債務整理

借金地獄から抜け出すには?返済地獄に陥る原因と解決方法

借金地獄
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借金地獄という言葉に明確な定義はないものの、元金を返せていない状態や、多重債務にある状態を表します。借金が膨らんで返せない状態になり地獄のような気持ちの方もいるのではないでしょうか。

借金の利息や心的負担を考えると借金地獄はなるべく早く抜け出すべきです。

実際に、2022年時点で3社以上からの借入を残している人は全国に116万人いるという統計データも出ており、借金・多重債務は深刻な問題となっています。

このような借金への不安が続く状態は精神的・経済的によくありません。当記事では、もし借金が苦しいと感じたとき今すぐ取るべき行動を紹介します。

借金問題を弁護士に依頼するメリットも解説しているので、ぜひ参考にして下さい。

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監修者情報
*本記事は、以下の専門家によって監修されています。

涌井好文

監修者

社会保険労務士

涌井好文


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涌井社会保険労務士事務所 代表

自身が非正規雇用を経験したことから、労働者を取り巻く雇用環境に興味を持ち、社会保険労務士の資格を取得。
2014年より神奈川県で社会保険労務士として開業登録を行い、以後地域における企業の人事労務や給与計算のアドバイザーとして活動を行う。退職時のおけるトラブル相談や、転職時のアドバイスなど、労働者側からの相談にも対応し、労使双方が円滑に働ける環境作りに努めている。また、近時はインターネット上でも活発に活動しており、クラウドソーシングサイトやSNSを通した記事執筆や監修を中心に行う。
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借金地獄はどのような状態?

借金地獄という言葉を聞いたことがあるものの、実際にはどのような状態を指すか分からない人もいるでしょう。

借金地獄に明確な定義はありませんが、本項では借金地獄と表現される状態はどのようなものか解説していきます。

借金地獄とは
  • 多重債務に陥っている
  • 返済しても借金が減らない

多重債務に陥っている

多重債務とは複数の借入先から借金している状態のことです。多重債務に陥ると一月に複数回の返済日が訪れ、その都度返済額を用意する必要があります。

しっかりとした返済計画を立てて複数社から借金をしているのであれば、特段問題はないかもしれません。

しかし、借金を返済するために借金を重ね結果的に多重債務に陥ったのだとすれば、一月に何度も返済日が訪れる状況はまさに借金地獄と言えるのではないでしょうか。

返済しても借金が減らない

借入先の増加や返済期間の長期化に伴い、どれだけ返済しても借金が減らないといった感覚に陥る恐れがあります。いつまでも借金が減らない状態は借金地獄そのものと言って良いでしょう。

厳密に言えば返済した分は借金が減額されますが、債務状況によっては大きな利息が発生しており、実際にはほとんど利息分しか返済できてきないといった状況も起こり得ます。

ポイント
借金地獄の要因となる利息には、元本に対して発生する利息と、借金を滞納した場合に発生する遅延損害金の2種類が存在します。

利息制限法により借金の上限金利は借入額に応じて年15~20%に設定されるため、一般的に法外な金利が設定されることはありません。

しかし、借入総額に対して月々の返済金額が少なければ、返済期間が長期化し利息負担が大きくなります。

遅延損害金に関しては、利息制限法によれば元本に対する金利の1.46倍が金利の上限です。

つまり元本に対する金利が年20%であれば、年29.2%を上限に金利が設定されるため、遅延損害金は決して小さな負担とは言えません。

注意点
そのうえ遅延分を返済するまで金額が加算され続けていく性質を持っており、延滞期間が延びるほど返済が困難になるのが遅延損害金の恐ろしさです。

このように、元本に対し月々の支払い金額が少なすぎることで返済期間が長期化しており、さらに返済期日に遅れている状況であれば高額の利息が発生している可能性が考えられます。

借金地獄に陥りやすい人の特徴

借金地獄に陥りやすい人の特徴としては、以下のようなものが考えられます。

借金地獄に陥りやすい人の特徴
  • 浪費癖がある
  • クレジットカード決済を頻繁に行う
  • ギャンブルに依存している

一つずつ見ていきましょう。

浪費癖がある

浪費癖とは、物やサービスに対して必要以上にお金を投資してしまう購買行動における癖を指します。

浪費癖があると、本来は必要のない商品であっても半ば衝動的に購入してしまう傾向にあり、気が付けばお金が無くなっているといった状況も想定されるでしょう。

ポイント
浪費癖の根本的な要因は、自分への自信の無さやコンプレックス、満たされない承認欲求などといったネガティブな心理にあるとも考えられています。

例えば、自分に自信が持てず虚勢を張るために高級ブランドを身にまとったり、周囲に認められない現状を変えるために流行りのアイテムを買い漁ったりした経験がある人もいるかもしれません。

