
コミュニケーションアプリのLINEが発行している暗号資産(仮想通貨)であるLINK(リンク)。具体的にどのような通貨で、他のアルトコインとどのような違いがあるのか、知りたい人も多いでしょう。
今後のためにLINKを保有しておいたほうがよいのか、将来性も気になりますよね。そこでこの記事では、LINKの特徴や将来性・LINKを購入できる取引所について解説します。
目次
仮想通貨(暗号資産)LINK(リンク)とは?特徴
仮想通貨LINK(リンク)には、主に以下の特徴があります。
- コミュニケーションアプリ「LINE」が発行している
- 『LINE Token Economy』での流通を目指している
- 対象店舗でLINKリワードとしてLINKが還元される
- LINE BITMAX WalletからNFTマーケットがリリースされている
通貨名 | リンク |
---|---|
通貨単位 | LN |
時価総額※2022年3月22日現在 | ¥93,799,051,479 |
時価総額ランキング※2022年3月22日現在 | 23位 |
発行上限枚数 | 10億枚 |
現在の値段※2022年3月22日現在 | ¥1,873.80 |
国内で扱える取引所 | LINE BITMAX |
出典:仮想通貨価格、チャート、時価総額 -CoinMarketCap
コミュニケーションアプリ「LINE」が発行している
LINK(LN)は、コミュニケーションアプリ『LINE』を運営するグループが発行している通貨です。LVC株式会社開発のブロックチェーン『LINEブロックチェーン』の基軸通貨となっています。
LINK(LN)は、LINE圏内のサービス成長に貢献したユーザーに対しての還元目的として2018年8月に誕生。同年10月から海外取引所「BITBOX」で取り扱いされていましたが、日本では購入できませんでした。
『LINE Token Economy』での流通を目指している
運営会社のLINEはLINEブロックチェーンで、LINEの経済圏『LINE Token Economy(ライントークンエコノミー)』を構想をしています。
トークンエコノミーとは代替貨幣のことで、事業者が代替貨幣を発行し、その貨幣をユーザーが決済で使用することで新しい経済的価値が生まれることを目指しています。
この『LINE Token Economy』の中では、ショッピングやコンテンツ、ゲームなど色んなサービスが展開され、企業とユーザーの間で利益を還元できるような仕組みになる予定です。
例えば、商品のレビューをユーザーが投稿するとお礼としてトークンが還元される、コンテンツを提供するクリエイターに対してトークンで還元するなどが考えられます。
- SNS上のユーザーの投稿による還元
- 「いいね」や「シェア」で投稿に評価や共有してくれた行為に対する還元
- ゲーム内でのLINKの獲得
- 還元されたLINKによるゲームアイテム購入
- LINE内でのコンテンツやサービスの購入や決済
- LINKをLINE BITMAXで日本円に換金し、LINE Payにチャージして普段のお買い物
他にも、決済通貨としてLINK流通を計画しています。またユーザー同士でLINKを送信し合うことも可能です。
出典:LINEが目指すLINEトークンエコノミー -LINE BITMAX
対象店舗でLINKリワードとしてLINKが還元される
『LINK Rewards Program』に参加している会社のサービスを利用すれば、貢献のお礼としてLINKリワードを受け取ることができるのも特徴のひとつです。
簡単にいうと、加盟店のサービスで指定の決済をすればLINKが還元されるというもの。前述した楽天ポイントのようなイメージです。
2022年3月16日〜12月26日の期間では、LINE Payオンライン加盟店でLINK支払いをすれば、10%のLINKリワード還元特典が実施されます。
LINE BITMAX WalletからNFTマーケットがリリースされている
2021年6月から、LINE BITMAX Walletにて個人間でNFTを取引できるサービス『NFTマーケットβ』がリリースされています。
NFTとは代替不可能なトークンと呼ばれるもので、今まで量産可能だったデジタルデータ個別に「所有権」のような価値を組み込めるもの。2021年からNFTブームが起こり、様々な業界でリリースされています。
