借金の一本化と債務整理の違いとは?メリットやポイントを解説

借金の一本化と債務整理は、どちらも借金返済の負担を軽減する手続きのため混同しがちですが目的が異なります。

 借金の一本化は金利を減らす方法で、債務整理は借金そのものを減らす方法です。

この記事では、借金の一本化の意味メリット・デメリット、利用する際のポイントを解説します。

この記事でわかること
  • 借金の一本化と債務整理の違い
  • 借金の一本化を利用する際のポイント
  • 借金を一本化できない場合の対処法
  • 借金が一本化できるおまとめローンの審査基準

借金返済で生活が苦しい方や言葉の違いが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

借金の一本化と債務整理の違いとは?

借金の一本化と債務整理は、どちらも借金返済の負担を軽減する手続きです。混同しがちな言葉ですが、目的が異なります。

それでは、各手続きの目的や返済方法を見てみましょう。

借金の一本化は金利を減らす

借金の一本化は「おまとめローン」とも呼ばれ、複数の借入先を持つ債務者が新しい金融機関に返済先を変える手続きです。

借り入れしてない金融機関から低金利でお金を借り、そのお金でほかの貸金業者などの借金を返済します。

その後、低金利で借り入れした金融機関に返済する仕組みです。

債務整理は借金の元金を減らす

債務整理は、借金の元金や利息を減らし、返済の負担を軽くする手続きです。債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産と3種類あります。

 債務整理を利用すると借金そのものを減らせますが、借金の一本化では基本的に債務額は大きく減りません。

一見、借金の元金を減らせる債務整理が有利に思えますが、債務整理をおこなうとブラックリストに登録されてしまいます。

 ブラックリストとは、信用情報機関に事故情報として載ることです。
ブラックリストに載ると、一定の期間はさまざまな制限がかかるため、債務整理を利用する際には自身の債務状況や生活状況をもとに検討する必要があります。

借り換えとの違い

借り換えとは、A社から借り入れし、B社に借入先を変更することです。借金の一本化と同じく、借り換えも借入先を変更する手続きのため混同しがちですが、意味が異なります。

 借金の一本化と借り換えの大きな違いは、複数の借り入れがあるかどうかです。

1社からの借金を別の会社に借入先を変えるのが借り換えで、複数社からの借金を別の会社へまとめるのが借金の一本化となります。

借金を一本化する5つのメリット

借金の一本化には、以下のようなメリットがあります。

借金一本化のメリット
  • ブラックリストに載らない
  • 金利を減らせる
  • 毎月の返済額を減らせる
  • 返済管理の負担を軽減できる
  • 総量規制の対象にならない

