投資信託は初心者でも安心?ファンドの選び方やおすすめネット証券3選!

「投資信託を始めてみたいけど、どうしたら良いかわからない」「NISAが良いって聞くけど、実際にはどういうものなの?」このような悩みをお持ちの方はいませんか?

投資信託と聞くと、なんだか難しいイメージがあり、初心者にはハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし投資信託は初心者にこそおすすめの投資方法です。少額から始められ、運用は専門家が代わりに行ってくれるので、難しい知識や経験がなくてもできるからです。

そこで今回は、初心者向けの投資信託に関して、以下の項目を解説していきます。

この記事でわかること
  • 基本情報
  • 投資信託のメリット
  • 【本がおすすめ】投資信託の勉強方法
  • 初心者におすすめのネット証券
  • 投資信託の3つの注意点

これから投資信託を始めたい方はぜひ参考にしてみてください。

【基本情報】投資信託とは?

お金を持つ男性の手の画像

投資信託とは?

投資信託:投資を希望している人からお金を集めて、専門家が株式や債権などに投資していく方法

利用者は投資するだけで完了する方法となっており、投資について理解できない人でも簡単に利用できる方法として期待されています。

 投資信託は専門家が投資方法について対応することになりますので、利用者が投資先を決めるなどの手順は必要ありません。

投資先については、現時点で利益が出ると判断されているところを中心にして選ばれるケースが多くなっており、状況によっては複数の投資先を選びます。

利益をしっかり出すために投資していく方法となりますので、専門家がしっかりやってくれれば投資に成功し、利益がしっかり返ってくるようになります。

投資信託のリスク

投資信託は失敗するケースが少ないと言われていますが、投資に失敗して元本より減ってしまうケースがあるので気をつけたほうがいいでしょう。

投資信託は基本的にユーザーが資金を提供し、専門家に投資先を委ねて最終的な損益を出してもらう方針となります。

専門家に掛かる負担はそれなりに大きくなっていますが、専門の知識を持って利益を出すことを最優先に行動しているため、失敗するリスクは比較的少なくなっています。

 何も知らないとしているユーザーが投資をするよりも、専門家に投資してもらったほうが圧倒的に成功率が高いのは間違いないでしょう。

投資信託は証券会社が提供している他、銀行などもサービスを提供しており、比較的見る機会は多くなっていると言えます。

どの投資信託を利用するかによって投資先も変わってきますし、利益も変化していくことを考えて、利用するかどうかを決めていく必要があるでしょう。

投資信託を複数利用しても構いませんが、投資先に失敗すると大きな損失が計上されるため、まずは1つだけ業者を選定して投資しましょう。

投資信託は資金を多く提供したほうが利益を多く受け取れるようになる

3. 取引のルールを決めていない

投資信託については、業者側に多くの費用を提供しているユーザーに対して、利益を分配するような方法が採用されています。

利益を分配される割合を増やしたいと考えているなら、先に投資する金額を増やしていくなどの対応をしなければなりません。

 投資金額が少ないと判断されているユーザーには、利益の分配割合が減少するようになります。

少額しか投資していないものより、多額の投資をしている方が圧倒的に有利なのは間違いありません。

投資を少しでも増やしたいと思っている人は、なるべく多くの投資を実施して投資信託から分配される利益を増やすといいでしょう。

利益も多く分配されますが、損失についても割合に応じて分配されるため気をつける必要があります。

【基本情報】投資信託と株の違いは?