このような自分の弱さを補うための努力が、結果的に浪費に結びついてしまうことが往々にしてあるようです。

しかし、収入に見合わない豪遊で欲求が満たされるのは一時的であり、要因となるネガティブな精神状態が改善されない限り浪費を繰り返してしまう懸念があります。

クレジットカード決済を頻繁に行う

キャッシュレス化が急速に促進された昨今、現金を持ち歩かず日常的にクレジットカードを利用している人も多いのではないでしょうか。

しかし、家計状況を考慮せずにクレジットカード決済を多用していれば、しだいに月々の返済が困難になっていきます。

注意点
特に、キャッシングやキャッシングリボ等に関しては、カード会社から金銭を借り入れる契約にあたり、実質的には借金と同様であるため注意が必要です。

キャッシングとは、クレジットカードを利用し銀行やコンビニ等の提携ATMから限度額の範囲内でお金を引き出せるサービスを指します。

キャッシングで借り入れた金額をリボ払いで返済する方法がキャッシングリボです。

リボ払いと聞くと「元本が減りにくい」「返済できなくなる可能性がある」などネガティブな印象を抱く人もいるかもしれません。

利用残高にかかわらず毎月ほとんど同じ金額を支払うのがリボ払いの特徴であり、無理のない範囲で返済額を設定できるメリットもありますが、前述したようなネガティブな側面があるのも事実です。

注意点
月々の返済金額にではなく利用残高に対して利息が発生するため、利用残高が増額されても毎月一定の金額を支払っていれば、返済期間が長期化し利息負担が大きくなってしまいます。

そのため、クレジットカード決済のリボ払いを頻繁に利用していると支払総額が増え、借金地獄に陥りやすくなってしまうのです。

ギャンブルに依存している

ギャンブルに依存していることも、借金地獄に陥りやすい人の特徴の一つです。

ギャンブルに過度に依存している状態はいわゆる「ギャンブル依存症」と定義されますが、これは決して皮肉ではありません。

ポイント
ギャンブル依存症は、WHOにより正式に病気として認められています。

日本人に広く親しまれるギャンブルの一つであるパチンコは、一般的に勝つことよりも負けることが多い、つまり掛け金を回収できずに損失を被ることの方が多いとされています。

それでも「どうなるか分からないスリル」「大胆に掛け金を回収する快感」を求めて、ギャンブルをやり続けてしまうのがギャンブル依存症の根本的な症状と言えるでしょう。

一度ギャンブルに依存してしまえば、自力で解決するのは非常に困難であると考えられているため、通院する等して本格的に治療を検討するのも一つの手です。

出典:依存症対策全国センター

借金地獄に陥る原因

前項では、借金地獄に陥りやすい人の心理や行動の特徴について解説しました。では、借金地獄に陥る具体的な原因としてはどのようなものが考えられるのでしょうか。

本項では、考えられる原因を2点ピックアップし解説していきます。

借金地獄に陥る主な原因
  • 住宅ローンが返済できない
  • 医療費や介護費用に家計を圧迫されている

一つずつ見ていきましょう。

住宅ローンが返済できない

ライフイベントの一つである住宅の購入。住宅ローンは35年などで組むのが一般的とされており、長期間継続的に返済することが求められます。

そのため継続して安定した収入を得る必要がありますが、健康状態の変化や転職等の人生の転機があれば、ローン契約当初から一定水準以上の経済力を維持するのは容易ではないでしょう。

万が一、住宅ローンの返済が遅れれば前述した遅延損害金が発生し、月々の返済額は大きくなっていきます。

しかし住宅ローンに家計が圧迫され質素な生活を強いられたとしても、家族が共に過ごす住宅を手放したくないと感じる人は少なくないはずです。

注意点
しかし返済が困難になっていけば、住宅ローンの返済額を工面するために借金せざるを得ない状況に追い込まれるケースも十分に考えられます。

ローンを返済するために借金をしてしまうと次は借金の返済に苦しむようになり、徐々に借り入れ金額が増え、いつまでも借金が返済できない「借金地獄」に陥ってしまう恐れがあります。