借金返済に困っており、長期的に収入が見込める方には借金の一本が向いています。それでは、借金を一本化するメリットを見ていきましょう。

メリット1.ブラックリストに載らない

借金を一本化しても、ブラックリストには載りません。前述したとおり、債務整理を利用するとブラックリストに登録されてしまいます。

 ブラックリストに載ると、5~10年間は新たな借入やクレジットカードの作成・利用などができません。

一方、借金の一本化は借金をひとつの借入先にまとめるだけのため、ブラックリストに載る心配はありません。

メリット2.金利を減らせる

債務額によって異なるものの、基本的に借金を一本化すると金利が下がります。

 なぜなら、借入先がひとつだと、その分金融機関は利息から得られる収入が多くなり、低い金利で貸し付けしているためです。

さらに、利息制限法によって、上限金利が以下のように設定してあります。

上限金利
  • 10万円未満:20%
  • 10万円以上100万円未満:18%まで
  • 100万円以上:15%まで

金利が下がれが、毎月返済する金額のうち利息が占める割合を減らせます。よって、元本に利息分のお金を回せるため、返済スピードの加速が可能です。

メリット3.毎月の返済額を減らせる

借入額やローン数によりますが、一般的に借金を一本化すると毎月の返済額を減らせます。

 各ローンは、借入額に応じて月々の返済額が決まっていますが、借入額が増えても返済額が増えることはありません。

借入額が2倍になっても、毎月支払う返済額は1.2倍ほどの場合がほとんどです。したがって、借金を一本化し借入先を減らせば、その分月々の返済額が減らせます

メリット4.返済管理の負担を軽減できる

借入先が何社もある場合、返済日がそれぞれ異なるため、月に何度も返済する作業をおこなう必要があります。

月に返済日がいくつも存在すると、返済をし忘れたり、忙しくてできなかったりする場合があるでしょう。

そこで、借金を一本化し返済日をひとつにすることで、返済管理の負担を軽減できます。

メリット5.総量規制の対象にならない

裁量規制の対象にならない点も、借金を一本化するメリットのひとつです。

裁量規制とは、年収の3/1を超える金額を貸金業者が貸し付けてはならない法律上の決まりです。

しかし、借金の一本化は例外で、すでに総量規制の金額に近い債務額がある方でも審査に通る可能性があります。

借金を一本化する3つのデメリット

借金の一本化には多くのメリットがある反面、以下のようなデメリットも存在します。

借金一本化のデメリット
  • 返済する期間が長くなる
  • 返済総額が増える
  • 審査に通る必要がある

特に借金返済にそこまで困っていない方は、一本化する必要がない場合があります。

自身の状況に合った正しい選択ができるように、借金を一本化するメリット・デメリットをしっかりと把握しましょう。

デメリット1.返済する期間が長くなる

借金を一本化すると、多くの場合は月々の返済額が減りますが、その分返済する回数が増えてしまいます

 返済は月に1回のため、結果的に返済期間が長くなる点はデメリットといえるでしょう。

安定した収入があり、大きな支出がない場合には、返済期間が延びても問題がないかもしれません。

しかし、子どもの進学や親の介護といった費用がかかる出来事がある場合、返済期間が延びると経済的な負担が大きくなる可能性があります。

 