銀行とお金

投資信託と株の違いは以下の通りです。

投資信託と株の違い
  • 投資信託は株以外にも投資できる
  • 投資を専門家に委託できる
  • 投資する期限が決められている

株式は個人で取引しなければなりませんが、投資信託は基本的に専門家に任せられる違いがあります。

また、投資信託はある程度の期限が決められているものの、株式は個人が望むラインまで利益を出すことを優先するため、期限が決められていないと判断される部分もあります。

投資の方法や利益の出し方などに違いがあります。

ここからは、投資信託と株の違いについて詳しく説明します。

投資信託は株以外にも投資できる

投資信託は株式も投資対象に入っていますが、株式以外にも投資対象にできるようにしています。

対象とされているものは基本的に以下の投資先となります。

投資信託の投資先
  • 株式
  • 債権
  • デリバティブ

株の場合は株以外に取引できるサービスが用意されていないものの、投資信託の場合は債権なども対象として取引できるようにしています。

多種多様な取引を狙えるという点では投資信託のほうが有利に働きますが、1つのサービスだけを狙いたいと思っている場合は株式のほうが使いやすいでしょう。

どちらを狙っていくのかしっかりと考えていくことが重要であり、自分に向いている投資先を狙って取引していきましょう。

投資を専門家に委託できる

GENO

株式の取引は個人で行う必要があるため、専門家に相談できても最後の手続きは自分が決定することとなります。

一方で投資信託の場合は専門家にすべて委託できるようにしていますので、委託して成功すれば簡単に利益を出せるようになっています。

 投資の利益は分配によって提供されますが、分配される金額が多ければ多いほど有利になるのは間違いありません。

個人で株式を調査していくのは相当難しいところでもあるため、株は取引が大変です。

投資信託に切り替えておくことにより、簡単に取引できる環境が整備されることになり、任せているだけですぐに取引が完了します。

投資信託のメリットは手軽さであり、自分が思っていた以上に取引を簡略化できる可能性があります。

投資する期限が決められている

投資する期限ですが、株式には用意されていません。

株式は利益を出すために、いつまでも株を保有して利益を出していくことが必要になるため、個人で保有し続けている間は無制限に取引できます。

 株式を保有していることによって、株式優待などを受けられるようになるのもメリットであり、保有している期限が長いほうが有利になります。

一方で投資信託というのは、投資する期限が設定されており、期限までに利益を出すように求められています。

投資の期限までに利益を出せない場合は、損失を出した状態でも返金させるような方針を取らなければなりません。

投資に成功するか失敗するかは、専門家の腕にかかっているところがあります。

【基本情報】投資信託の分類と種類

投資に関する情報量が多い

投資信託はあらゆるものを総合して呼ぶ方法であり、実際にはいくつかに分類されています。

分類されているものによって、明らかな違いが生じるようになりますので、分類されている内容についてはしっかり理解し、投資の方法が変化していることも知ったほうがいいでしょう。

中身を知ることは投資信託を知ることに繋がります。

投資信託の分類

実際に分類されている投資信託として、何を組み込むかによって分かれている要素があります。

代表的な投資信託の分類
  • 公社債投資信託:株式を一切利用しない方法で、代表的な手法としてMRFが用意されている
  • 株式投資信託:株式を中心として投資を実施していく方法で、株式単体で実施している投資信託だけではなく、債券を採用しているものも用意されている

公社債投資信託は国債や社債など、短期取引をベースとしたものを組み込むことによって投資信託を実現しているものであり、比較的多くの取引で用いられています。

 公社債投資信託は実施している業者が比較的多くなっています。国債や社債などを活用することでしっかりと利益を出せるようにしています。

一方で株式投資信託の場合、株式のみで実施されているものとそうではないものを知らなければなりません。

株式のみで実施されているものと株式と債券を組み合わせているもの、更には他の投資信託に投資しているものまで様々な方法が用意されている手法でもあります。

投資信託の代表的な種類

投資信託の代表的な種類として、以下の名称はよく聞かれるものです。

代表的な投資信託の種類
  • MMF:外貨建てと呼ばれる投資信託の代表的なもので、FXのように外貨を利用していくことで投資の利益を得る方法
  • MRF:公社債投資信託を指す
  • ETF:株式指数などに連動している投資信託として用いられる

3つの方法は代表的な手法として利用されており、投資信託でも有効に運用されている部分があります。

 投資信託を知る上では欠かせない言葉ではありますが、投資の対象として何を利用しているかによって違いがあるため、しっかりと情報を調べて投資先を決める必要があるでしょう。

リスクを回避するためには複数の投資信託を利用するなどの方法を取り、分散した投資を成功させていく必要があります。

どの方法にもリスクは存在しています。

【初心者向け】投資信託運用がおすすめのネット証券3選

初心者にはより手軽に投資信託ができるネット証券がおすすめです。

中でもおすすめのネット証券を3つピックアップしました。これから投資信託を始める際の参考にしてくださいね。

SBI証券

SBI証券

SBI証券のおすすめポイント
  • 申し込みは最短5分で完了!スタートのハードルが低い!
  • 手数料が格安!
  • Tポイント等が貯まる!

