
コンビニでものを買うとき「現金払い派」「電子マネー派」「クレジットカード派」など様々な方がいるでしょう。
そこで今回はコンビニでのクレジットカード利用にまつわる疑問について、以下の項目を解説します。
- コンビニでのクレジットカード決済の方法
- 払込取扱表・振込・Suicaチャージ・国民年金はクレジットカードで支払えるのか
- コンビニで使うとお得なおすすめクレジットカード5選
まだクレジットカードを持っていない人はぜひ頻繁に使うコンビニ利用がお得なクレジットカードを検討してみてくださいね。
目次
コンビニでクレジットカードは使えるの?もし使ったら迷惑?
最近のコンビニはだいたいどこでもクレジットカード利用が可能です。しかも迷惑がられることはほぼなく、むしろ歓迎される場合も多いです。コンビニでクレジットカード利用が好まれる理由としては、次のようなものがあります。
会計がスピーディかつスムーズ
クレジットカードの場合は金額にかかわらず会計処理を一度するだけなので、とてもスピーディです。
小銭をひとつひとつ出す手間も省け、会計がスムーズに終わります。電子マネーとは違い事前のチャージも不要のため、一瞬の決済手続きのみで会計が終わります。
事前のチャージが不要
会計のスピーディーさ、スムーズさならばクレジットカード決済のほかに電子マネー決済でも実現可能です。
コンビニでは「いざ会計というときになって慌ててスマホを操作し電子マネーチャージ」という状況も起こりえます。
その点、クレジットカード決済ならばそういった事前準備は必要なく、カードをカードリーダーに通すのみで決済が完了します。
客側で支払いが完結する
最近のコンビニでは、カード決済の場合に客側が機械に直接カードを通せるようになっていることが多いため、店員さんとの間で受け渡しが発生しません。
そのため、昨今の新型コロナウイルスをはじめとする感染症予防対策にもカード決済は一役買ってくれています。
クレジットカードの使い方!コンビニで暗証番号やサインは必要?
コンビニでクレジットカード決済をする方法は、至って簡単です。決済金額を確認して、機械にカードを通すだけ。その後、店員さんより明細をもらえば決済完了となります。
クレジットを利用する場合、暗証番号の入力やサインを求められることが多いかと思いますが、コンビニ利用の場合は決済金額が10,000円未満であれば、暗証番号入力もサインもほぼ必要ありません。
コンビニで還元率アップ!おすすめクレジットカード7選!
コンビニで使うクレジットカードとしておすすめを7つ、ご紹介します。他のカードと比べポイント優遇されるカードを中心にラインナップしていますので、よく行くコンビニに合わせて選んでみてください。
JCB CARD W
- 年会費永年無料・最短即日発行可能
- セブンイレブンではいつでもポイント3倍にアップ
JCB CARD Wは、年会費永年無料、最短即日発行可能のクレジットカードで、コンビニを含むさまざまなショップでポイントがアップします。
コンビニ以外でも、スターバックスでは20倍、Amazonでは4倍とさまざまなショップでポイントがアップしています。
スマートフォンにカードを設定するとQUICPayが利用可能になるため、タッチ決済でスピーディーに支払いが完結します。
年会費 | 永年無料 |
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国際ブランド | JCB |
ポイントの種類 | Oki Dokiポイント |
ショッピング還元率 | 1.0〜5.5% |
モバイル決済 | Apple Pay、Google Pay |
申込条件 | 18歳以上 |
出典:公式サイト
三井住友カード
- ローソン、セブン-イレブン、マクドナルドなどでの利用でポイント5倍
- スーパーやドラッグストアなど対象店舗のうち自分で指定した3つのお店でポイントが2倍
- 行きたいお店への来店前の事前エントリーでポイント+0.5%~9.5%還元
こちらはコンビニブランドのクレジットカードではありませんが、コンビニ利用でのポイント優待がとても大きなカードです。
また「選んだお店でポイント2倍」サービスや、事前エントリーでポイント+0.5%~9.5%還元の「ココイコ」サービスなど、ポイント還元率をアップさせるサービスが豊富にそろっています。
特定のコンビニ、特定のドラッグストアにこだわらずいろんなお店でお得にポイントを貯めたい方におすすめのカードです。
年会費 | 1,375円※インターネット入会で初年度無料 |
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国際ブランド | VISA/MasterCard |
ポイントの種類 | Vポイント ※ANAマイルに交換可能 |
ショッピング還元率 | 0.5〜9.0% |
モバイル決済 | Apple Pay、Google Pay |
申込条件 | 満18歳以上 |
出典:公式サイト
ファミマTカード