デメリット2.返済総額が増える

借金を一本化し、返済する期間が長くなると、返済総額が増える場合があります。

 なぜなら、低金利でも、返済期間が長いと結果的に支払う利息が増えてしまうためです。

現在の生活が借金によって苦しい場合、返済総額が増えることよりも、目先の返済を滞納しないことに気を取られてしまいます。

返済の滞納は信用情報の観点から良くないのは事実ですが、軽い気持ちで借金を一本化すると将来に苦労を先延ばしすることにもなりかねません。

借金を一本化するなら、まずは利用したいおまとめローンの金利で返済総額を計算し、最終的にどれくらい増えるのか確認してみましょう。

デメリット3.審査に通る必要がある

借金を一本化する際、お金を借りるときと同様に審査に通らなくてはなりません。借金を一本化すると、1社から借りてる金額が大きくなります。

そのうえ、複数社から借り入れしている状況にあるため、審査が厳しくなるでしょう。

 特に、借入先が多すぎると、債務者の返済能力が低いと思われてしまう可能性があります。

借金を一本化する際のポイント3つ

借金を一本化する際のポイントは、以下の3つです。

借金一本化のポイント
  1. 安定した収入源を確保する
  2. 滞納しない
  3. 借入先を減らす

それでは、各ポイントを解説します。

1.安定した収入源を確保する

借金をスムーズに一本化するには、安定した収入源を確保する必要があります。借金をする際に大切なのは、毎月に一定以上の収入があるかどうかです。

貸主からすれば、安定した収入があると、滞納する可能性が低いためお金を貸しやすくなります。

 反対に、収入が不安定な場合や収入が少なすぎると、滞納する恐れがあると判断されるため、審査に通らない可能性があるでしょう。

2.滞納しない

借金の返済が遅れると、「支払能力が低くお金を貸しても戻ってこない」と思われるでしょう。その結果、スムーズに借金を一本化できない場合があります。

 借金返済が2~3カ月以上遅れ、ブラックリストに載ってしまうと、借り入れ全般が困難です。

借金を滞納すると、督促や損害賠償金が発生する可能性もあるため、早めに対策を取る必要があります。

3.借入先を減らす

借入先が多いほど、一本化する際の審査が厳しくなります。借入先が多すぎると、返済能力が低く、滞納する危険性があると判断され、審査に通らない場合もあるでしょう。

したがって、借金をスムーズに一本化するには、借入先をできるだけ減らすことが大切です。

借金を一本化した際の注意点2つ

借金の一本化は、返済の負担を軽くする手続きです。しかし、場合によっては返済総額が増えることもあります。

負担を軽くするはずが、結果的に大きくなってしまうと一本化する意味がありません。

また、家計の経済状況を改善するには、できるだけ支出を減らすことが重要です。それでは、借金を一本化する際の注意点を紹介します。

借金一本化の注意点
  1. 返済期間を延ばさない
  2. 支出を減らす

1.返済期間を延ばさない

月々に支払う返済額が少なくなっても、借金の元金は変わらないため、返済期間が長くなります。その結果、返済総額が借金を一本化する前より増えている場合もあるでしょう。

 返済総額は、借入額・返済期間・金利によって変動します。

よって、返済期間をできるだけ短くするほど、支払う利息が少なくなるため、最終的に支払う金額を減らすことが可能です。

2.支出を減らす

借金を一本化した後の注意点は、支出をできるだけ減らすことです。

 家計の経済状況を改善するには、収入を増やすか、支出を減らす必要があります。

収入を増やすのは難しくても、支出を減らすのは比較的簡単です。たとえば、日頃コンビニで食べ物を購入しているなら弁当を作ったり、スーパーで買い物したりすれば食費を抑えられるでしょう。

また、携帯プランを変え月々の通信料を低くするのも効果的です。

支出を減らす取り組みは、すぐに実践できるため、日頃の生活で意識してみましょう。

借金を一本化できない人の特徴

次は、借金を一本化できない人の特徴を紹介します。

安定した収入がない

債務額に対して収入が少ないと、返済能力が低いと貸金業者に思われるため、借金を一本化できない可能性が高まります。

サラリーマンや公務員の場合、収入が少なくても安定した給与を得られるため、審査に通りやすいといえるでしょう。

一方、個人事業主など収入が不安定な場合には、借金返済が滞るリスクがあるため、借金の一本化が難しくなります。

過去に滞納した

過去に滞納している場合、借金の一本化が難しいといえます。なぜなら、滞納の記録があると「再び滞納するのでは」と不安に思われるためです。

特に2~3カ月以上の滞納は信用情報機関のデータベースに公開(ブラックリスト)されるため、借り入れ自体が難しくなります。

借金を一本化できない場合の対処法

なかには、借金の一本化ができない方もいるでしょう。そんなときは、債務整理を検討してみてください。

 債務整理は借金を一本化に比べて、大幅に債務額を減らせる可能性があります。

とはいえ、本当に債務整理が適しているのか自分だけで判断するのは困難です。

そこで、弁護士や司法書士などの専門家へ借金の相談をしてみましょう。それでは、借金を一本化できない場合の対処法を紹介します。

債務整理を検討する

借金の総額が多過ぎる場合や安定した収入がない場合、借金の一本化が難しくなります。借金の一本化ができない場合は、債務整理も検討しましょう。

 債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3種類あります。

それでは、各特徴を解説します。

任意整理

任意整理とは、借金の金利をなくし、元本のみを返済する方法です。借金自体が大きく減るわけではないものの、ほかの債務整理方法に比べて手続きが簡単なため、一番利用しやすいといえます。

 任意整理は、整理する借入先を選択でき、現在保有する財産も失いません。

なお、ブラックリストには約5年間登録されてしまいます。

個人再生

個人再生とは、裁判所を介して手続きし、借金額を1/5ほどに減らしてもらう方法です。最大で借金を9割減らせる代わりに、手続きが債務整理のなかで一番複雑といえます。

個人再生は自己破産と異なり、車などの一部資産を残すことが可能です。

なお、ブラックリストに5~10年間登録されてしまいます。

自己破産

自己破産とは、借金の返済が不可能であることを裁判所に認めてもらい、返済義務をなくす方法です。ほかの債務整理と異なり、自己破産ではすべての借金を帳消しにできます。

しかし、生活必需品を除く一定以上の価値を持つ財産は処分される点は覚えておきましょう。

債務者から没収した財産は、各債権者の返済に充てられます。

自己破産すると、約10年間はブラックリストに載るため、その期間は新たな借入やローンを組む行為、クレジットカードの作成・利用などができません。

借金が一本化できるおまとめローンの審査基準とは?

