家計

近頃、個人事業主やフリーランスとして仕事を請け負う人が増えています。個人事業主になると、確定申告のために経費の計算が必要になります。

事業用にクレジットカードを作成するなら、法人カードがおすすめです。

個人用と法人用のクレジットカードを使い分けると、いくつかメリットもあります。そこで本記事では以下の項目をご紹介します。

この記事でわかること
  • 個人事業主におすすめの法人カード5選
  • おすすめの選び方
  • 個人カード・法人カードを分ける?分けない?
  • 法人カードを持つメリット・デメリット

年会費無料のクレジットカード初めて法人カードを持つ方にもぴったりのクレカをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

年会費無料のカードも!個人事業主におすすめの法人カード7選

まずは、個人事業主におすすめのクレジットカードを5つ厳選してご紹介しましょう。年会費が無料のものから、特典が豊富なものまで幅広くピックアップしています。

三井住友ビジネスカード for Owners クラシックカード

三井住友ビジネスカード(クラシック)

三井住友ビジネスカード for Ownersのクラシックカードは、年会費が安く、優待店舗を利用するならポイントが貯まりやすいのが特徴です。

 対象店舗からよく利用する店舗を3つ選んで登録すると、店頭での買い物時に通常ポイントよりもさらに多くのポイントが還元されます。

また、分割払いやリボ払いにも対応しているので、大きな買い物をした時にも安心です。

年会費(初年度) 無料
年会費(次年度以降)
  • 本会員1,375円(税込)
  • パートナー会員1名につき440円(税込)
国際ブランド VISA
ポイントの種類 Vポイント
ショッピング還元率(通常) 0.5%
特典
  • ETCカード初年度無料(次年度は前年度に利用がなければ550円)
  • 海外旅行傷害保険
  • 分割払い・リボ払い対応
申込条件 満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方

JCB CARD Biz 一般

JCB CARD Biz 一般

JCB CARD Biz 一般は、特に出張や外泊が多い個人事業主フリーランスの方におすすめの法人カードです。

QUICPayやApple Payなどのキャッシュレス決済に対応している点も魅力。忙しい個人事業主の方でも、スマートに決済可能です。

分割払いやボーナス一括払いなどの支払い方法にも対応しており、使い勝手の良いカードです。
年会費(初年度)
  • 無料
  • ETCカード1枚無料
年会費(次年度以降)
  • 1,375円(税込)
  • ETCカード1枚無料
国際ブランド JCB
ポイントの種類 Oki Dokiポイント
ショッピング還元率(通常) 0.3%〜
特典
  • 弥生やfreeeなど会計ソフトのデータ連携
  • 法人向け出張サービス(国内航空券の予約や変更ができる)
  • JCS限定プラン(宿泊予約サイト「じゃらんnet」で提供している法人限定の安価なシークレットプラン)
  • 分割払い対応
  • 旅行傷害保険
申込条件
  • 法人代表者または個人事業主
  • カード使用者は20歳以上の方が対象

NTTファイナンス Biz レギュラーカード

NTTファイナンス Biz レギュラーカード

NTTファイナンス Biz レギュラーカードは、年会費が永年無料のリーズナブルな法人カードです。追加カードも無料なので、複数の従業員に配布したい場合でも手軽に発行できます。

利用明細はWeb上で確認でき、経費管理に便利です。

また、ポイント還元率が1.0%と法人カードの中では高く、たまったポイントは1ポイント1円として利用できるため、経費の削減にも役立ちます。

年会費(初年度)
  • 本会員無料
  • 追加カード無料
  • ETCカード550円(税込)
年会費(次年度以降)
  • 本会員無料
  • 追加カード無料
  • ETCカード550円(税込)
国際ブランド VISA
ポイントの種類 ポイント
ショッピング還元率(通常) 1.0%
特典
  • 個人事業主に限り、分割払い・リボ払いなど複数対応
  • 海外・国内旅行傷害保険
  • 国内・国外の有名パッケージツアーが優待価格(最大8%OFF)
  • Amazon Business
  • カード盗難保険などセキュリティに関する保険が充実
申込条件
  • 法人もしくは個人事業主
  • カード使用者は、満20歳以上
  • 法人は、連帯保証人が必要

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、ビジネスに嬉しい特典が豊富な法人カードです。

年会費は高めですがその分サービスが手厚いので、出張が多く空港をよく利用する場合などに特におすすめです。

 ポイント還元率が1.0%と高いのも特徴のひとつです。たまったポイントはマイルやアイテムに交換できるだけでなく、支払いにも充当できます。

持っているとステータスにもなるおすすめの法人カードです。

年会費(初年度)
  • 本会員34,100円(税込)
  • 追加カード13,200円(税込)
年会費(次年度以降)
  • 本会員34,100円(税込)
  • 追加カード13,200円(税込)
国際ブランド American Express
ポイントの種類 ポイント
ショッピング還元率(通常) 1.0%
特典
  • クラウド会計ソフト freeeへのデータ連携
  • 一律の限度のない利用限度枠
  • 国内外旅行傷害保険など出張サポートが手厚い
  • リボ払いサービス
申込条件 法人代表者または個人事業主