医療費や介護費に家計を圧迫されている

家族が病気を患えば、どれだけ金銭的な負担が大きくても質の高い治療を受けさせたいと考えるのが自然です。

また介護が必要な家族がいる場合、当該者が快適に暮らせる環境を提供するためであれば、介護費を惜しまない人もいるでしょう。

注意点
ただし医療費や介護費の負担が大きくなると収入だけでは必要な費用を賄えなくなり、借金が必要になるケースも考えられます。

医療費や介護費に家計を圧迫されているのであれば、高額療養費制度などの公的制度を活用するのが効果的です。

高額療養費制度は、医療費が高額になった場合に払い戻しが受けられる制度を指します。

また、介護費用がどうしても捻出できない場合は生活保護を申請する等、公的制度を上手く活用することで医療費や介護費の負担軽減が望めます。

出典:全国健康保険協会 

借金地獄の先に待っていることとは?

借金が返済できない期間が続けば、どのようなことが起こるのだろう?」これは、借金地獄を経験したことがある人や、現在借金地獄に苦しんでいる人が、一度は感じる不安ではないでしょうか。

本項では、借金滞納が続いた場合に起こる出来事として、どのようなことが想定されるのか解説していきます。

借金の滞納が続くと起こること
  • 闇金業者に手を出してしまう
  • 債権者から訴訟を提起される
  • 財産を強制的に差し押さえられる

それでは一つずつ見ていきましょう。

闇金業者に手を出してしまう

闇金業者に手を出してしまう

どうしても借金が返済できなければ、危険だと分かっていながらも最終手段として闇金業者からお金を借りてしまう人が一定数います。

闇金業者とは、貸金業の登録を受けずに金銭の貸し付けを行うことで報酬を得ている違法業者を指します。

どんな事情があっても、闇金業者から借金するくらいなら一般的な業者からの借り入れ金額を増やすべきだと考える人もいるもしれませんが、借入先や借入額を増やすのには限界があるのです。

ポイント
貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える借り入れは禁止されているからです。

したがって借金を繰り返せば、いずれ総量規制が定める上限金額に達し、新たな借り入れができなくなります。

このような状況で借金返済の催促を受け続ければ、闇金業者に手を出してしまう人もいるでしょう。

貸金業法や利息制限法の取決めなど意に介さず、法外な金額・金利帯での貸し付けを行う闇金業者から借金してしまえば、借金地獄は悪化の一途を辿ることとなります。

注意点
本来闇金業者が定めるルールに則り借金を返済する必要はありませんが、闇金業者に弱みを握られれば、巧妙かつ狡猾な手段で返済せざるを得ない状況を作られてしまうリスクもあるのです。

闇金業者の執拗な取り立てを受けて精神が破壊される前に、弁護士へ相談しましょう。

出典:日本貸金業協会 

債権者から訴訟を提起される

借金の滞納が続けば、裁判所から原告の訴えの内容が記載された訴状が届く場合があります。訴状が届けば、債権者に訴訟を提起され出廷を求められているということです。

注意点
訴状に記載された裁判の日時に出廷しなければ民事訴訟法159条に記載される擬制自白にあたり、原告の訴えを認めたのと同様の扱いで敗訴となります。

借金滞納による裁判で債務者側が勝訴する確率はほとんどありませんが、和解に着地し借金減免等が認められるケースもあるので、裁判には必ず出席しましょう。

財産を強制的に差し押さえられる

訴状を無視して裁判に出席しない場合や、裁判に敗訴した場合は、給与や不動産等の保有財産が強制的に差し押さえられることになります。

ポイント
ただし、借金裁判に敗訴した債務者にも最低限度の生活を営む権利が認められていることから、特定の財産は法律によって差押えが禁止されています。

具体的には、家具や寝具、給料の一部や一定水準以下の現金など、最低限の生活に必要な財産は手元に残しておくことが可能です。

借金地獄を抜け出すために相談できる公的機関を紹介

借金の返済に追われる生活から一刻も早く脱出するには、専門家へ相談し、解決策を教えてもらう必要があります。下記の公的機関なら、借金問題の相談が無料です。

無料で相談できる公的機関
  • 法テラス
  • 法律相談センター
  • 全国銀行協会
  • 日本クレジットカウンセリング協会
  • 市役所

上記の公的機関はお金をかけずに相談できるため、借金返済で困っているなら早めに問い合わせてみてください。それでは、各機関の特徴を解説します。

法テラス

法テラス

法テラスの正式名称は日本司法支援センターといい、国が設立した法的援助が受けられる機関です。借金に困っている人を対象に、解決できる制度や弁護士・司法書士会、地方公共団体などの相談窓口を無料で紹介してくれます。