SBI証券は、国内株式個人取引シェアNo.1のネット証券です。手数料が格安なので、初心者でも安心して取引ができます。

 口座の開設は最短5分で完了します。口座開設のハードルが低いのもSBI証券の特徴です。

投資すると金額に応じてTポイント等がたまり、さらにたまったポイントは1ポイント=1円として投資に使えるので、無駄がありません。

口座開設数 約550万口座
主な取扱商品
  • 国内株式
  • 外国株式
  • 投資信託
  • 債券
  • FX
  • 先物オプション
  • CFD
  • 金・銀・プラチナ
  • NISA
  • iDeCo
国内株式現物取引手数料 【スタンダードプラン】の場合

  • 5万円まで:55円(税込)
  • 10万円まで:99円(税込)
  • 20万円まで:115円(税込)
  • 50万円まで:275円(税込)
  • 100万円まで:535円(税込)
  • 150万円まで:640円(税込)
  • 3,000万円まで:1,013円(税込)
  • 3,000万円超:1,070円(税込)
国内株式信用取引手数料 【スタンダードプラン】の場合

  • 10万円まで:99円(税込)
  • 20万円まで:148円(税込)
  • 50万円まで:198円(税込)
  • 50万円超:385円(税込)
米国株取扱数 約4,008銘柄
投資信託本数 2,680本
ポイント投資 可能(Tポイント)
取引ツール(PC) HYPER SBI
取引ツール(スマホ・タブレット)
  • 「SBI証券 株」アプリ
  • かんたん積立 アプリ
  • HYPER FXアプリ
  • HYPER 先物・オプションアプリ
  • 取引所CFD アプリ -くりっく株365
NISA 対応
iDeCo 対応

 楽天証券

楽天証券のおすすめポイント
  • 取り扱い銘柄が業界最大級!
  • 楽天ポイントで投資が可能
  • トータルリターン通知サービスで自分の今の損益がひと目で分かる!

楽天会員なら、楽天証券がおすすめです。毎月500円以上の投資をすれば、楽天ポイントがプラス1倍になり、楽天市場などをよりお得に利用できます。

楽天ポイントコースにマネーブリッジを設定し、当月3万円以上投資信託商品にポイント投資で+0.5倍、さらに当月3万円以上米国株式円貨決済で+0.5倍で合計プラス1倍となります。

投資をすると1%のポイントがたまります。たまった楽天ポイントは投資にも利用可能ですよ。

まずは手軽にポイント投資から始められるので、楽天ユーザーで投資を始めてみたいという方に特におすすめです。

口座開設数 約800万口座
主な取扱商品
  • 国内株式
  • 外国株式
  • 投資信託
  • NISA
  • iDeCo
  • 債権
  • バイナリーオプション
  • CFD
  • 楽ラップ
  • クラウドファンディング(提携サービス)
現物取引手数料 【超割コース】の場合

  • 5万円まで:55円(税込)
  • 10万円まで:99円(税込)
  • 20万円まで:115円(税込)
  • 50万円まで:275円(税込)
  • 100万円まで:535円(税込)
  • 150万円まで:640円(税込)
  • 3,000万円まで:1,013円(税込)
  • 3,000万円超:1,070円(税込)
信用取引手数料 【超割コース】の場合

  • 10万円まで:99円(税込)
  • 20万円まで:148円(税込)
  • 50万円まで:198円(税込)
  • 50万円超:385円(税込)
米国株取扱数 約3,635銘柄
投資信託本数 2,703本
ポイント投資 可能(楽天ポイント)
取引ツール(PC) マーケットスピード
取引ツール(スマホ・タブレット) iSPEED
NISA 対応
iDeCo 対応

LINE証券

LINE証券のおすすめポイント
  • どの銘柄でも購入手数料が0円!
  • 無料でつみたてシュミレーションを確認できる!
  • LINEポイントが貯まる!