借金の一本化が可能なおまとめローンは、誰でも利用できるわけではありません。利用するには、金融機関の審査を通過する必要があります。

金融機関ごとに審査基準はそれぞれ異なりますが、目安はあるので参考にしてみて下さい。

ポイントは収入・借金総額・事故情報です。

それでは、借金が一本化できるおまとめローンの審査基準を解説します。

安定継続収入の有無

安定継続収入の有無は、申し込み者の返済能力に関係します。

年収や勤務先での雇用形態、勤続年数などが対象です。

これらのファクターは、安定継続収入の有無を判断する際に重要となります。極端な例ですが、もしも無職だったらどうでしょうか。

無職で無収入だと安定継続収入がないと判断されるため、おまとめローンの利用は難しいといえるでしょう。

 逆に定職に就いていて勤続年数も長ければ安定継続収入があると判断されるので、比較的利用しやすくなります。

年収に対する借金総額の割合

年収に対する借金総額も審査基準の対象です。

 もしも、年収に対して借金総額の割合が大きければ、そもそも借金をし過ぎていると判断されます。

たとえば、年収500万円で借金が250万円もあったらどうでしょうか。借金総額が年収の50%も占めています。借金をし過ぎているのは否定できません。

一方、年収が400万で借金総額が40万円だったら年収の10%ですので、割合はそれほど高くないといえます。

つまり、年収に対してどのぐらい借金をしているのかが審査のポイントです。

事故情報の有無

金融における事故情報とは、金融機関でお金を借りた時、返済を遅延したり不能に陥ると登録される情報を指します。

借金の返済に問題があったら、信用情報機関に自動的に登録される仕組みです。

事故情報がある場合、金融機関から返済能力を疑われます。金融機関は「また返済で何か問題を起こすのではないか」と疑心暗鬼になるためおまとめローンの利用を許可しない可能性が高いです。

