を始めてみてください。