日本で多くの人が使用しているSNSアプリ「LINE」が提供するネット証券です。

100円というかなりの少額から投資ができるので、特に若年層から熱い支持を集めています。取引画面はスマホで手軽に操作でき、初心者でもわかりやすいと評判です。

LINEポイント、LINE Payに対応しています。使っている方も多いのではないでしょうか?
口座開設数
主な取扱商品
  • 国内株式
  • 投資信託
  • ETF・REIT
  • 信用取引
国内株式現物取引手数料 【売り付けの場合】※買い付けは全て0円

  • 5万円まで:99円(税込)
  • 10万円まで:176円(税込)
  • 20万円まで:198円(税込)
  • 50万円まで:484円(税込)
  • 100万円まで:869円(税込)
  • 150万円まで:1,056円(税込)
  • 3,000万円まで:1,661円(税込)
  • 3,000万円超まで:1,771円(税込)
国内株式信用取引手数料 0円
米国株取扱数 取り扱いなし
投資信託本数 30本
ポイント投資 可能(LINEポイント)
取引ツール(PC) なし
取引ツール(スマホ・タブレット) LINEアプリ
NISA 非対応
iDeCo 非対応

初心者でもできる!投資信託の4つのメリット

お金

投資信託は、初心者が投資を始めるのに最適です。通常、株式投資をする場合には深い知識や経験がないと失敗してしまい、初心者が行うにはリスクが大きすぎます。

しかし、投資信託は分散投資で少額から投資でき、運用は専門家が行うため、安全性が高いのが特徴です。

また、NISAやiDeCoなどの制度を利用して投資信託をすれば、節税にもなります。特にNISAで行う場合は、一定の金額範囲内であれば、課税されません

投資信託の4つのメリット
  • 少額から投資できる
  • 分散投資ができる
  • 運用は専門家におまかせ
  • NISAやiDeCoの制度を活用すると節税になる

それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

少額から投資できる

通常、株式投資をする場合にはある程度まとまった金額が必要になります。

 投資信託は、複数の投資家からお金を集めてひとつの大きなお金にして投資を行うので、投資家が出すお金は少額で済むのが特徴です。

このため、まずは投資を初めてみたいという投資初心者にぴったりの金融商品と言えます。始められる金額は投資信託によって違いますが、5,000円〜1万円程度のものが多いです。

分散投資ができる

通常の株式投資では、1つの商品を購入する場合には1つの銘柄しか選べません。資産を分散して投資をしようとすると、複数の商品を都度購入する必要があります。

ですが投資信託の場合、1つの商品が複数の銘柄の組み合わせでできているので、手軽に分散投資ができます

分散投資にはリスクが抑えられるメリットがありますので、初心者でも扱いやすいのがおすすめのポイントです。

運用は専門家におまかせ

通常の株式投資の場合には、自分で銘柄を選び、金額も決めなければなりません。このため、専門知識や豊富な経験がないと難しいのが現実です。

 投資信託の場合、どの銘柄にどれくらい投資するかなどの運用は専門家が行うので、難しい知識や豊富な経験は必要ありません。

NISAやiDeCoの制度を活用しよう

NISAやiDeCo制度を利用して投資信託をすれば、節税になります。

NISAとは

NISA口座を使って毎年一定額以内の投資信託を行った場合、その利益が最大で5年または20年の間、非課税になる制度のこと。

通常の投資信託は利益に対して20%の税金がかかるので、NISAは投資信託の金額に上限があるものの、税金の心配なく投資できるのが大きなメリットです。

 NISAには、通常のNISAとつみたて式のつみたてNISAがあります。NISAとつみたてNISAの併用はできず、どちらか一方を選ぶ必要があります。
iDeCoとは

自分で掛け金を支払って、そのお金を自分で運用し、資産形成をする年金制度のことです。60歳になるまで掛け金を支払い、60歳以降から老齢給付金として受け取れます。

iDeCoには、元本確保商品と投資信託の2種類の金融商品があります。iDeCoの制度を利用すると、主に以下の3つの税制優遇が受けられます。

iDeCoの3つの税制優遇
  • 掛金が全額所得控除:所得税・住民税が安くなる
  • 確定拠出年金制度内での運用益が非課税:通常約20%発生する運用益への税金がかからない
  • 受給時に所得控除:一時金で受給する場合は「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となる