 過去にクレジットカードやキャッシングなどの利用でトラブルがあった場合は、おまとめローンの利用が非常に厳しくなるといえます。

過去の事故情報が消えるまで5年から10年はかかるといわれているので、その期間内に何かしらの事故情報がある場合は審査に通らないのが一般的です。

借金が一本化できるおまとめローンの審査に通るための対策

おまとめローンの審査に通るためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。

この記事でおすすめしたいのは、消費者金融をターゲットに絞る、事実を申告する、事前に借金を完済するの3つの対策です。それぞれの対策について紹介します。

消費者金融にターゲットを絞る

おまとめローンのサービスを提供する金融機関はいくつかありますが、ターゲットを絞るなら消費者金融がおすすめです。

なぜなら、消費者金融は銀行などと比べて審査に通りやすい傾向があるためです。借金の一本化が可能なおまとめローンですが、まず審査に通らないことには利用できません。

 審査に通らないと机上の空論といえるので、審査に通りそうな消費者金融を探して申し込んでみてください。

ただ「とにかく一本化さえできればそれで良し」は間違いですので、自分にとってメリットがあることが大前提です。

たとえ消費者金融でも、メリットのないおまとめローンでは意味がありません。

必ずメリットがある消費者金融にターゲットを絞りましょう。

借入残高や借入件数は事実を申告する

「是が非でもおまとめローンを利用したい」という気持ちが強いあまり、借入残高や借入件数で虚偽の情報を申告するのは御法度です。

金融機関のおまとめローンに対する審査は厳正ですので、虚偽の申告は見抜かれてしまいます。

虚偽申告はどうしても矛盾が生じるため、審査の通過はほぼ不可能です。

虚偽申告は信頼をなくす行為ですので絶対にしないで下さい。

虚偽申告が発覚した場合は、おまとめローンの審査に通らず一本化できないのはもちろんのこと、その金融機関が提供する他のサービスも利用できなくなってしまいます。

 もし「この借入残高や借入件数では審査に通らないかもしれない」と不安を感じても、ありのままの事実を申告しましょう。

虚偽申告をした場合、むしろ利用できる可能性が低くなります。

借入残高が少ない借金は完済してから申し込む

おまとめローンは複数の借金を一本化できるのが最大の魅力ですが、借金している金融機関の数が多いと審査で不利です。

多いと審査の担当者に「これでは利用を許可できない」と判断されてしまうかもしれません。

そこで検討したい対策が、借入残高が少ない借金を完済してから申し込むことです。

たとえば、複数の借金の中にもう少しで完済できそうな借金があったら、その借金を完済してからおまとめローンに申し込みます。

 借金している金融機関の数が多いと審査で不利ですので、1つでも減らして借入総額を少なくするのが狙いの対策です。

当たり前のことですが、借金している金融機関の数は少ないに越したことはありません。多重債務は印象が良くないので、事前に打てる手は打っておきましょう。

些細なことかもしれませんが、対策することで審査に通りやすくなります。

どうしてもおまとめローンで借金を一本化させたいなら、こうした対策も必要です。

借金一本化の手順を解説

各銀行や消費者金融によって多少異なりますが、借金を一本化する大まかな流れは同じです。

借金一本化の手順
  1. 銀行や消費者金融に申し込む
  2. 審査を受ける
  3. 契約する
  4. 以前の借金を完済する

それでは、借金を一本化する手順をみていきましょう。

手順1.銀行や消費者金融に申し込む

まずは、おまとめローンを利用する銀行や消費者金融の店舗またはWebサイトから申し込みます。申し込む際には、本人確認書類と金額によっては、収入証明書類を提出しなければなりません。

本人確認書類の例
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード

提出する本人確認書類の種類や枚数は、各金融機関によって異なるため事前に確認しておくと安心です。

希望借入額が50万円以上の場合や、希望借入額と他社での借入額を合わせると100万円を超える場合には、本人確認書類に加えて収入証明書類を提出する必要があります。

収入証明書類の例
  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 所得証明書
  • 確定申告書
  • 住民税決定通知書

提出した書類に不備があると審査が遅れるため、事前に必要書類を確認しておくと手続きがスムーズに進むでしょう。

なお、インターネット上で完結できるおまとめローンを多いため、パソコンやスマートフォンをお持ちの方はWeb申し込みを利用すると店舗にいく手間を省けます。

手順2.審査を受ける

申し込みが完了すると、提出した内容をもとに金融機関が審査をおこないます。審査項目は、安定した収入や信用情報に傷があるか、借り入れ状況などです。

返済能力に問題がなければ、審査に通る可能性が高いでしょう。審査結果は、メールまたは電話で届きます。

手順3.契約する

審査に通ると、実際に金融機関と契約を結びます。

基本的にはWeb上での契約となりますが、金融機関によっては来店が必要な場合もあります。

契約後、本人名義の口座やATMで融資を受けることが可能です。

手順4.以前の借金を完済する

次に、融資で受け取ったお金で以前の借金を完済しましょう。すると、借金がひとつの借入先となるため、借金を一本化できます。

なお、政府系金融機関の場合、元の借金を完済した証明を求められるため、おまとめローンで借りたお金は借金を一本化する目的以外には使用できません。

借金の相談を弁護士や司法書士にする3つの利点

債務整理の手続きは自分でもおこなえますが、専門性が求められる作業が多く、素人だけで完了させるのは難しいといえます。

そのため、弁護士や司法書士に依頼し、借金の減額や免除を目指す流れが一般的です。

 無職の方や専業主婦、生活保護受給者など、借金の返済に苦しんでいる場合、債務整理なら解決できる可能性があります。

それでは、借金の相談を弁護士や司法書士にする利点を3つ見てみましょう。

借金の相談を弁護士や司法書士にする利点
  1. 最善策を提案してくれる
  2. 取り立てがなくなる
  3. 手続きや交渉をする必要がない

1.最善策を提案してくれる

借金問題を得意とする弁護士や司法書士であれば、借金の一本化や債務整理を経験しているため、自身の状況に合った最善策を提案してくれるでしょう。

持っている知識や経験をもとに、相談者にとって一番いい解決策を教えてもらえる点は弁護士・司法書士に相談する大きなメリットです。

借金の一本化適しているのか、債務整理が適しているのかは自分で判断するのは難しいといえます。

目先の返済に追われている相談者よりも、専門家の方が良い判断ができるでしょう。

2.取り立てがなくなる

弁護士や司法書士に依頼した段階で、債権者に対して受任通知を送付します。

受任通知とは、弁護士・司法書士が債務者の代理をする旨を伝える通知です。
債権者は受任通知を受け取ると、それ以降は債務者と直接やり取りをしてはならないため、取り立て行為が止まります。