- ファミリーマートで買い物すると最大5倍のポイントがもらえる
- 公共料金や金券の支払いに使える
- Tポイントがたくさん貯まる
ファミリーマートのクレジットカード「ファミマTカード」は、ファミリーマートでのお買い物に使うクレジットカードとしてはおすすめのスペックになっています。高い還元率に加え、Tポイントなので使い勝手も抜群です。
さらに、ファミマTカードユーザーだけに適用されるポイントアップキャンペーンや値引きキャンペーンなど、店頭ではさまざまなキャンペーンが展開されており、使うのが楽しくなるクレジットカードとなっています。
ポイントはつかないものの、なるべく現金ではなくカード払いにしたいという方におすすめの方法となっています。
また、ファミリーマート独自の電子マネーであるFamiPayは、ファミマTカードからのみチャージが可能です。
ポイント還元率から考えるとFamiPayを利用するよりもファミマTカードによるクレジットカード決済のほうがお得ですが、こちらもキャンペーンなどでFamiPay払いが優遇されるケースがあります。
ファミマTカードを手にしたらスマホにアプリをダウンロードしておき、FamiPayも使えるようになっておくとお得の取りこぼしがなくなります。
年会費 | 永年無料 |
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国際ブランド | JCB |
ポイントの種類 | Tポイント |
ショッピング還元率 | 2.0% ※ポイントカード提示分含む |
モバイル決済 | Apple Pay、Google Pay |
申込条件 | 18歳以上 |
出典:公式サイト
ローソンPontaプラス
- ローソンでの夕方夜間のお買い物ならポイント2倍
- 新規入会・カード利用で最大5,000Pontaポイントもらえる※
- お試し引換券やアプリクーポンが使える
※2020年5月1日以降に発行されたカード・新規申し込み後の翌月末までに入会された方が対象です。特典は予告なく変更・終了する場合があります
こちらはローソンのクレジットカードです。普通のローソンの他、ナチュラルローソンやローソン100でも還元率がアップします。
貯まるポイントはPontaポイントで、こちらはTポイントには及ばないものの最近はケンタッキーフライドチキンや大戸屋、またホットペッパーグルメでの予約時など使えるお店が増えています。
夕方夜間のお買い物なら、200円につきPontaポイントが4ポイントもらえるので、お仕事帰りなどに立ち寄るとどんどんポイントが貯まります。
夕方夜間以外のお買い物やローソン以外での利用も200円でPontaポイント2ポイントと、こちらでもそれなりの還元率なので、生活全般で幅広く使えるクレジットカードをお探しの方にもおすすめです。
年会費 | 永年無料 |
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国際ブランド | MasterCard |
ポイントの種類 | Pontaポイント |
ショッピング還元率 | 0.5~2.0% |
モバイル決済 | Apple Pay |
申込条件 | 18歳以上 |
出典:公式サイト
セブンカード・プラス
- nanacoが使えるお店ならポイント還元率1.5%にボーナスポイントあり
- 公共料金の支払いにも実質使える
- イトーヨーカドーのハッピーデーはお買い物が5%オフに
セブンイレブンのほか、イトーヨーカドーやデニーズなどを配下に持つセブン&アイグループのクレジットカードです。対象商品を購入するとボーナスポイントがさらに付きます。
クレジットカードとして普通に使うのも良いですが、お得さを追求するならnanacoとのダブル使いがおすすめ。
他のカードや他のコンビニにはない特徴として、セブンイレブンでは公共料金などの支払いにnanacoが使えます。
nanacoへのチャージにセブンカード・プラスを使うことができますので、実質的にクレジットカード払いで公共料金支払いが可能です。
公共料金支払いの場合、お会計時のポイントは付与されませんがチャージ時のポイントは付与されますので、他のコンビニで現金払いとするよりもポイント分だけお得になります。
またイトーヨーカドーでは8日、18日、28日がハッピーデーとなっておりお買い物が8%オフとなりますので、近所にヨーカドーがある方は作っておきたい1枚となっています。
年会費 | 永年無料 |
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国際ブランド | JCB/Visa |
ポイントの種類 | nanacoポイント |
ショッピング還元率 | 0.5〜1.5% |
モバイル決済 | Apple Pay、Google Pay |
申込条件 | 18歳以上 |
出典:公式サイト
ビックカメラ Suicaカード
- Suicaチャージで1.50%還元!
- 大手コンビニではSuica支払い可能!