初心者が投資信託を勉強するには本がおすすめ

本

投資信託は、難しい運用を専門家がしてくれるので、初心者でも手軽に始められます。ですが、基本的な知識があった方が安心ですし、選択肢も広がります

投資信託を始めるなら、おすすめの勉強法は本です。本は、初心者でもわかりやすいように1冊に必要な知識がまとめられています。

 読み進めやすいように最初は簡単で基本的な知識が述べられていることが多く、だんだん詳しく深掘りしていく構成になっています。

また、わかりにくいところは何度も繰り返し読めるので、自分のペースで勉強ができるのも大きなメリットです。

初心者におすすめの投資信託の選び方

選び方

投資信託には、インデックスファンドアクティブファンドの2種類があります。

インデックスファンド

運用コストが安い代わりにリターンも少ないのが特徴

アクティブファンド

運用コストはかかるけれど大きなリターンが期待できる

どちらにもメリットとデメリットがありますので、自分の希望にあった投資信託を選ぶと良いでしょう。

 どちらか迷ったら、初心者にはインデックスファンドの方が安心です。運用コストが低く、バランス良く分散投資ができるので、大きな損をすることはないでしょう。

それぞれ詳しく説明していきます。

インデックスファンド

インデックスファンドとは、特定の指標と同じ値動きをするように運用される投資信託のこと。

例えば、日経平均株価を特定の指標としている場合、そのインデックスファンドは日経平均株価と同じ値動きをします。

 インデックスファンドのメリットは、特定の指標と同じ値動きをするために、指標に関わる全ての株式を同じ割合で保有するので、結果的にバランス良く分散投資ができる点です。

大きなリターンは期待できませんが、リスクが分散され、安定した運用が可能です。また、指標にそった値動きをするので、専門家による運用の必要がなく、運用コストが安くなるのも特徴です。

アクティブファンド

インデックスファンドは特定の指標にそった動きをするのに対し、アクティブファンドは指標よりも高い収益を目指す投資信託です。

 専門家による情報収集や銘柄の入れ替えが必要になるため、信用報酬などの運用コストがかかるというデメリットがありますが、大きなリターンが期待できます。

ですが、良いアクティブファンドを見つけるのは経験や知識が必要になり、難易度が高くリスクも大きいので、今はインデックスファンドの方が人気があります。

投資信託の始め方を解説

お金を貸すイメージ

投資信託は以下の方法で始められます。

投資信託の方法
  1. 投資信託用の口座開設を行う
  2. 投資信託に必要な資金を入金する
  3. 投資する商品を選ぶ
  4. 商品を購入する
  5. 一定のタイミングが経過すると自動解約されて払い戻される

このような形で始めていきます。基本的に他の金融商品と変わらない方法で始められますが、投資信託は様々な業者が行っています。投資信託に必要とされている口座開設は色々な業者で対応できる点を理解しておきましょう。

どの業者で始めるかも重要なポイントですので、しっかり確認しておきましょう。

ここからは、投資信託の始め方を詳しく説明します。

1投資信託用の口座開設を行う

投資信託用に口座が必要となりますので、専用口座の開設を行います。口座開設を担当している業者はいくつかありますが、以下の業者から選ぶといいでしょう。

投資信託に対応している業者
  • 銀行
  • 証券会社

銀行は一部の業者がネット用の口座に対応しており、ネットバンキングですべての手続きを完了できる場合があります。証券会社は一般的な株式用口座ではなく、投資信託用に準備している口座を開設しなければなりません。

2投資信託に必要な資金を入金する

投資するということはお金を提供しなければなりません。入金手続きをしなければ投資信託は出来ない点に気をつけてください。特にネット証券やネットバンキングを利用する場合、入金は個人で実施しなければなりません。

 一般的な証券会社や銀行が提供している投資信託の場合、窓口等で入金するなどの対応でサポートを受けられることがあります。

3投資する商品を選ぶ

投資する商品を1つに絞ります。投資信託は複数の商品を保有するというのは難しいことですので、1つの商品に絞って対応しなければなりません。

どの商品が優れているのか、そしてリスクはどれくらい存在するのかなどを踏まえて、最終的に1つの商品を選びましょう。

商品を選ぶのは難しいところですが、利用者が多い商品はおすすめです。

店頭などであればわからないところを聞き出すことが出来ます。一方でネット証券やネットバンキングを利用している場合は相談できる相手がいません。相談できない場合はどの商品に投資すればいいか、自分で検索する必要があります。

