
暗号資産取引所『SBI VCトレード』は、国内では取り扱いの珍しいアルトコインをたくさん上場させていることが特徴です。また、各種手数料が無料なので、コストを抑えた取引ができる取引所でもあります。
しかし、「SBI VCトレードに興味があるけど、どんな取引所か分からないから詳しく知りたい」とお考えの方も多いでしょう。そこでこの記事では、SBI VCトレードの7つのメリットと2つのデメリットを解説。
さらに、インターネット上に投稿されているSBI VCトレードの良い口コミとイマイチな口コミも紹介します。
目次
SBI VCトレードの基本情報
- 『SOL』『MATIC』『AVAX』の購入が可能
- アプリ「VCTRADE mobile」が使いやすい
- 各種手数料が無料
『SBI VCトレード』は、SBIグループが運営している国内取引所で、2022年11月時点では14種類の暗号資産を取り扱っています。
また、各種手数料無料で利用できるため、コストを抑えた取引を行えることも魅力と言えるでしょう。
取扱仮想通貨(暗号資産) | 14種類
|
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
出金手数料 | 無料 |
出典:SBI VCトレード
SBI VCトレードの口コミ・評判
SBI VCトレードの良い口コミ・評判
- SBIなので国内CEXの中では一番安全だと思う
- 新機能の「シンプルモード」が使いやすい
- 株主優待でXRPがもらえるのが良い
- 扱ってるアルトコインがまともなのが多い
SBI VCトレードの良い口コミ・評判で多かったのが、SBIグループなので安全性が比較的高いという意見があります。
2022年11月には海外大手取引所のFTXが破綻し、中央集権型取引所の『CEX』利用が不安視されている中、SBI VCトレードなら安心して利用できるという見解も少なくありません。
また、他の取引所より取り扱いのある通貨数は少ないですが、厳選したアルトコインを上場させており、上場銘柄は将来性が期待できるものが多いので良いという意見もあります。
SBI VCトレードのイマイチな口コミ・評判
- メンテナンスが長い
- 取引できる通貨をもっと増やしてほしい
- XRP最優先表示なので間違えやすい
SBI VCトレードのイマイチな口コミ・評判で多かったのがメンテナンスが長いという意見でした。また、メンテナンス時間が延長されることもあり、水曜日は昼休みに利用できないのが残念と不満を持つ方もいます。
そして、取り扱っている通貨は魅力的であるが、もう少し数を増やしてほしいという意見もあります。
SBI VCトレードの7つのメリット
SBI VCトレードには、大きく以下7つのメリットがあります。
- SBIグループ運営の安心感
- リアルタイム入金が可能
- レバレッジ取引が可能
- 手数料が安い
- 少額投資が可能
- 貸暗号資産を提供
- 積立暗号資産を提供
SBIグループ運営の安心感
『SBI VCトレード』最大のメリットは、SBIグループが運営しているという安心感でしょう。SBIグループは多くの金融サービス事業を展開している国内最大級※1のインターネット総合金融サービス事業です。
例えば、フィッシング対策に関しては世界統一の厳格な審査基準で発行されている『EV SSL証明』を採用。また、内部犯行が起こらないようにモニタリング監視がされており、暗号資産はコールドウォレットで保管されています。
また、秘密鍵は1つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てる『マルチシグネチャ』で管理されています。このように、ユーザーが安心安全に取引できる環境を提供していることがSBI VCトレードの特徴です。
※1 公式サイトより
リアルタイム入金が可能
SBI VCトレードでは『クイック入金』に対応しています。クイック入金とは、平日・土日祝に関わらず24時間リアルタイムで即時入金できるサービスのこと。振込手数料も無料なので、今すぐ取引を始めたいという方におすすめです。
入金方法は、「日本円入金メニュー」より金融機関を選択して、入金金額の入力をすれば振込ページに遷移する流れです。手順はとても簡単なので、迷うことなく入金できます。
レバレッジ取引が可能
3つ目のメリットは、レバレッジ取引が可能な点です。
例えば、投資金額が1万円しかない場合は、1万円分の取引しか行うことができません。しかし、レバレッジ取引なら、1万円を証拠金に預けることで2倍となる2万円分で取引を行えます。
このように少額でも大きな利益を生み出せる可能性があることが、レバレッジ取引のメリットです。
手数料が安い
各種手数料が安いこともSBI VCトレードのメリットで、口座開設手数料・口座維持手数料・販売所の取引手数料・レバレッジ取引のロスカット手数料なしで利用できます。
また、暗号資産の出金手数料も無料なので、ウォレットや他の取引所へ気軽に送付できます。
少額投資が可能
SBI VCトレードでは少額投資に対応していることも見逃せません。日本円の最低入金金額は1,000円から可能で、暗号資産の現物最小発注数量は以下の通りです。
銘柄 | 販売所最小発注数量 | 取引所最小発注数量 |
---|---|---|
BTC | 0.0001BTC | 0.000001BTC |
ETH | 0.0001ETH | 0.00001ETH |
XRP | 1XRP | 1XRP |
LTC | 0.0001LTC | 0.0001LTC |
BCH | 0.0001BCH | 0.0001BCH |
DOT | 0.001DOT | 0.001DOT |
2022年11月時点(執筆時点)での1BTCの価格は約232万円なので、販売所なら0.0001BTC=約232円から、取引所なら0.000001=約2円から発注できます。