さらに、一定条件を満たせば弁護士費用を法テラスが立て替える制度も提供しているため、資金に余裕がない方でも債務整理など借金問題を解決できる手続きが可能です。

なお、法テラスが定める基準を超える収入がある方に対しては有料で相談に対応しています。

法律相談センター

法律相談センター

法律相談センターは全国に設置してある相談窓口で、日本弁護士連合会が運営しています。弁護士が借金問題の相談を無料で対応。

借金地獄に陥りそうな方や既に返済で生活が苦しい方へ解決策を提案してくれます。

債務整理だけでなく、法律に関するさまざまな相談が可能な点も法律相談センターの特徴です。

依頼したい弁護士や司法書士がいない場合や、どの事務所に依頼しようか迷っている場合は、法律相談センターへの相談も検討してみてください。

注意点
ただし、メールでの相談には対応していないため、直接訪問するか電話での問い合わせが必要です。

全国銀行協会

全国銀行協会

一般社団法人全国銀行協会は銀行員で構成している組織で、返済に困っている人を対象に無料相談を実施しています。

直接債務整理を依頼できませんが、カウンセリングを中心とした相談によって、借金を改善できる方法を提案してもらうことが可能です。

銀行とトラブルが生じた際には、両者の間に入って、裁判を起こすことなく問題を解決するサポートもおこなっています。

日本クレジットカウンセリング協会

日本クレジットカウンセリング協会

日本クレジットカウンセリング協会は、クレジットカードによるショッピングやキャッシング、カードローンで多重債務を抱えた人を対象に、無料で相談に対応している機関です。

ポイント
クレジットカードの使い過ぎや複数の消費者金融から借り入れし、返済に困っている場合は、日本クレジットカウンセリング協会へ相談も検討してみてください。

債務整理を直接依頼できるわけではありませんが、債務整理を相談できる依頼先を紹介してもらえます。

市役所

市役所には、借金に関する相談を無料でおこなえる窓口を設置しています。自治体によっては、弁護士や司法書士が直接相談に対応している場合もあるでしょう。

ポイント
借金問題の解決に意欲的な弁護士や司法書士が担当者になれば、そのまま債務整理手続きの依頼が可能です。

ただし、無料の法律相談を実施していない自治体もあるため、住んでいる市役所に相談窓口があるかホームページや電話などで確認しておきましょう。

市役所の法律相談は、日時指定が必要だったり、有料だったりする場合もあります。

借金地獄から抜け出すためには債務整理が有効的

借金地獄から抜け出すためには、借金の減免を目的とした債務整理を検討するのも有効的です。債務整理には、「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類が存在します。

任意整理債権者との直接交渉により借金の減額を図る手続き
個人再生裁判所に再生計画案を提出し、認可を受けて借金を減額する手続き
自己破産保有財産を現金化し債権者に分配する代わりに借金支払い義務が全て免除される手続き

任意整理

任意整理は、債権者の意向次第では元本を含めて借金が減額されるケースや、そもそも借金を支払わなくて良くなるケースも考えられます。

とはいえ、元本に対する利息や遅延損害金のみが減免対象になるのが現実的な着地点です。

また、手続き後の弁済期間として想定される3~5年の間で債務を履行できる見込みがないと債権者に判断されれば、手続き自体実施できない可能性も否めません。

個人再生

個人再生は、借金を大幅に減額できる手続きです。

個人再生では再生計画案に沿って債務を履行できる返済能力を有しているかが重要視され、裁判所によっては「履行可能性テスト」が実施される場合もあります。

履行可能性テストとは?
債務を履行できる可能性を調査するためのテストであり、裁判所が選任する個人再生委員に対して、6か月間弁済額として予想される金額を支払うことができるかが試されます。