3.手続きや交渉をする必要がない

債務整理をおこなうには、必要書類を作成したり、裁判所・債権者と交渉したりする必要があります。

 専門知識を持たない素人がひとりで手続きすると、時間がかかるだけでなく、債務整理を認めてもらえない可能性もあるでしょう。

一方、弁護士や司法書士に依頼すれば、ほぼすべての作業を代行してもらえるため、手続きの負担を軽減できます。

なお、司法書士は借金が140万円以下の事件のみ、弁護士と同様に債務者の代理が可能です。

借金の相談におすすめな弁護士・司法書士事務所4選

借金を滞納すると、債権者から督促状が届いたり、損害賠償金が発生したりする可能性があります。よって、借金の返済にお困りなら速やかに弁護士や司法書士に相談しましょう。

ここでは、借金の相談におすすめの弁護士・司法書士事務所を4つ紹介します。

東京ロータス法律事務所

ロータス

東京ロータス法律事務所の特徴
  • 受任件数6,000件と経験豊富
  • 土日祝日でも対応
  • 無料で何回でも相談可能

東京ロータス法律事務所は、債務整理や借金問題、労働問題など幅広い分野を得意とする弁護士法人事務所です。受注件数が6,000件以上と多いため、経験やノウハウに優れています。

 東京ロータス法律事務所は、依頼者の状況をヒアリングによってしっかり把握し、一人ひとりに合わせた適切な解決案を提示してくれます。

土日祝日にも対応しており、何回相談しても無料です。

主な対応業務

・債務整理

・過払い金請求

・交通事故

・労働問題

・離婚・相続問題

対応時間 10:00~20:00
※土日祝日10:00~19:00も対応
料金例(税込)

・自己破産着手金:220,000円

・個人再生着手金:330,000円

・任意整理着手金:1件22,000円

無料相談 可能
対象地域 全国対応
所在地

〒110-0015

東京都台東区東上野1丁目13番2号成田第二ビル2階

ひばり法律事務所

ひばり法律事務所の特徴
  • 東大法学部卒業で弁護士歴25年のベテラン弁護士が在籍
  • 相談は無料で、依頼時のみ費用が発生
  • 費用を明確に提示してくれるため安心

ひばり法律事務所は、2020年7月に個人事務所(名村法律事務所)から、弁護士法人に組織を拡大した法律事務所です。

債務整理やネットトラブルを得意としており、在籍者には東京大学法学部卒業で弁護士歴25年のベテランもいます。

女性弁護士も在籍しているため、男性に相談しにくい内容の依頼でも安心して利用できるでしょう。

 過払い請求の着手金が無料で、成功した場合のみ支払う仕組みになっています。

依頼にかかる費用が明確化してあるため、初めて弁護士に依頼し費用が分からない方でも安心して依頼できるでしょう。

主な対応業務

・任意整理

・個人再生

・自己破産

・過払い請求

・サイト被害

対応時間 10:00~19:00
料金例(税込)

・任意整理着手金:1社あたり22,000円

・自己破産着手金:220,000円~

・個人再生着手金:330,000円~

無料相談 可能
対象地域 全国対応
所在地

〒130-0022

東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階

はたの法務事務所

はたの法務事務所

はたの法務事務所の特徴
  • 相談実績20万件以上で満足度95.2%
  • 相談料・着手金が無料
  • 豊富な知識と経験を持つベテラン司法書士が在籍

はたの法務事務所は、これまでの相談実績が20万件以上と人気のある司法書士事務所です。

 満足度は95.2%と高く、在籍している司法書士のなかには27年働くベテランもいます。

相談料や着手金、過払い金調査や全国への出張費がすべて無料で、過払い報酬も12.8%~と比較的安価な設定です。

主な対応業務

・債務整理

・過払い金請求

・登記業務

対応時間

・電話:7:00~24:00

・メール:24時間受付

料金例(税込)

・過払い金報酬:取り戻した過払い金額の20%※10万円以下の場合は12.8%(別途計算費用として1万円)