購入する側は決済時にはLINKを使用します。なおヤフー!もLINEブロックチェーンで発行されたNFTアイテムをヤフオクで取引できるようにすることを発表しています。
仮想通貨LINK(リンク)の最新ニュース
仮想通貨LINKの最新ニュースは以下の4つです。
- LINE Payオンライン加盟店でLINK支払い可能に
- 『ふるさとチョイス』のNFTアートにLINEブロックチェーン採用
- LINKが韓国大手取引所『Bithumb』に上場
- シータネットワークが日本でも利用可能に
LINE Payオンライン加盟店でLINK支払い可能に
2020年2月、LINE Payのオンライン加盟店での支払いにLINKが利用できるようになることが発表されました。
2022年3月16日〜12月26日までの期間で、試験的に行われる予定です。また「LINK支払い」に対して10%の「LINKリワード」還元特典も開始すると発表しています。
出典:LINE Payのオンライン加盟店でLINK支払い可能に -あたらしい経済
『ふるさとチョイス』のNFTアートにLINEブロックチェーン採用
ふるさと納税の総合サイト『ふるさとチョイス』でNFTアートを配布するキャンペーンを実施することが2021年11月24日に発表されました。
このプロジェクトは寄付者がふるさと納税を行い、売上の一部が支援金として事業者や生産者へ届けられるもの。寄付者はプロジェクト参加のお礼に「NFTアート」が入手できます。
出典:「ふるさとチョイス」のNFTアートに「LINEブロックチェーン」採用 -あたらしい経済
LINKが韓国大手取引所『Bithumb』に上場
2021年の8月13日に韓国の仮想通貨取引所『Bithumb』へLINKが上場しました。LINKがLINE運営以外の取引所で扱われるのは、これが初となります。
Bithumbは、日本居住者向けのサービスは提供していませんが、流動性が高くなると期待できるニュースでしょう。
出典:LINEの独自仮想通貨LINK(LN)、傘下以外初となる韓国大手取引所Bithumb上場へ -COINPOST
シータネットワークが日本でも利用可能に
2021年3月9日、動画配信プラットフォームの『Theta Network』が、LINEブロックチェーン上で日本ユーザー向けにコンテンツサービスの提供を開始しました。
MGM、LionsgateやNASAなどのコンテンツが視聴できる「THETA.tv」が、LINEブロックチェーン上のdAppsとして日本ユーザーからもダウンロード可能となりました。
出典:LINEの仮想通貨LINK(LN)、Theta NetworkのdApps活用でトークン取得可能に -COINPOST
仮想通貨LINK(リンク)の現在の価格と過去の高騰事例
LNの価格は、2022年2月12日現在15,712円です。2021年11月までは35,000円前後まで上昇していたLNですが、25日頃から下落し始め、2022現在は半分となっています。
ただしこれはLNの価値が下がったわけでも、ネガティブなニュースがあったわけでもありません。今の仮想通貨全体が下降トレンドに入っており、LNも引っ張られている影響が強いと考えられます。
仮想通貨LINK(リンク)の過去チャートと高騰事例
LNは2018年に海外取引所に上場し、500円〜1,500円前後を推移していました。2020年8月に日本に上場すると価格は3,200円まで上昇、2倍以上に高騰。
その後再び下落し1,000円台をキープしていましたが、2021年1月頃から再び価格は上昇し、さらに同年4月には過去最高値である36,000円まで上昇しています。
5月頃から一旦下落を始め7月には8,000円前後まで落ちていますが、2022年に入ってからもこの価格を下回っていません。
今後どうなる?LINK(リンク)の将来性を予想
LINKの今後を左右する要因には以下の2つがあります。
- 他の取引所に上場できるか
- 決済手段としてシェアを広げられるか
他の取引所に上場できるか
リンクが今後価格上昇するかの大きな要因の1つは、他の取引所の上場できるかでしょう。
現在LINKは日本国内では『LINE BITMAX』、海外では『BIT FRONT』『Bithumb』でしか取り扱っていません。LINE BITMAXとBIT FRONTはLINEグループ運営の取引所のため、傘下以外は1つのみです。