- 貯まったポイントはSuicaにチャージできる
ビックカメラSuicaカードは、Suicaチャージでポイントが還元率がアップするクレジットカードです。ビックカメラSuicaカードの還元率は0.50%ですが、Suicaチャージでは1.50%のポイントが貯まります。
大手コンビニエンスストアではSuicaを使った支払いが可能です。つまり、ビックカメラSuicaカードからSuicaチャージして支払うと、常にコンビニで1.50%の高還元率です。
カードの年会費は524円ですが、初年度無料。2年目以降も年1回以上利用で無料になりなるので実質無料です。コンビニ利用がお得なのはもちろん、通勤通学にも適しています。
年会費 | 524円※初年度無料・年1回以上利用で翌年無料 |
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国際ブランド | JCB/VISA |
ポイントの種類 | JREポイント/ビックポイント |
ショッピング還元率 | 1.00〜11.5% |
モバイル決済 | Apple Pay |
申込条件 | 18歳以上 |
出典:公式サイト
dカード
- ローソンでの利用でポイント還元率2.0%
- マツモトキヨシでの利用やスタバカードのチャージで最大4.0%、メルカリでの利用で最大2.5%のポイント還元
- dカード特約店での利用で最大3%オトクに
こちらは、ドコモが発行するクレジットカードです。ローソンのお買い物にこちらを使うとポイント還元率が2.0%にアップするので、ローソンユーザーならPontaカードかこのdカードのどちらかはぜひ持っておきたいところです。
最近はマクドナルドやミスタードーナツ、東急ハンズなど多くのお店やサービスを利用する際にdポイントを付与してくれます。
普段よく行くお店がdポイント対象、あるいはdカード特約店であれば、dカードは1枚持っておくと大変お得になります。
ドコモのスマートフォンを契約している場合は機種の紛失や故障時に補償を受けることができます。ドコモユーザーはその特典を活用するためにも、dカードおすすめです。
年会費 | 永年無料 |
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国際ブランド | VISA/MasterCard |
ポイントの種類 | dポイント |
ショッピング還元率 | 1.0〜4.0% |
モバイル決済 | Apple Pay、Google Pay |
申込条件 | 満18歳以上 |
出典:公式サイト
【コンビニで利用したい方】クレジットカードを選ぶポイント
クレジットカードを選ぶポイントとして、以下の3つは外せないところです。
- ポイント還元率
- 年会費の有無
- クレジットカードの特典
ポイント還元率はお得感を得るためには必要な項目であり、少しでもお得にしたい場合はポイント還元率の高さに注目して選びましょう。
また、年会費などの維持費については、将来的に高いランクのカードを持つ際には気をつけておきたいポイントになります。
ここからは、クレジットカードを選ぶポイントを詳しく説明します。
ポイント還元率
ポイント還元率は、クレジットカードを選ぶ際に重要視しておきたい要素です。
ポイントがどれだけ還元されるのか知っておくと、もらえるポイント数が変わるため、利用しやすいクレジットカードであると判断しやすくなります。
基本ポイント還元率が1.0%のクレジットカードが狙い目となりますが、他の項目も見てクレジットカードを選ぶことがポイントです。
基本ポイント還元率が1.0%以下のクレジットカードでも、キャンペーンや加盟店での支払いで還元率アップなどポイント還元率がアップする方法が豊富であれば発行もおすすめです。
年会費の有無
年会費は、クレジッカードを維持するための費用を安く済ませられるかどうかに関わる項目です。
年会費永年無料のクレジットカードを利用すると、年会費がかからないため、まずはじめにチェックしたいクレジットカードです。
年会費無料のカードは便利ですが、特典や保険の弱さもありますので、それらを上手に両立させていくことも重要です。
自分が使う機能が備わっているのか、年会費も含めた検討をしていくのが大切なポイントと言えるでしょう。
クレジットカードの特典
クレジットカードには色々な特典が用意されています。
特典は一般のカードほど少なく、ゴールドカードやプラチナカードでは多くなっているのが特徴です。
年会費がかかるクレジットカードでも、特典が多ければ多いほど、お得感を得られ、長期的に見てお得になるケースもあります。
少しでも多くの特典を得たいと思っている方は、年会費はかかってしまいますが、ゴールドカード以上のカードに手を出していくのもおすすめです。
コンビニでクレジットカードを使うメリット
コンビニでクレジットカードを利用するメリットは以下の通りです。
- 決済時間を短縮できる
- ポイントを稼げる
- カードの利用実績を稼げる
コンビニは短時間で買い物するための場所であり、決済に時間がかかってしまうと面倒に感じます。短時間で決済できる方法として、クレジットカードは有効な方法です。
この他にも利用していくことで将来的なプラス材料を増やせる狙いもあります。
ここからは、コンビニでクレジットカードを使うメリットを詳しく説明します。
決済時間を短縮できる
一番のメリットとして、支払いまでの時間を短縮できる点があります。
すぐに買い物が完了するのはいいところでしょう。