履行可能性テストで継続的な支払いができれば、手続きが認可される可能性が非常に高くなるでしょう。

自己破産

自己破産は、債務履行が不可能となった場合に実施される手続きです。

ただし、債務履行が不可能であることは法律上の「支払不能」に該当してはじめて裁判所に認められるのであって、債務者の主観的判断には基づきません。

支払不能とは?
債務者の職業や収入、健康状態、社会的信用能力等の様々な観点から、債務者の支払能力を評価した時に、残りの借金を返済することが不可能であると判断される状態を指します。

自己破産が開始されれば、自動車や住宅等の価値の高い財産は処分されるのが通常ですが、家具や衣服、一定以下の現金等生活必需品は手元に残しておくことが可能です。

借金地獄に苦しんでいる人は弁護士への相談がおすすめ

一度借金地獄に陥ってしまえば、自力で抜け出すのは困難です。そのため、終わらない借金の返済に苦しんでいる人は、早い段階で弁護士に相談するのがおすすめです。

借金問題を弁護士に相談するメリットとしては以下のようなものが考えられます。

借金問題を弁護士に依頼するメリット
  • 自分にとって最適な解決策を提案してもらえる
  • 借金の返済・催促を一時的に止められる
  • 債務整理が成功しやすい

借金問題の解決策は一つではないため、債務状況に応じて最適な対策をとることは簡単ではありません。

弁護士に相談すれば、借金の金額や借り入れ先の数等に応じて最適な解決策を提案してもらえるため、借金問題のいち早い解決が望めるでしょう。

また、弁護士に債務整理を依頼することになれば、弁護士が手続きへ着手する段階で、債権者宛てに受任通知が発送されます。

受任通知には、手続き終了まで借金の返済および催促を停止する効果があります。

また、債務整理は債権者や裁判所とのやりとり、書類の準備作成等、やるべきことが数多くあり、その分手続きを行うには労力を要します。

弁護士は、債務整理における手続き全般を代行してくれるので、依頼人の負担が軽減されるうえに手続きが成功する可能性が高くなるのです。

借金問題の相談におすすめの弁護士・司法書士事務所5選

※おすすめ一覧は、当サイトが独自に調査したアンケート及び口コミ投稿フォームcrowdworks.jpの口コミ募集ページより寄せられた利用者の声をもとに基準を作成し、客観的・多角的な評価をした上で選定しています。ランキングを決定づける基準や得点は、ランキングの根拠をご参照ください。

はたの法務事務所

はたの法務事務所

はたの法務事務所の特徴
  • 相談料・着手金が無料
  • 何回でも無料で相談ができる!
  • 全国どこでも無料で出張
  • 20万件以上の相談実績

はたの法務事務所は、司法書士の事務所です。全国の指定した場所に無料出張してくれるので、家事や育児の合間に相談も可能です。

ポイント
相談料や着手金が無料で、相談は何回でも無料です。さらに費用の分割払いや過払い金を無料で調べるサービスも行っています。

これまで20万件以上に対応した実績と経験があり、満足度も95.2%※1と高水準です。土日祝日も電話相談が可能なので、平日は忙しくて時間が取れないという人にもおすすめです。

費用の分割払いもできるので、手持ちのお金がないという場合にも安心です。

※1公式サイトより

相談料・着手金無料
任意整理の費用

基本報酬:20,000円〜

減額報酬:減額できた金額の10%

自己破産の費用報酬:30万円~(少額管財事件は+20万円~)
個人再生の費用報酬:35万円~(再生委員に支払う費用+20万円~)
過払い金の費用

基本報酬:無料

過払い報酬:取り戻した過払い金額の20%。※10万円以下の場合は12.8%(+1万円の計算費用)

所在地(東京本店)

東京都杉並区荻窪5-16-12 荻窪NKビル5階・6階

主な対応業務債務整理・過払金請求・登記業務

出典:https://hatano-saimuseiri.net/lp4_aff/ ※価格は全て税込です。

弁護士法人・響

弁護士法人・響

弁護士法人・響の特徴
  • 多くの弁護士が在籍
  • 進捗状況をこまめに連絡
  • 依頼前にかかる費用を明示

弁護士法人・響は、お客様に寄り添った解決を第一の目標としている法律事務所です。納得いくまでわかりやすく方針を説明してくれるだけでなく、進捗状況もこまめに連絡してくれます。