LINEユーザーは国内で約8,400万人、世界で1億8,800万人と言われており※1、ユーザー数は非常に多いです。
※1 2021年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ -Social Media Lab
決済手段としてシェアを広げられるか
LINKは今後決済手段として、オンラインだけでなく実店舗でも広く使われていく予定ですが、現時点では見通しがたっていません。
LINE Payのように対応店舗や使用者が増えれば、LINKの価格も上昇するでしょう。
LINK(リンク)のおすすめの買い時をご紹介
LINK(リンク)の買い時はこのタイミングがおすすめです。
- LINK(リンク)が暴落している時
- LINK(リンク)の最新情報が入った時
- 仮想通貨全体が上昇基調に入った時
LINK(リンク)が安くなっているタイミングは狙い目ですが、それ以外にも上昇するきっかけを作っている時はどんどん購入を検討していきましょう。他にも仮想通貨全体を見ておけば、購入するタイミングがしっかり見えてきます。
ここからは、LINK(リンク)の買い時について詳しく説明します。
LINK(リンク)が暴落している時
LINK(リンク)が暴落しているタイミングは、通常より安く手に入る可能性があります。少しでも安く仮想通貨を手に入れたいと考えているなら、暴落しているタイミングを狙って購入するといいでしょう。
上昇するタイミングがしっかり重なれば、安く購入して高く売れる可能性が高まります。
少しでも安く手に入れたいと考えている人、今後のレート上昇に期待したいと考えている人は、LINK(リンク)が暴落しているタイミングを狙いましょう。
LINK(リンク)の最新情報が入った時
LINK(リンク)は定期的に最新情報が入り、現時点でどのような使い方を検討しているのかわかってきます。
実用化に向けた動きが進んでいくようなら、LINK(リンク)が上昇する可能性は非常に高くなりますので、レートが上昇するタイミングに入ります。
レートが上昇していくタイミングに上手に入れば、後はLINK(リンク)をいいタイミングで売却して一気に利益を出せるようになります。
仮想通貨全体が上昇基調に入った時
仮想通貨全体が上昇しているタイミングでは、LINK(リンク)も上昇するタイミングに入りやすくなります。
もちろんLINK(リンク)だけが下降基調に入ってしまう可能性もありますが、全体的に上昇しているタイミングは逆行しない傾向があります。
特に大手の仮想通貨が上昇しているタイミングは狙いやすくなります。ビットコインやイーサリアムが上昇しているタイミングでは、LINK(リンク)も一緒に上昇している可能性が高くなりますので、購入するタイミングとしては適切でしょう。
LINK(リンク)を購入するメリット・デメリット
ここからはLINK(リンク)を購入するメリットとデメリットについて解説します。
LINK(リンク)について気になっている方は、メリットだけではなくデメリットも踏まえて購入を検討してみてください。
LINK(リンク)を購入するメリット
- セキュリティが高い
- LINEアプリだけで取引ができる
- 将来性がある
LINK(リンク)を取り扱っているLINE BITMAXはセキュリティが最も高いコールドウォレットで保管しているため、安全性に非常に長けています。
これらはオフラインで管理されているので、ハッキングなどの攻撃にもアクセスされにくい特徴を持っています。
LINEアプリの本人データがそのまま「LINE BITMAX」でも反映されるので、取引を始める際の面倒な登録や、専用アプリのインストールも不要です。
LINEは日本だけでなく、インドネシアやタイ、台湾などでもユーザーを抱えています。世界的に利用されているアプリでもあるので、今後流通される可能性もあります。

LINK(リンク)を購入するデメリット
- 使いみちの選択肢が狭い
- LINKを取り扱っている取引所が少ない

LINK(リンク)の購入が向いている人
LINK(リンク)の購入は以下の要因を持つ人に向いています。
- 仮想通貨で利益を出したい人
- 株式感覚で購入したい人