貸暗号資産を提供
SBI VCトレードではトレード以外で利益を上げる方法として『貸暗号資産』を提供しています。
貸暗号資産は、一般的に『レンディング』と呼ばれるサービスのことで、保有している暗号資産をSBI VCトレードに貸し出すことで、「銘柄・数量・期間」に応じた賃借料を受け取れるサービスです。
利用料は必ず受け取れるので、満期になれば必ず暗号資産の枚数は増えますが、暗号資産の価格が下がっていると損失の可能性があることには注意しましょう。
積立暗号資産を提供
『積立暗号資産』が利用できる点も、SBI VCトレードのメリットでしょう。積立サービスを提供していない取引所で積立投資を行う場合、毎月手動で暗号資産を購入しなければなりません。
また、積立は「決まった額を分散投資するドルコスト平均法」が最も良いとされていますが、手動で行うと感情に左右されてしまうので、投資額を増減させてしまったり、タイミングを変えたりしてしまう可能性もあるでしょう。
なお、SBI VCトレードの積立暗号資産では500円のワンコインからの積立が可能で、日次・週次・月次と自分にあったペースを設定できます。
SBI VCトレードの2つのデメリット
SBI VCトレードには、大きく以下2つのデメリットがあります。
- 取り扱い通貨数が少ない
- 1週間に1度の定期メンテナンスがある
取り扱い通貨数が少ない
1つ目のデメリットは、取り扱い通貨数が他の大手取引所と比べて少ない点です。
SBI VCトレード | 14銘柄 |
Coincheck | 19銘柄 |
DMM Bitcoin | 24銘柄 |
bitFlyer | 17銘柄 |
BITPOINT | 14銘柄 |
※2022年11月時点
ただし、AVAX(アバランチ)やDOGE(ドージコイン)、ポリゴンネットワーク上のネイティブトークンMATICなど、他社では取り扱いの少ない通貨も多いので、アルトコイン投資を考えている方にSBI VCトレードはおすすめです。
1週間に1度の定期メンテナンスがある
SBI VCトレードでは毎週水曜日の午前12時〜午後1時まで定期メンテナンスが行われます。メンテンスは安心安全な取引環境を提供するために必要なものですが、他の取引所と比較して長いことはデメリットです。
また、毎週水曜日の定期メンテナンス以外にも臨時でメンテナンスが行われる可能性があるでしょう。メンテナンス期間中は取引ができないので、24時間取引をしたい方にとっては不向きです。
SBI VCトレードの口座開設の流れ
SBI VCトレードの口座開設は、以下の流れで進めていきます。
- メールアドレス・パスワード登録・電話番号認証をする
- 基本情報を入力する
- 本人確認をして審査完了後に取引開始
1メールアドレス・パスワード登録・電話番号認証をする
はじめにSBI VCトレードの公式サイトにアクセスして「口座開設」ボタンをクリックしましょう。そして、「個人のお客様」または「法人のお客様」を選択後に、メールアドレスを入力して「登録」ボタンをクリックします。
「登録」ボタンをクリックしたら、入力したメールアドレス宛にメールが届くので、メール内に記載されたURLをクリックしましょう。そして、パスワード設定画面から「登録」ボタンをクリックします。
以上で仮登録が完了したので電話番号認証を行います。なお、認証方法は「SMS認証」または「電話番号認証」から選択可能で、スマホの方はSMS認証、固定電話の方は電話認証を使用するのがおすすめです。
その後、選択した方法で確認コードが届くので、確認コードを入力して「認証する」ボタンをクリックしましょう。
2基本情報を入力する
次に「基本情報入力」を行います。はじめに「氏名」「フリガナ」「生年月日」「性別」「現住所」を入力して、「次の画面へ」をクリックしてください。
次に「確認事項」へチェックをいれて、「職業」「年収」「金融資産」「投資経験」「投資主要目的」「開設のきっかけ」を入力します。その後、「次の画面へ」ボタンをクリックする流れです。
最後に「出金口座情報」を入力して「次へ」をクリックしましょう。
以上で基本情報の入力は完了です。
3本人確認をして審査完了後に取引開始
最後に本人確認を行いますが、本人確認の方法には「スマホでかんたん本人確認」と「画像アップロードによる本人確認」の2種類があります。
スマホでかんたん本人確認の場合
「スマホでかんたん本人確認」はスピーディーな口座開設が可能で、郵便物の受け取りも不要なのでおすすめです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
「スマホでかんたん本人確認」を行う方は、上記の本人確認書類と顔写真の撮影をスマートフォンで撮影すれば完了です。その後、SBI VCトレードにて審査が開始されて、審査結果が登録メール宛に送付されれば取引を行えます。
画像アップロードによる本人確認の場合
「画像アップロードによる本人確認」を行う方は、下記の本人確認書類から2点(もしくは本人確認書類から1点と補完書類から1点の計2点)を提出しましょう。
画像アップロード後に審査が開始されて、審査結果が簡易書留で郵送されます。そして、記入されている「本人確認コード」を入力すれば取引を開始することが可能です。
まとめ
今回の記事は、SBI VCトレードのメリット・デメリットと良い口コミ・悪い口コミを紹介しました。
取り扱い通貨数は少ないという点はイマイチな点として挙げられますが、需要が高く珍しいアルトコインを取り扱っており、貸暗号資産や積立暗号資産などサービスも充実しています。
また、SBIグループが運営しているため、セキュリティが強固で安心感が高いことは魅力的でしょう。そのため、便利で使いやすい仮想通貨取引所を探している人は口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。