
現在、IOSTが持つプラットフォームの価値に期待されているのをご存知ですか?「IOSTの今後が気になる」「IOSTはこのあと価格上昇するのだろうか?」とお悩みの方も多いと思います。
そこで今回は、IOSTの今後・価格上昇する要因について解説します。基本情報から紹介するので、IOSTを詳しく知らない人も参考になるでしょう。また、IOSTが購入できるコインチェックについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
IOSTの基本情報と特徴
IOSTには、主に以下3つの特徴があります。
- ブロックチェーンの基盤としての役割
- コンセンサスアルゴリズム『PoB』を使用
- 開発言語が『JavaScript』で参入が容易
通貨名 | アイオーエスティー |
---|---|
通貨単位 | IOST |
時価総額 | ¥111,832,156,051 |
時価総額ランキング | 88位 |
発行上限枚数 | 900億枚 |
現在の値段 | ¥6.19 |
国内で扱える取引所 | コインチェック |
出典:https://coinmarketcap.com/ja/ ※2021年9月時点
特徴①ブロックチェーンの基盤としての役割
IOSTは2021年9月29日現在、時価総額88位の通貨です。順位は高くありませんが、他の仮想通貨とは一線を画するコインと言われており、投資家から注目を集めています。
それはIOSTがdAppsを構築するためのプラットフォームだからです。
dAppsを開発するためには専門のプラットフォームが必要であり、そのプラットフォームがIOSTなのです。簡略化した説明をすれば、ソフトがdAppsでそれを動かすためのハードがIOSTと考えると理解しやすいかもしれません。
つまりブロックチェーンの基盤としての役割を持つプラットフォームで、それが他の仮想通貨と違うと言われている理由です。
特徴②コンセンサスアルゴリズム『PoB』使用
IOSTの2つ目の特徴が、独自方式コンセンサスアルゴリズム『PoB』を使用している点です。
このコンセンサスアルゴリズムが非中央集権のブロックチェーンの特徴で、ビットコインやイーサリアムも同じ仕組みです。この仕組みによりセキュリティの強化や中央集権に依存せず、取引が可能となりました。
しかし分散して承認作業をするため、今度はスケーラビリティの遅延問題が発生するようになりました。つまり、全体の取引量が増えたことにより、処理が追いついていないのです。料金所で渋滞している状態と言えるでしょう。
ビットコイン・イーサリアムなどのプラットフォームはスケーラビリティに現在悩まされています。その要因は電力とサーバーを消費するコンセンサスアルゴリズム『PoW』という方式を採用しているからです。
IOSTはこれらを改善するために、コンセンサスアルゴリズム『PoB』方式を採用しました。『PoB』採用によりスケーラビリティーの問題は改善、手数料は安く送金も早くすることに成功しているのです。
特徴③開発言語が『JavaScript』で参入が容易
IOST3つ目の特徴が、開発言語が『JavaScript』で作れる点です。JavaScriptはプログラムの中でも比較的簡単な開発言語として、知名度が高いです。
「IOSTで簡単なスマートコントラクトの書き方」を紹介しているサイトもあり、多くのプログラマーやシステム開発者が導入しています。
IOSTの現在の価格・過去のチャート
IOSTは1月7日時点で3.54円となっています。昨年9月9日には9円台まで上昇したIOSTですが、その後上昇の流れに乗り切れず、下降トレンドの状況が延々と続いています。10月以降はほぼ上昇していない形で下落が続いています。
10月終わりには5円台に落ち込んだIOSTは、11月に一時的に踏ん張り6円台に復帰しています。しかし、ここから先は下落傾向が延々と続くだけで、11月19日に5円を割り込んでしまいます。この後も下落基調は続きました。
一番大きな下落は12月4日です。ここで4円台から3円台に暴落しています。この原因はビットコインの暴落によるものです。ビットコインが相当安い価格にまで落ち込んだ影響をIOSTも受けてしまい、1円以上の暴落を記録してしまいました。
年末に再び上昇し、4円台を回復したIOSTでしたが、再びビットコインの暴落が発生したことで下落、再び3円台に落ち込んでしまいました。この影響は暫く続く可能性があり、暴落の流れを止められなければ2円台の可能性も視野に入ってきます。
IOSTは暴騰と暴落を繰り返している?