- 急激な上昇で利益を出したい人
LINK(リンク)は仮想通貨で利益を出すために購入するのが一番いいのですが、結構高いレートを抱えている銘柄でもあります。大手企業の株式を購入するような感覚で購入し、利益を出していくことを狙っていく人にもおすすめでしょう。
ここからは、LINK(リンク)の購入が向いている人を詳しく説明します。
仮想通貨で利益を出したい人
LINK(リンク)は仮想通貨で利益を出したい人におすすめです。レートの上昇下降がしっかり出てくるため、FXよりも利益を追求しやすい傾向があります。結構多くの費用はかかりますが、レートの変動値が高い仮想通貨は狙い目となります。
購入した後に急上昇していくようなら、LINK(リンク)を購入したことで多くの利益を得られるようになります。一方でマイナス方向に動く可能性もありますが、仮想通貨で利益を狙うことを考えている人にはおすすめの銘柄です。
株式感覚で購入したい人
LINK(リンク)のレートは株式の高いものと同じくらいの金額で、購入する際に必要な費用もだいたい似たような金額となります。
株式感覚で購入してみたいと考えている人には向いている銘柄で、なかなか動かない株よりこちらを購入したほうがいい場合もあります。
株式よりも勝利できる可能性があるため、利益をすぐに出したいと考えているトレーダーにも向いているでしょう。少しでも多くの利益を出し、より新しい仮想通貨取引を狙っていくなどの対応も可能になっています。
急激な上昇で利益を出したい人
LINK(リンク)はタイミングによって急上昇する可能性があります。上昇しているタイミングで上手に購入すれば、多くの利益を出せるようになります。
場合によっては数百万円程度の利益を狙えるほど、利益を生むタイミングは多数用意されているのです。
急上昇している仮想通貨を保有していれば、一気に価値が上昇し利益も出てきます。
LINK(リンク)が購入できる取引所
LINE BITMAX
- 国内で唯一!LNが売買可能
- LINE上から口座開設や取引ができるの便利
- 1円から取引が可能
LINEグループが運営するLINE BITMAXは、国内で唯一LNを取り扱っている取引所です。
LINE BITMAXはLINEアプリから利用できるので、すでにLINEユーザーならアプリをダウンロードする必要がありません。LINEにログインすれば、すぐに取引を始められます。
レバレッジ取引や取引所形式の取引はありませんが、利便性に特化しておりUIも直感的に操作できるので、初心者におすすめの取引所です。
取扱通貨 | 6種類
|
---|---|
レバレッジ | なし |
販売所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | LINE PAY:110円(税込) 銀行口座:400円(税込) |
出典:LINE BITMAX ※2022年2月現在
よくある質問
まとめ
今回は、LINEグループが発行している仮想通貨「LINK」の特徴や将来性について解説しました。LINEグループはLINE Token Economyの構想を着実に進めています。
今は下降トレンドに入っている仮想通貨ですが、いずれ高騰するタイミングがやってくると予想されます。今の内に先行投資しておくのもおすすめです。
関連記事
- 仮想通貨(暗号資産)レバレッジ取引のやり方!初心者におすすめの取引所
- 将来性が期待できるおすすめ仮想通貨ランキング!今後の展望を解説
- 仮想通貨(暗号資産)の時価総額とは?リアルタイムでの確認方法と最新ランキング
- NEMの今後と将来性を最新ニュースから予想!価格上昇のポイント
- 仮想通貨(暗号資産)のスプレッドとは?狭い・小さいおすすめ取引所
- イーサリムは今後どこまで上がる?過去の推移と将来の見通し予想
- アルトコインおすすめ5選!将来伸びる銘柄の特徴と投資のメリット
- ビットコイン ・暗号資産(仮想通貨)取引所おすすめ6選!比較ランキングも紹介
- リップル(XRP/ripple)今後の見通しを予想!将来性と今後の価格は?
- IOST(アイオーエスティー)の今後を徹底予想!価格上昇する要因5選
- ビットコイン(BTC)の今後を徹底解説!2021年以降の価格推移や見通しは?
- 【初心者向け】仮想通貨(暗号資産)の始め方!ビットコインの購入方法