個人の資金調達方法|公的制度・カードローン

新規事業の立ち上げ時や資金繰りに困ったときなど、個人でも資金調達する機会があります。しかし「銀行って融資してくれるのかな?」「金利が安い融資方法は?」と、適切な資金調達方法がわからず困っている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は個人で資金調達をする方法を、開業時と開業後のケース別に紹介します。国や地方自治体などの公的機関から融資を受けられる方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

資金繰りに困った時に利用できるおすすめカードローンもピックアップしていますよ。

【開業時】個人で資金調達をする方法

開業時に個人で資金調達をする方法は以下の3つです。

開業時に個人で資金調達をする方法
  1. 地域創造的起業補助金を活用する
  2. 日本政策金融公庫を活用する
  3. 自治体の制度融資

1.地域創造的起業補助金を活用する

地域創造的起業補助金の活用イメージ

「地域創造的起業補助金」とは、起業・開業を考えている人が申請できる補助金のことです。基本的に返済不要で高額なものが多い特徴があります。

起業前・起業後のどちらでも申し込める場合が多く、例えば東京都中小企業振興社の「創業助成金」は受給可能な可能性も高いです。

 都道府県や市区町村単位でも、独自の補助金を設けている場合があるので、お住まいの市区町村の役所などに問い合わせてみるとよいでしょう。

ただし、「申し込み期間があること」「補助金の場合は受給できない可能性があること」「すぐにお金が受け取れない」などのデメリットがあります。

補助金の採択率は15%程度であり、収益が上がった場合は補助金額を上限として返済の必要があるることも注意が必要です。

地域創造的起業補助金は魅力的な制度ですが、メリットとデメリットを考え併せて、利用するかどうかを検討してみましょう。

2.日本政策金融公庫を利用する

日本政策金融公庫とは、日本政府が出資をしている金融機関です。主に、個人事業主と中小企業に向けた融資をおこなっています。

金利が低く設定されていることが特徴で、返済期間は5年以上を下限としているので、1回の返済額が少なくなりやすいというメリットがあります。

 融資の種類によって、担保や保証人が不要のものもあります。

デメリットとしては、融資を受けるまでの審査が厳しいことが挙げられ、返済能力の説明のために多くの資料を用意する必要があります。融資までの時間がかかるという点も、すぐに資金が必要な人にはデメリットでしょう。

ただし審査が厳しいということは、事業計画をきちんとしたものにし、事業開業・継続の見通しがあるかどうか吟味する機会があることを意味しています。

審査の厳しさも自分の事業計画を見つめ直し、向こう見ずな開業を防ぐ機会だと考えれば、メリットとして捉えることもできるでしょう。

3.自治体の制度融資

自治体の制度融資のイメージ

各自治体では融資制度が設けられていることが多いので、自分の住んでいる自治体の制度融資について調べてみる価値があるでしょう。

制度融資は、信用保証協会が民間金融機関の貸付に付ける仕組みで、行政が利息や保証料を一部負担してくれるというメリットがあります。

 行政窓口へ行き、制度融資に関して問い合わせてみましょう。

創業前の申し込みができ、借入金額によっては無担保・第三者保証不要というメリットがある反面、申し込みから融資までの時間がかかることがデメリットです。

行政による保証料の負担も生じるので、メリット・デメリットを総合して検討したうえで、行政に相談してみることをおすすめします。

個人信用協会では相談業務・創業スクールが開催されていることがあるので、積極的に活用してみましょう。

【開業後】個人で資金調達をする方法

開業してやる気のある男性

事業を開業した後に個人で資金調達をする必要が生じることがあります。そのような場合は、以下の4つの方法の活用を検討してみましょう。

開業後に個人で資金調達をする方法
  1. 金融機関・日本政策金融公庫からの資金借入
  2. クラウドファンディング
  3. 個人に対する補助金の活用
  4. カードローンを利用する