過去のチャートを比較すると、2021年4月頃にも9円台を記録している時期があります。
しかし、その後は一気に暴落傾向に陥り、一時期2円すら下回っているほど暴落しています。現在の3円というのは、IOSTの暴落傾向の最中であり、将来的には更に下落する可能性も秘めています。
一方で、IOSTは再度価値を上昇させる可能性があり、9月頃に記録した9円台を回復できる可能性もあります。
現在のチャートが決して厳しい状況ではなく、今後の仮想通貨市場、そしてIOSTに関連している情報の発表によっては、IOSTが再上昇する可能性もあります。
今後の価格は上がる?IOSTが価格上昇する要因5選
今後IOSTの価格が上昇する要因は、大きく分けて以下の5つがあります。
- IOSTプラットフォーム認知度の向上
- DeFi市場の成長
- IOSTを活用したサービスの誕生
- IOSTのエアドロップ
- 大手取引所への新規上場
1.IOSTプラットフォーム認知度の向上
IOSTはPoB方式を利用しており、ビットコインやイーサリアムのスケーラビリティ問題を改善しています。またセキュリティも高く処理能力に長けており、金融庁登録のホワイトリストにも入っている通貨です。
今後、IOSTの実力が認められれば、価格も上昇するでしょう。
2.DeFi市場の成長
2020年の仮想通貨バブルは『DeFi(分散型金融)』バブルとも言えるでしょう。
2020年にその画期的な技術から一大ブームとなり、関連銘柄の価格は軒並み上昇していきました。IOSTもDeFiに積極的に取り組んでおり、関連銘柄として名を連ねています。
今後DeFiが更に成長し、拡大していくことでIOSTの価値も上昇する可能性は高いです。またIOST基盤のDeFIは処理速度が速く手数料が抑えられるのもメリットでしょう。
現在は、DeFiブームで手数料が押し上げられている状態で、GAS代が高額になることも多いです。また、PoWを採用しているので処理速度が遅いのも原因です。
3.IOSTを活用したサービスの誕生
現在IOSTのプラットフォームを基盤とした様々なサービスが立ち上がっています。ブロックチェーンゲーム『CryptoNinja』は、元々イーサリアム版をリリースしていましたが、GAS代の負担を見直し、IOST版をリリースしています。※1
改ざんのない状態で医療や健康記録の保存ができたり、個人を特定せずに研究目的としてデータを使用したりとブロックチェーン技術を使用することで様々なメリットがあります。
※1:https://kyodonewsprwire.jp/release/201904185563
※2:https://japan.cnet.com/release/30532065/
4.IOSTのエアドロップ
IOSTはエアドロップのタイミングの前に、価格が上昇しています。
2018年7月 | ユーザー1人に100IOST配布 |
---|---|
2019年5月 | 総計で500,000IOST配布 |
2021年2月 | IOST保有者に総通貨量の5%にあたるDONトークン配布 |
2021年9月30日 | 2回目のDONトークン配布 |
過去には上記のようなエアドロップがありましたが、発表の少し前に一時的に価格が上昇しました。特に2021年2月のDONトークン配布時は、約3倍上昇しています。今後もエアドロップの前には価格が上昇するでしょう。
5.大手取引所への新規上場
大手取引所への新規上場、もしくは上場の噂が流れると価格上昇する傾向があります。2021年の4月15日に8.71円まで上昇しましたが大手仮想通貨取引所『コインベース』にIOST上場の噂があり上昇しました。
今後も大手取引所や国内取引所に上場するタイミングの前後は価格上昇する可能性が高いです。
IOST(アイオーエスティー)を買うならコインチェックに登録
仮想通貨の購入には、取引所で口座開設をする必要があります。IOSTが2021年10月現在取引できる取引所はコインチェックのみとなっています。
コインチェック
- ネット証券運営マネックスグループの傘下
- セキュリティのレベルが高い
- 取扱通貨数が17種類
- 取引所手数料が無料
- 2021上半期国内暗号資産アプリダウンロードNO.1※

コインチェックの基本情報
取扱仮想通貨(暗号資産) | 17種類
|
---|---|
レバレッジ | 不可 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 |
|
出金手数料 | 407円(税込) |
IOSTの良い口コミ・評判
- BTCと連動しているから安心
- いつか間違いなく100円まで上昇する。2021年内は30円まで伸びる
- PoBがよくできている。トランザクションはXRPも速いので過小評価されている
- DeFi・NFT・ステーブルの基盤にもなるので優秀
SNSや掲示板などでIOSTの良い口コミを見ると、「今のIOSTの価格は過小評価」であるという意見が多く見られました。
ビットコインやイーサリアムのように送金手数料や送金時間がかからず、XRPよりも速いので送金通貨として優秀です。またDeFiやNFTなどサービスを展開する基盤にもなれるので、今後もっと評価され価格が上昇すると予想されています。