近年は店員に渡すのではなく、自分で決済する方法が用意されているなど、クレジットカードを使う環境は変わりつつあります。それでも決済時間を短縮させることで、すぐに店から出られるのが大きなメリットです。
お金の管理も後からすればいいので安心です。
ポイントを稼げる
カードを利用することで、カードで獲得できるポイントも得られます。
ポイントを得るためには必要な金額分の購入が必要ですが、100円で1ポイントを提供してくれるカードであれば、コンビニで利用することによってかなりのポイントを得られるようになります。
ポイントをどこでも稼げるようになれば、自分が必要としているポイントをすぐに得られるようになる他、獲得したポイントを利用してネットショッピングができるようになるなど、恩恵を得られやすくなります。
カードの利用実績を稼げる
カードを利用している実績は非常に重要なポイントで、将来的に限度額を増やせるようになるなどのメリットがあります。
カードを使って返済していくことで、将来的には信頼できる人というイメージも持たれるようになるため、より使いやすいカードを手に入れられるようになります。
カードをコンビニで利用している回数が多ければ多いほど、買い物で利用している回数が増えていると判断され、カードを使う気持ちが強いと思われます。
コンビニクレジットカード決済に使えるもの・使えないもの
コンビニでのクレジットカード決済はとても便利ですが、すべての商品・サービスに利用できるわけではありません。具体的には、次のようなものは現金払いのみとなります。
- プリペイドカード類
- はがき、切手、収入印紙
- 公共料金の支払い
- 住民税、軽自動車税、国民健康保険などの振込用紙
- 国民年金の年金納付書
- その他、払込取扱票で支払うもの
- コピー機の利用料金(コピー代、FAX代など)
- 宅配便を送るときの送料
- ゴミ処理券
プリペイドカードなど現金化できるものや、公共料金や宅配便など他社の代行としての決済にあたるものは、基本的にカード決済NGと覚えておくとよいでしょう。
ただしファミリーマートの場合、ファミマTカードなら現金化できる金券類や公共料金の支払いなどでもカード決済可能となっています。
コンビニでクレジットカードを利用すると手数料がかかる?
コンビニでクレジットカードを利用した場合、基本的に手数料はかかりません。というのも、コンビニでクレジットカード決済とする場合、自動的に一括払いとなるからです。
普段の買い物やネットでのお買い物で一回払いを選んだ場合と同じように、決済時の請求金額は購入した商品の代金のみとなります。
なお、クレジットカードによっては店頭で一括払いとした場合でも、請求時に自動的にリボ払いに変更する設定となる場合があります。
この設定が有効になっている場合、コンビニでのクレジットカード決済分も引き落とし時にはリボ払いとなります。その際、カード会社所定の手数料がかかります。
コンビニでクレジットカードを利用する際の注意点
コンビニでクレジットカードを利用する際の注意点は以下の通りです。
- コンビニによっては対応していないブランドがある
- クレジットカードによってポイント還元率がアップしない場合もある
- クレジットカードの使いすぎに気をつける
コンビニは全てのクレジットカードブランドに対応していると思っている方も多いですが、実は一部のブランドには対応していないのです。
また、クレジットカードの使いすぎによって利用可能枠が減ってしまうなどの可能性があるため、利用する際は利用明細を頻繁に確認するようにしましょう。
ここからは、コンビニでクレジットカードを利用する際の注意点を詳しく説明します。
コンビニによっては対応していないブランドがある
コンビニは色々な店舗がありますが、コンビニによってクレジットカードブランドに対応しているもの、対応していないものが分かれています。
対応しているブランドはメジャーなVISAやMASTER、JCBですが、マイナーなブランドだと対応していないケースがあります。
確実に決済するするためには、知られているブランドを中心に利用することがおすすめです。
クレジットカードによってポイント還元率がアップしない場合もある
コンビニではクレジットカードの種類によって、ポイント還元率アップなどのサービスを提供していることがあります。
還元率アップで追加のポイントを狙いたいところではありますが、一部のクレジットカードは対象外になっています。
少しでもポイントをアップさせたいと思っている場合は、ポイント還元率が高い店舗を知っておくようにしましょう。
コンビニによってもポイント還元率も変わるため、しっかりポイント還元率が高いのかを把握しておくのがおすすめです。
クレジットカードの使いすぎに気をつける
コンビニでのクレジットカードの使いすぎは、利用している回数が多すぎることでの利用停止が停止されることがあります。
頻繁に利用しないよう心がけつつ、利用している金額などにも気を配っておくようにしましょう。
利用している金額が多いと、カードの利用可能枠いっぱいまで利用してしまい、思っていたよりも利用できる枠が少なくなっていたということもあります。
よくある質問
まとめ
コンビニでのクレジットカード決済は、簡単スピーディかつポイント還元でお得になります。
セブンイレブン・ローソンなどの特定店舗をヘビーユースしている方はコンビニ発行カード。とくに偏りなくどのコンビニにもよく行く方は三井住友カードを作るのがおすすめです。
お得になる内容や支払い方法はカードによって異なりますので、ぜひ選んだカードの特典をしっかり頭に入れて、賢く活用していきましょう。