・任意整理:基本報酬1社20,000円~

・個人再生(民事再生):350,000円~※再生委員に払う費用として別途20万円も必要

・自己破産:300,000円~

無料相談 可能
対象地域 全国対応
所在地

〒167-0051

東京都杉並区荻窪5-16-12荻窪NKビル5階・6階

弁護士法人・響

弁護士法人・響の特徴
  • 基本的に355日、24時間対応
  • 問い合わせ・相談実績が6万件以上
  • 依頼前に費用を明確にし、追加費用の可能性も初めに伝える

弁護士法人・響は、東京・大阪・福岡に事務所を持つ弁護士事務所です。

 在籍弁護士には、女性も複数人いるため、女性に依頼したい方でも安心して相談できます。

問い合わせ・相談実績が6万3,0000件以上と、確かな実績と人気を誇る弁護士事務所です。

基本的に、依頼者には一人の弁護士が担当しますが、依頼内容によっては事務所全体で連携し、解決策を見出してくれます。

弁護士法人・響では、依頼前に必要な費用や追加で費用がかかる可能性を説明してくれるため、費用の不安を持たずに依頼が可能です。

主な対応業務

・債務整理

・交通事故

・労働問題

・相続問題

・離婚

対応時間

・電話:10:00~19:00

・メール:24時間受付

料金例(税込)

・任意整理着手金:55,000円

・個人再生着手金:330,000円

・自己破産着手金:330,000円

無料相談 可能
対象地域 全国対応
所在地(西新宿オフィスの場合)

169-0074

東京都新宿区北新宿2-21-1新宿フロントタワー14階

よくある質問

借金を一本化すると借金はどれくらい減る?
現在より金利が低い借入先に借金を一本化すると、金利の負担が軽くなります。ただし、借金自体が減るわけではありません。利息を減らす分、支払総額は減る可能性がありますが、借金の元金は減らないため、最低でも借入額は返済する必要があります。
家族名義の借金も一本化できる?
家族名義の借金は、一本化できません。おまとめローンを使用するには、借金が本人名義である必要があります。
毎月の返済額は変更できる?
会社によって異なりますが、契約時に定めた返済額以上であれば、毎月の返済額を途中で変更できる場合がほとんどです。毎月の返済額を増やせば、その分、支払期間が短くなり、発生する利息を減らせるため支払総額を少なくできます。返済額に関しては、借入直後の残高によって決まる仕組みです。
審査に受かるかわからないけど申し込んでいい?
おまとめローンを利用するには審査に通らなければならないため、誰でも簡単に借金を一本化できるわけではありません。とはいえ、審査に受かるかは申し込んでみないとわからないため、まずは銀行や消費者金融のWebサイトから申し込んでみましょう。なお、満20歳以上で安定した収入源がある場合、返済能力を証明できるため審査に通過する可能性が高いといえます。
ブラックリストに登録される?
借金を一本化しても、ブラックリストに登録されるわけではありません。借金の一本化はあくまで、現在の借入先をひとつにまとめる手続きのため、借金を減額したり、免除したりする債務整理とは異なります。したがって、ブラックリストに登録されるか心配な方も借金でお困りなららぜひ、おまとめローンを検討してみてください。
信用情報機関とは?
信用情報機関とは、借り入れやクレジットカードの作成時に、貸付業者が申込者のお金に関する信用性を調査する際に参考とする機関です。信用情報機関の情報をもとに、過去の事故情報や支払トラブルの有無を確認します。信用情報機関に事故情報として登録されている状態が、いわゆるブラックリストです。銀行やクレジットカード会社、消費者金融が申込者の支払能力を調べ、多重債務者や過剰貸付、取引による損失を増やさないために、信用情報機関が設置されています。
信用情報機関にはどんな情報が登録してある?
信用情報機関には、氏名・生年月日・住所・電話番号・過去の取引履歴・滞納や延納といった事故情報、返済額や返済日などの債務情報が登録してあります。

まとめ

この記事では、借金の一本化の意味やメリット・デメリット、利用する際のポイントを解説しました。借金を一本化すると、月々の返済額や金利が減らせますが、返済期間が長くなったり、返済総額が多くなったりする可能性があります。

また、収入状況によっては借金を一本化できない可能性があるため、その場合は債務整理も検討してみてください。借金の返済に困っているなら、弁護士や司法書士などの専門家に相談し、早めに解決することが大切です。

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