1.金融機関・日本政策金融公庫からの資金借入

金融機関や日本政策金融公庫から資金を借り入れる方法は、信頼性の高く、特に日本政策金融公庫は制度融資に比べて審査が早いです。

金融機関からの借入を受ける場合は、大手銀行の場合、信用の問題から開業直後の会社には融資をおこなってくれないという注意点があります。

 開業直後でも、地方銀行であれば融資をおこなってくれる可能性もあります。

また、日本政策金融公庫は個人事業主に対しても融資をおこなっており、借り入れる場合は直近2期分の申告決算書の提出が必要です。

設備資金を借り入れる場合には見積書、最初の借入では創業計画書と企業概要書が必要な点にも、留意しておくとトラブルを防げます。

資金調達までの時間を逆算して申し込むことで、計画的に融資を受けられます。

2.クラウドファンディング

インターネットでのクラウドファンディングのイメージ

クラウドファンディングとは、インターネット上で多数の人々に資金提供を呼びかける方法です。この方法では、開業者の趣旨に賛同した人々から資金を受け取ります

クラウドファンディングには、資金提供者が金銭的メリットを得られる投資型のものと、寄付をつのる寄付型のもの、金銭以外のものを受け取れる非投資型があります。

 幅広い人々から資金提供を受けられる点がメリットです。

投資型の場合は資金提供者にリターンをする必要がありますが、非投資型の場合はリターンが金銭的なものに限定されていないので、利益が出ていなくても還元できます。

寄付型では金銭やサービスなどでリターンをする必要がないというメリットがある反面、資金提供者が集まりにくいというデメリットがあります。

クラウドファンディングは自社サイトだけではなく、専用のクラウドファンディングサイトがあるので、そちらの活用を検討しても良いでしょう。

3.個人に対する補助金の活用

補助金を受け取って事業を成長させるイメージ

個人に対する補助金には、主に以下の3種類があります。

小規模事業者持続化補助金 個人事業主(商工業従事者)が申請できる補助金。

商工会議所などの助言で事業計画を作成・実行する場合、上限50万円で費用の2/3が補助される。

ものづくり補助金 「革新的な製品・サービス開発」や「生産プロセスなどの改善」に必要な設備投資費用への補助金。

金額は100~1,000万円。

IT導入補助金 ITツールの導入に関して受けられる補助金。

補助金の最高額は450万円。

政府や自治体などではこれらのように個人事業主に向けた補助金が出ており、申請内容や申し込み条件が厳しいことが特徴となっています。

 返済義務がないことが特徴ではありますが、高い利益が出た場合は返済の必要が出てくることがあるので注意しましょう。

採択率は補助金によって異なっていますが、同じ補助金でも何回かに分けて募集していることもありますので、申し込みのチャンスは何度もあります。

回によって採択率が変化し、年に何回か応募を受け付けている場合は、最初期のほうが採択率が高い傾向にあります。

申し込みのチャンスが豊富!事業内容に応じた補助金申請も検討してみましょう。

4.カードローンを利用する

カードローン利用時のイメージ

カードローンは、すぐに融資が受けられるという特徴があるので、急な出費にも対応できます。個人融資向けカードローンの使徒は自由ではあるので、事業継続資金や生活資金に充てることなども可能です。

 初回利用時は、利息がなしになるサービスを展開しているカードローンもあります。

利息を抑えて借入をしたい場合に検討できる方法ですが、信頼性の面などで気になるカードローン会社もあります。どのカードローン会社にしようか迷ったら、大手消費者金融に決めるのもよい手段です。

カードローン会社を利用するときは、金融機関や補助金などと比較して「本当に利用する必要があるか」をよく吟味するようにしましょう。

資金調達に役立つカードローン5選

個人の資金調達の方法として挙げられるカードローンですが、早急な融資が受けられるというメリットと返済義務が生じるというデメリットがあります。

ここでは5つのカードローンをおすすめしますが、メリットとデメリットを勘案したうえで、利用を検討しましょう。

プロミス

プロミス

特徴
  • 公式アプリでVポイントが貯められる
  • スピード審査の自営者カードローンあり
  • 借入・返済がWeb上でも可能

「プロミス」は、WEB完結で申し込めるフリーキャッシングやアプリローンの他に「おまとめローン」「自営者カードローン」「目的ローン」「レディースキャッシング」など、商品が豊富なカードローンです。

 特に「自営者カードローン」は300万円までの融資が受けられ、スピード審査で当日利用も可能なので有効活用できるでしょう。

また、プロミスアプリを利用すれば、アプリ利用や毎月の返済でVポイントが貯めらるのもメリットのひとつ。お買物や景品交換に使えるので、お得に利用できるでしょう。

女性専用のコールセンターもあるので、カードローンの利用が初めてで不安な女性にもおすすめですよ。
金利(実質年率) 4.50%〜17.80%
利用限度額 500万円
審査期間 最短30分
融資までの期間 最短30分
借入方法
  • インターネット
  • 電話
  • 店頭窓口
  • プロミスATM
  • 提携ATM
返済方法
  • インターネット
  • 口座振替
  • 店頭窓口
  • プロミスATM
  • コンビニ(マルチメディア端末)
WEB完結・カードレス融資 可能
申込条件 18歳〜69歳