ポイント
24時間365日相談受付しており、全国にも対応しているので、近くに任せられる法律事務所がない場合にもおすすめです。

多くの弁護士が在籍しており、担当弁護士だけでなくチーム全体で取り組んでくれるので、問題解決力も高いです。

依頼前に費用をきちんと明示してくれるので、説明されていない追加料金が発生する不安がないのも魅力です。

相談料無料
任意整理の費用

着手金:55,000円〜

報酬金:11,000円〜

減額報酬金:減額分の11%

自己破産の費用

着手金:33万円〜

報酬金:22万円〜

個人再生の費用

着手金:33万円〜

報酬金:33万円〜※住宅なし:22万円〜

過払い金の費用

着手金:無料

解決報酬金:22,000円

過払報酬金:返還額の22%(訴訟:27.5%)

所在地(西新宿オフィス)

東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー14階

主な対応業務債務整理・交通事故・相続・離婚

出典:https://hibiki-law.or.jp/ ※価格は全て税込です。

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所の特徴
  • 債務整理の事案を数多く手がけた経験と実績
  • 土日祝日も電話対応OK
  • 借金問題の相談料は無料

東京ロータス法律事務所は、債務整理事案を数多く手がけた実績があるので、ノウハウを持っており、ひとりひとりの事情に応じた解決策を提案してくれます

ポイント
借金問題の相談料は無料なので、弁護士に依頼するお金がないという場合でも相談可能です。

電話相談には電話代がかからないので、じっくりと納得のいくまで相談できます。

電話相談は土日祝日も対応しているので、平日は仕事で忙しい方も安心です。

相談料

無料
任意整理の費用

着手金・報酬金:22,000円

減額報酬:11%

自己破産の費用着手金・報酬金:220,000円~
個人再生の費用着手金・報酬金:330,000円~
過払い金の費用

着手金・報酬金:無料

過払い金報酬:返還額の22%

所在地

東京都台東区東上野1丁目13番2号成田第二ビル2階

主な対応業務債務整理・交通事故・労働問題・債権回収・相続問題・不動産トラブル

出典:http://tokyo-lawtas.com/ ※価格は全て税込です。

ひばり法律事務所

ひばり法律事務所

ひばり法律事務所の特徴
  • わかりやすいコラムで予備知識を得られる
  • 25年以上の実績のある弁護士が運営
  • 女性の弁護士が在籍している

ひばり法律事務所は、2020年7月に個人事務所「名村弁護士事務所」から弁護士法人事務所「ひばり法律事務所」に組織変更した法律事務所です。

ポイント
25年以上の経験と実績のある弁護士が所属しており、さまざまなケースに適切な対応が可能です。

「ご相談者様の立場に立って、親身になって業務をすること」を基本理念として掲げており、一人ひとりに合った解決策を提案してくれます。

女性の弁護士も在籍しているため、女性に相談したい人にもおすすめです。

相談料無料
任意整理の費用着手金・報酬金:22,000円
自己破産の費用着手金・報酬金:220,000円~
個人再生の費用

着手金:330,000円~

報酬金:220,000円~

過払い金の費用

着手金:0円

報酬金:0円~

成功報酬:回収金の22%(訴訟は27.5%)+実費

所在地

東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階

主な対応業務借金問題・サイト被害・離婚・相続

出典:https://www.hibari-law.net/ ※価格は全て税込です。

弁護士法人ユア・エース

弁護士法人ユア・エース

弁護士法人ユア・エースの特徴
  • 専門チームでの迅速な対応
  • 諦めずに戦い続ける姿勢
  • 債務整理専用サイトで借金減額診断が可能

弁護士法人ユア・エースは、依頼者が本当に求める最高の成果にこだわり、利用者の声に耳を傾けてくれる法律事務所です。

ポイント
早期解決を目指し、各案件には専門チームで迅速に対応してくれます。

公式サイトで借金が減額できるかどうかを無料で診断できるので、相談すべきか迷ったらまずは無料診断を試してみてはいかがでしょうか。

24時間365日、全国エリアの相談を受け付けているのも魅力的ですね。

相談料無料
任意整理の着手金・報酬金

着手金:55,000円~

和解報酬:11,000円~

減額報酬:減額分の11%

過払い報酬:返還額の22%※訴訟の場合は27.5%

自己破産の着手金605,000円~
個人再生の着手金715,000円~※住宅ローンなし:605,000円~
過払い金の成功報酬

着手金:無料

報酬金:返還額の22%※訴訟の場合は27.5%

所在地

東京都中央区日本橋堀留町2-3-14 堀留THビル10階