IOSTのポテンシャルと、現在の価格が見合っていないという意見が多いようです。
IOSTのイマイチな口コミ・評判
- XRPの下位互換通貨
- 送金が早くても送金需要がない
- 国内でほとんど上場していないので購入できない
IOSTのいまいちな口コミとしてはXRPの下位互換通貨という意見を目にしました。スケーラビリティはXRPよりも向上しています。
しかし送金としての価値は、XRPがすでに確固たる地位を築いており、プラットフォームの基盤としてはイーサリアムの方が優秀です。結局、何に使用していいのか分からないコインという意見もありました。
もともとは期待値が高かったが、レンジ相場が続いたことで上昇のタイミングを逃したという意見が多いようです。
IOSTを購入するときの注意点
IOSTは比較的安い仮想通貨ではありますが、レートの変動が激しい傾向にあります。定期的に高騰と暴落を繰り返している傾向が見られ、適当に購入すると大きな損失を計上する可能性があります。
購入する際は、現在のレートから上昇する可能性を持っているか、色々な仮想通貨の情報も含めて確認しておくといいでしょう。
もう1つの注意点として、IOSTを購入できる場所が限られている点に気をつけてください。対応している取引所は以下の2つだけとなっています。
- コインチェック
- OKCoinJapan
国内取引所を利用する場合は上記のサイト以外で購入できません。海外の取引所では扱っているケースが多いものの、IOSTは国内の取引所でなかなか扱われていない状況が続いています。
購入する場合は利用できる取引所を確認しておきましょう。
IOSTの買い時はいつがおすすめ?
IOSTは上昇と下降を繰り返している仮想通貨ですが、暴落した後で購入を検討するのが一番いい方法です。IOSTが暴落した後、反発するように再び上昇する傾向が見られます。
近況でも9円近くにまで上昇した実績を持っていますが、その数ヶ月後には2円程度まで価値が暴落しています。仮に2円近くまで落ちたタイミングで購入した場合、6円台まで戻してきたところで大きな利益を得られるようになります。
購入する際は、チャートが下げ傾向であることをしっかり確認すると同時に、今後の反発がどれくらい発生するか、色々な仮想通貨の動向も踏まえてしっかり確認しましょう。
特にビットコインやイーサリアムに反発傾向があれば、IOSTも上昇する可能性があります。
その他、IOSTに関連しているニュースを確認したタイミングなど、IOSTに関連するいい情報が多数掲載されている時は上昇する傾向があります。好意的なニュースが確認されれば、上昇に期待して購入するのもいい方法です。
かなり価値が高い状況なら手を出さず様子見も
IOSTは6円前後を推移している状況も多く続いていますが、6円台というのはIOSTにとって少し高い金額になります。この金額で購入しても7円以上にならないとあまり利益は出てきません。
現時点で高いと判断できる6円付近では様子を見たほうがいい場合もあります。
暴落しているIOSTは2円台まで落ち込むケースも多々見られている他、暴落と高騰を繰り返している、波のようなチャートがよく続いています。
IOSTは今後100円になる?
IOSTは上場した最初のタイミングで14円弱を記録していますが、その後暴落して1円付近を延々と進んでいるような状況が続いていました。最近になって上昇傾向はあるものの、まだまだ100円というラインに到達するには時間がかかります。
高くなるための情報や実際に使えるかどうかなどの判断材料が不足しているのは大きなマイナスです。
仮想通貨が急激に上昇するためには、実用化と期待感というものが重要になります。
IOSTは実用化に向けた動きは進んでいるものの、まだ期待感が弱く、今後の上昇にはあまり期待できないと判断されており、現在は10円すら到達できない状態になっています。
100円以上に到達するのは、より仮想通貨として浸透する状況が生まれなければそう簡単にできないのです。
IOSTが国内取引所で広く流通すればチャンスあり
現時点で課題となっているのは、IOSTを取引できる場所が少ない点にあります。
特に国内取引所では2社だけが対応しており、他の業者は非対応を取り続けています。この状況が変わり、他の取引所で購入できるようになると100円のチャンスは拡大します。
100円以上に到達するためには、広く流通して多くのユーザーが購入したいという思いを持つ必要があります。国内取引所の拡充は多くのユーザーを引きつける要素がありますので、取引所が増えることは価値上昇の可能性を大きく高めてくれます。
よくある質問
まとめ
今回は、価値が数ヶ月で約3倍に跳ね上がったIOSTについて、今後の予想や評判を解説しました。IOSTは他の仮想通貨と違い、様々なサービスを展開できる優秀なプラットフォームです。今以上に魅力が伝われば、価格も上昇していくでしょう。
本記事を参考に、IOSTに投資するかどうかぜひ検討してみてください。
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