※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。

出典:公式サイト

アコム

アコム

特徴
  • 個人事業主向けに「ビジネスサポートカードローン」あり
  • 24時間365日の借り入れができる
  • 簡単な質問に答えるだけの3秒診断がある

※18,19歳の方は契約に至りづらい可能性があります。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願い致します。

「アコム」は、個人事業主向けに「ビジネスサポートカードローン」が用意されているカードローンです。最高300万円の融資をうけられます。

通常の「カードローン・キャッシング」では、年収や他社での借入状況を入力するだけで融資可能かどうかを診断する「3秒診断」があるので、すぐに融資可能か判断できるのも便利でしょう。

 アコム公式スマホアプリ「MyAC」は、利用状況の確認や、返済日をプッシュ通知してくれるなど、使い勝手がよいです。

WEB申し込みなら申し込みから審査・融資までが最短で30分と、非常にスピーディなのもメリット。カードレスを選択すれば、自宅に郵送物も届きません。

初めてカードローンを利用する際に使い勝手の良さを求める場合に、候補に挙げられるカードローンです。
金利(実質年率) 3.00%〜18.00%
利用限度額 800万円
審査期間 最短30分
融資までの期間 最短即日
借入方法
  • アコムATM
  • 提携ATM
  • 店頭窓口
  • 振込
返済方法
  • アコムATM
  • 提携ATM
  • 店頭窓口
  • 振込
  • 口座振替
  • インターネット
WEB完結・カードレス融資 可能
申込条件 20歳〜69歳

※18,19歳の方は契約に至りづらい可能性があります。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願い致します。

出典:公式サイト

アイフル

アイフル

特徴
  • ATMの数が全国に70,000台
  • 原則として勤務先・自宅に電話連絡なし
  • 事業者用のローンの利用なら最大1億円融資可能

「アイフル」は、事業者用のローンである「無担保ローン(個人プラン/法人プラン)」「不動産担保ローン(個人プラン/法人プラン)」が用意されているカードローンです。

不動産担保ローンなら最大1億円まで融資が可能となっています。

 通常のキャッシングローンでは、申し込み時に原則として自宅や勤務先に連絡しないと明記されているのも特徴のひとつです。※1

振込までの期間は最短10秒※2なのですぐに融資を受けられるほか、返済方法もATM・スマホアプリなど多様なため、ライフスタイルに応じた利用が可能です。

振込期間が短いことが特徴のカードローンのひとつなので、即日融資を求める場合の候補に挙がります。
金利(実質年率) 3.00%~18.00%
利用限度額 800万円
審査期間 最短25分
融資までの期間 最短即日
借入方法
  • 提携ATM
  • 振込
  • スマホアプリ
  • アイフルATM
返済方法
  • 提携ATM
  • 振込
  • スマホアプリ
  • アイフルATM
WEB完結・カードレス融資 可能
申込条件 20歳〜69歳

※1 よくあるご質問より
※2 金融機関により、振込可能時間が異なります。詳細はご利用の金融機関の接続時間をご確認ください。アクセスの集中により、着金までに時間を要する場合がございます。(月初・月末・連休明けなど)
出典:公式サイト

三菱UFJ銀行 バンクイック ※事業性資金を除く

バンクイック

特徴
  • 契約時は保証人や担保が不要
  • 毎月の最低返済額は1,000円から
  • 三菱UFJ銀行の普通預金口座がなくても申し込める

「三菱UFJ銀行 バンクイック」は、三菱UFJ銀行の普通預金口座がなくても申し込める銀行カードローンです。銀行カードローンのメリットである金利の安さが魅力になります。

 10万円から500万円までの融資が可能で、インターネットなら24時間いつでも申込可能です。

毎月の最小返済額は1,000円で、返済日は「35日ごとの返済」か「希望の指定日を選んで返済」かを選べます。自分の生活に合った返済プランを組みやすいでしょう。

返済期日をお知らせするEメールサービスを利用すれば、返済日を忘れる心配もありませんね。
金利(実質年率) 1.80%〜14.60%
利用限度額 500万円
審査期間 最短翌営業日
融資までの期間 最短翌営業日
借入方法
  • 三菱UFJ銀行ATM
  • 提携コンビニATM
  • 口座振込
返済方法
  • 三菱UFJ銀行ATM
  • 提携コンビニATM
  • 口座引き落とし
  • 口座振込
WEB完結・カードレス融資 可能(申し込みまで)
申込条件 満20歳~65歳未満