4商品を購入する

1つの商品に絞った後、実際に投資信託を購入します。投資信託を購入すると、必要な金額が差し引かれ、積立用の金額として利用されます。後は投資を委託して、最終的にどれだけ増えていくのか定期的に情報を提供してもらうだけです。

 投資信託は中間報告などが毎年送られてくるため、経過を確実に把握できます。

5一定のタイミングが経過すると自動解約されて払い戻される

投資信託には期限が用意されています。投資できる期限が経過すると、自動的に解約手続きが取られて払い戻しが行われます。

この時に投資によって増加している金額等が全て払い戻され、最終的にプラスとなっているケースが多くなっています。

 投資に失敗するとマイナスとなり払戻金が投資額を下回る可能性があります。

投資信託初心者の3つの注意点

注意点

初心者におすすめでリスクも少ない投資信託ですが、注意点が3つあります。

投資信託の3つの注意点
  • 元本保証がない
  • コストがかかる
  • 結果が確実ではないというリスクがある

それぞれについて、くわしく解説していきます。

元本保証がない

元本とは、投資した金額の合計のことで、元本保証とは投資信託の成果が投資した合計金額以下にはならないという保証です。

元本保証があるものの代表例は銀行への預金です。銀行に預けたお金は減ることはありませんよね。しかし、投資信託の場合には、元本保証がありません

経済状況によっては元本割れを起こす可能性があるので、完全に安全とは言えません。

コストがかかる

投資信託は、購入に販売手数料が発生したり運用に信用報酬がかかったりと複数のコストがかかります。

販売手数料とは投資信託を購入する際に発生するコストで、購入するたびにかかります。

 ノーロードという手数料がかからない投資信託もあり、できる限りコストを抑えたい人におすすめです。

信用報酬とは、運用している期間中、運用してくれる専門家にずっと支払わなければならない手数料です。一般にアクティブファンドの方がインデックスファンドよりも高く設定されています。

また、投資信託を解約するときにも信託財産留保額という手数料が発生します。

投資信託の基準額に対して既定の手数料が差し引かれます。

このように投資信託には3つのコストがかかります。ですが、コストを最小限に抑えることもできます。

 ノーロード商品でインデックスファンドを選ぶと、手数料が安く済み、初心者でも買いやすくなるのでおすすめです。

結果が確実でないというリスクがある

専門家が運用をするので、初心者がインスピレーションで投資するよりも安全ではありますが、それでも確実に利益が出るとは限りません

とはいえ、経済は成長し続けるものと言われているため、一時的に価格が下がったとしても長い目でみた場合にはプラスになる可能性が高いです。

 下がってしまったからとあわてて解約するのではなく、長い期間保有してみることが大切です。

【投資信託を始める前に確認】投資信託のリスクを理解しよう

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投資信託にはリスクが存在しています。リスクがない投資信託というのは絶対にないほど、リスクは普通にあるものと判断してください。

投資を委託していることによって、一見すると成功率などは上昇しているような雰囲気があるものの、実際には投資信託のリスクは色々とあります。

投資信託の代表的なリスク
  • 価格変動
  • 為替変動
  • 金利変動
  • デフォルト

様々な方法が用意されていますが、一番多いのは価格変動です。近年は金利変動も起こりやすくなっていることもあり、リスクをしっかり把握した上で投資信託を利用していく必要があるでしょう。

何もリスクがないものとして投資しないように気をつけてください。

投資信託には様々なリスクが生じており、絡んでくると大きな問題となります。

ここからは、投資信託のリスクについて詳しく説明します。

価格変動

株式などの価格が変動していくことにより、投資している金額が回収できないような状況に置かれてしまう状況です。

一番多くなっているリスクでもあり、価格があまりにも変動しすぎたことにより、回収できないほどの損失を計上すると投資信託でも失敗してしまいます。

 価格変動についてはリスクの中でも最も高い分類に該当しているため、投資信託を実施している業者は注視して対応しています。

価格変動リスクについては投資信託で当たり前のように存在している部分でもありますので、日頃からレートを確認する癖をつけるなどして投資のタイミングを伺うようにしたほうがいいでしょう。