主な対応業務債務整理・交通事故・相続・離婚・労働紛争

出典:公式サイト ※価格は全て税込です。

よくある質問

債務整理にはどんな方法がある?
債務整理の主な方法には、任意整理・個人再生・自己破産があります。任意整理は債権者と交渉し、利息を減額し、借金を3~5年で分割して返済する方法です。個人再生は裁判所を介して手続きし、大幅に減額(最大10分の1)した借金を原則として3年で返済します。自己破産は裁判所に支払不能と認めてもらい、法的に借金の返済義務をなくす方法です。それぞれ利用できる条件が異なりますが、素人では判断が難しいといえます。裁判所を介する個人再生と自己破産は手続きが複雑で、任意整理は債権者との交渉が必要なため、法律の専門家である弁護士・司法書士への依頼がおすすめです。
債務整理のメリット・デメリットとは?
債務整理のメリットは借金の減額や免除によって、返済による生活への負担を軽減できる点です。お金に余裕がなく節約を強いられる生活や、返済を請求される日々から解放される点は債務整理の大きなメリットといえます。一方で、債務整理を実施すると、信用情報機関に事故情報として登録される点がデメリットです。約5~10年の登録期間中は、信用取引全般が利用できません。
債務整理の手続きにかかる期間はどれくらい?
債務整理の手続きにかかる期間は、利用する方法によって異なります。任意整理の場合は、裁判所を介さないため比較的手続きがスムーズに進むため、短い場合だと必要な期間は4~6カ月ほどです。一方で、個人再生や自己破産は裁判所を介して手続きし、借金を大幅に減額・免除する債務整理方法のため、6カ月~1年ほどの期間が必要となります。
債務整理の方法はどうやって決める?
弁護士や司法書士は、依頼者の借金状況や返済能力を確認し、適した債務整理方法を提案します。利息をなくし、借金の元本を継続して返済できる場合は任意整理、任意整理では借金を返済できないが自己破産したくない場合は個人再生、返済能力がなく完済が困難な場合は自己破産を検討しましょう。自己破産は借金を免除してもらえる方法ですが、誰でも利用できるわけではありません。さらに、財産の大半が没収され、一部の職業や資格に制限がかかるため、最終手段といえます。
借金の返済が不可能な場合は破産するしかない?
借金を滞納したり、複数の借り入れをおこなったりし、返済の目途が立たない場合には自己破産を検討すべきです。自己破産はマイナスのイメージが強いですが、一刻も早く生活を再生させるには重要な手続きといえます。借金返済に困っている場合、甘い誘惑に負けてしまいヤミ金業者に手を出してしまう人も少なくありません。しかし、ヤミ金業者で借金をすると、違法な高金利によって借金地獄から抜け出せない可能性もあります。借金問題で困っているなら、まずは公的機関や弁護士などの専門家に相談しましょう。
自己破産を申し立てたが免責不許可となった場合、どうすればいい?
自己破産が裁判所に認めてもらえない場合は、任意整理や個人再生の手続きに変更する必要があります。ただし、1度は免責不許可事由と判断された場合でも、情状によって免責許可の決定を受けられる可能性もゼロではありません。そもそも、債務整理の経験や実績が豊富な弁護士に相談すれば、免責不許可事由に該当する場合は自己破産を提案されないでしょう。弁護士へ借金問題を相談する際は、どのようにして生活を立て直したいのかしっかりと伝えておくことが大切です。

まとめ

今回は、借金地獄とははどのような状態であるか、借金地獄に陥る原因解決策等について解説しました。

元本だけを返済するのはそれほど難しくないかもしれませんが、借金には必ず利息が発生し、返済期間が長期化するほど利息負担は大きくなっていきます。

返済が期日に遅れれば遅延損害金が発生し、さらに支払総額が大きくなります。

一度返済できない状況に陥れば、借金は雪だるま式に膨れ上がっていくため、早めに対処することが重要です。

現時点で借金地獄に苦しんでいる人や、借金の返済が困難になり始めている人は、早い段階で弁護士に相談しましょう。

記事内で紹介した弁護士・司法書士事務所では無料相談も実施しているため、借金問題に悩んだ場合は大きなトラブルに発展する前に早めの相談を心掛けましょう。

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*本記事は、以下の編集者によってファクトチェックが完了しています
小林まな

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おかねプロ編集部

小林まな


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2021年入社から一貫して金融ジャンルのライティングを担当しています。金融系記事の執筆本数は150本を超えました。

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