出典:公式サイト

レイクALSA

レイクALSA

特徴
  • 5万円まで180日間利息なし
  • 審査結果が15秒で判明
  • 個人事業主向に「アルサ de ビジネス」が利用可能

「レイクALSA」は、初回利用時は60日間無利息(Web申し込み限定)か、お借入れ額のうち5万円までを180日無利息かを選べるカードローンです。

審査結果は8時10分〜21時50分(通常時間帯)の間の申し込みであれば最短15秒で判明するので、審査の待ち時間が長くて不安になることがありません。

 レイクALSA公式アプリ「e-アルサ」を使えば、カードレスで手軽に融資を受けられます。

個人事業主向けには最高500万円の融資が受けられる「アルサ de ビジネス」が利用可能です。その他、「生活応援ローン」や「被災地応援ローン」など、オリジナルのローン商品も利用できます。

融資までの期間は最短60分!働く女性のための専用ダイヤルもありますよ。
金利(実質年率) 4.50%〜18.00%
利用限度額 500万円
審査期間 最短60分
融資までの期間 最短60分
借入方法
  • 提携ATM
  • インターネット
  • スマホアプリ
  • 新生銀行カードローンATM
返済方法
  • 提携ATM
  • インターネット
  • 振込
  • 自動引落し
  • 新生銀行カードローンATM
WEB完結・カードレス融資 可能
申込条件 20歳〜70歳

出典:公式サイト

よくある質問

カードローンを申し込みたいけど、どれを選ぼう?

本記事では5つのカードローンについてピックアップしました。その中でも金利が低いのが「三菱UFJ銀行 バンクイック」です。

カードローンから借り入れる場合は返済が楽になるように、なるべく低金利のカードローンの利用を検討してみましょう。

個人事業主で、資金調達をすることは可能ですか?

信用金庫や日本政策金融公庫の利用などで、個人事業主も資金調達が可能です。

最短で資金調達をしたい場合は消費者金融の利用もおすすめできますが、利息が高いのがデメリットです。

自治体の制度融資とは何ですか?

制度融資とは、信用保証協会が民間の金融機関に貸し付けることです。行政による利息や保証料の一部負担が受けられます。

無担保・第三者保証が不要な一方で、融資までに時間がかかるというデメリットがあります。融資を受ける方法のひとつとして検討してみましょう。

クラウドファンディングのメリットは何ですか?

クラウドファンディングのメリットは多数の人々に資金提供を呼びかけられるので、幅広い人々から資金提供を受けられる点です。

また、投資型のクラウドファンディングでは、利益が出ていなくても還元できること・寄付型では金銭やサービスで還元する必要がないことがメリットです。

地域創造的起業補助金とは?

地域創造的起業補助金は、起業や開業を考えている人が申請できるもので、返済不要で補助金が高額という特徴があります。

すぐに補助金を受けられないというデメリットはありますが、起業前・後のどちらでも申し込める場合が多いです。

日本政策金融公庫でお金を借りるメリット・デメリットは?

日本政策金融公庫でお金を借りるメリットは、1回の返済額が少ないという点にあります。返済期間も5年以上なので、長いです。

デメリットとして挙げられるのは、融資を受けるまでの審査が厳しいことにあります。

貸金業法とは何ですか?

貸金業法とは、消費者金融業者などの貸金融業やそこからの借入について定めている法律です。消費者金融はこの法律に基づいて業務をしなければなりません。

ローンの利息の上限や、利用者がどれだけのお金を借りられるかの上限も定めています。

出典:貸金業法

まとめ

今回は、個人が資金調達をする方法についてご紹介しました。資金調達の方法は非常に多く、それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。

自分が開業する事業に合った資金調達方法は何かを吟味し、融資なら返済が可能か、補助金なら申請して認可・支払いがされるまでの期間の長さは問題ないかなど、総合的に考慮して決めるのがおすすめです。

本記事で紹介した資金調達の方法を総合して検討して、自分に最適な方法をみつけましょう。

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