明らかに危ないとされているタイミングだけは避けたほうが無難です。

為替変動

東京メトロ

外貨を対象としている投資信託によって発生する問題となります。為替のレートが変化したことによって、明らかに回収できないようなマイナスが生じてしまう場合があります。

外貨の投資信託は円安を目安として投資しているケースが多いため、円高になると不利になります。

円高になるとマイナスが生じやすくなってしまうため、円高になるようなタイミングでは別の方法を採用したほうが無難なケースもあります。

金利変動

政策金利が変動していくことによって、リスクが生じてしまう問題です。近年はインフレ対策として金利を引き上げている国が目立つようになり、金利変動が激しくなっています。

 金利の上昇によって債券の価値が下落することにより、リスクが生じてしまう可能性が高まります。

金利が急激に変動する場合には債券が大きく暴落する傾向にあり、大きなリスクを生じる危険性があります。

デフォルト

信用不安に該当している部分で、新興国の株式を採用している場合には発生する可能性があります。

デフォルトされてしまうと返済等が不可能になってしまい、債券の価値はなくなってしまいます。デ

 フォルトする可能性のある国債などを取り入れる場合には注意したほうがいいでしょう。

デフォルトは発生する前に前兆が見られますので、なにかおかしいと感じる部分があれば投資信託を考え直すなどの対応を取りましょう。

よくある質問

投資信託で節税になるのはなぜですか?
投資信託は税金の免除対象に含まれているためです。NISAやiDeCoの制度を採用することで、本来なら支払う税金を抑えられるようになります。節税をしたいと考えているなら、安全に運用できるという観点から投資信託がおすすめです。
投資信託は成功しやすいのですか?
投資する商品によって変わりますが、基本的に専門家が一番利益を出しやすい方法を選ぶなどの対応を取るため、成功確率は高くなっています。素人が行っているサービスに比べると安心して投資できるメリットを得られます。
投資信託はリターンを増やすべきですか?
リターンを増やすのはリスクを増やす要因になってしまいます。リターンを増やしたほうが圧倒的に利益を出しやすいのは事実ですが、リスクを増やすとマイナスで終わってしまう場合があります。バランスを取ることも大事です。
投資信託で失敗するとどのような状態になりますか?
元本が返ってこないという問題が発生します。元本保証は行われていないサービスですので、投資に失敗すると本来の利益が出ないまま終わってしまいます。マイナスで終わってしまうと大きな損失に繋がる可能性があります。
専門家は信用できる相手ですか?
専門家は投資に特化しているプロフェッショナルです。誰が運用しているかなどの情報は教えてもらえませんが、専門的な知識から最適な投資を選んでくれます。初めての投資に投資信託はぴったりだと言えるでしょう。
少額から投資できるという話ですが、具体的にどれくらいから始められますか?
1万円程度から始められる投資信託が多く用意されています。1万円程度なら誰でも捻出できる金額ですので、気軽に投資信託ができるでしょう。大きなお金を準備しておけば利益を多く得られる可能性があります。

まとめ

投資信託は、初心者にぴったりな投資方法です。投資信託は知識や経験が豊富なプロフェッショナルが運用を行ってくれる投資なので、初心者の方におすすめです。

なお、投資信託のメリットは、以下の4つです。

投資信託の4つのメリット
  • 少額から投資できる
  • 分散投資ができる
  • 運用は専門家におまかせ
  • NISAやiDeCoの制度を活用すると節税になる

投資信託は1商品の中に複数の銘柄が組み合わさっているため、少額でも分散投資になることが大きなメリット。分散投資ならリスクも分散されるので、大きな損をする可能性が低くなります。

投資信託をする場合にはNISA口座を利用すると、最長5年〜20年間は利益に税金がかかりません。年間で非課税になる金額に上限はありますが、これから投資信託を始めるならNISAがおすすめです。

また、iDeCoという年金制度を利用して投資信託をする場合でも、節税になります。

投資信託の注意点としては、コストがかかることがあげられます。ですが、運用コストが低いインデックスファンドを選び、販売手数料がかからないノーロード商品を購入すれば、コストを最低限に抑えられます。

難しいイメージのある投資信託ですが、基礎的な知識だけで投資ができる初心者におすすめの投資方法です。この機会にぜひ投資信託にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。
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