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、個人事業主やフリーランスに向けた特典が豊富で、年会費も低価格の法人カードです。

ヤフービジネスサービスやクラウドワークス、アマゾンウェブサービスなど、ビジネスでよく利用される店舗やサイトが優待されています。

 特定のサービスを利用すると永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円ごとに4ポイント)貯まるのも魅力的です。

また、追加カードは4枚まで無料で作成でき、ETCカードも無料で作れます。

申し込み時に必要な書類は本人確認書類のみなので、開業したばかりでも申し込みができる点もおすすめのポイントです。
年会費(初年度)
  • 本会員無料
  • 追加カード4枚まで無料
  • ETCカード無料
年会費(次年度以降)
  • 本会員1,100円(税込)
  • 追加カード4枚まで無料
  • ETCカード無料
国際ブランド America Express
ポイントの種類 永久不滅ポイント
ショッピング還元率(通常) 0.5%
特典
  • エックスサーバー初期設定費用無料
  • かんたんクラウド(MJS)月額利用料3か月分無料
  • 申し込み時に登記謄本・決算書は不要
申込条件
  • 学生・未成年を除くご連絡が可能な方
  • 提携する金融機関に決済口座がある方

freee VISAカード

freee visa

会計ソフトを利用する予定であれば、freee VISAカードがおすすめです。登記簿謄本・決算書不要で設立後まもない時期から発行できます。

 追加カードを最大999枚まで発行できるため、事業規模が大きくなっても引き続き使いやすいカードです。

カードで支払ったお金は、クラウド会計ソフト「freee」に自動で同期されます。入力する時間を削減でき、ビジネス効率を高めてくれます。

年会費(初年度) 無料
年会費(次年度以降) 1,375円(税込)

※条件を満たせば2年目以降も無料。

国際ブランド VISA
ポイントの種類
ショッピング還元率(通常)
特典
  • クラウド会計ソフト freeeへのデータ連携が簡単
  • 創業間もない時期から発行可能
  • 2年目以降も年会費無料で利用できる可能性あり
申込条件 法人代表者または個人事業主

EX Gold for Biz S

ex gold for biz s

オリコが発行するEX Gold for Biz Sには、MasterCardビシネスアシストもしくはVisaビジネスオファーが付帯しています。

 どちらも福利厚生プログラムや経理システムなど、ビジネスで重宝するサービスが充実しています。

毎月の利用額が明細で一目瞭然になるため、会計処理にかかる時間が軽減されるのもメリットです。年会費は初年度無料、2年目以降も税込2,200円とリーズナブルな設定になっています。

年会費(初年度) 無料
年会費(次年度以降) 2,200円(税込)
国際ブランド MasterCard
ポイントの種類 暮らスマイル
ショッピング還元率(通常) 0.50%
特典
  • 空港ラウンジ無料サービス
  • タッチ決済対応
  • インターネットショッピングでもポイントが貯まる
申込条件 法人代表者または個人事業主

個人事業主向けの法人カードの選び方のポイント

個人事業主向けの法人カードの選び方のポイント

個人事業主がクレジットカードを選ぶときのポイントは、大きく3つあります。

選び方のポイント
  1. 年会費のコスパ
  2. ポイント還元率
  3. 利用限度額

年会費が高くても、ポイント還元率が高かったり、お得な特典があったりすると結果的に経費削減に繋がるケースも少なくありません。またいざという時のために、利用限度額が高いと安心です。

1年会費のコスパ

個人事業主向けの法人カードの選び方のポイント

出張が少ない個人事業主の方であれば、年会費が無料または低価格のものがおすすめです。

 年会費の元が取れなければ、無駄なコストとなってしまいます。

法人カードの中には、特典を利用した分で経費削減できるケースも多いです。シミュレーションを行い、法人カードを導入すべきか考えてみましょう。

年会費の価格だけでなく、特典なども考慮に入れてコスパが良い法人カードを選ぶと良いでしょう。

2ポイント還元率

個人事業主向けの法人カードの選び方のポイント

年会費が高くても、ポイント還元率が高ければポイントと相殺できる場合があります。ポイントを利用して商品やマイルに交換すれば、経費の削減にもつながります。

よく利用するサービスや店舗が優待されていればポイントが貯まりやすく、よりお得に法人カードを利用できます。

3利用限度額

高価な機材を購入する場合などに使いたい場合、利用限度額が大きい法人カードでないと対応できません。いつ必要になるか分からないため、利用限度額は大きい方が安心です。

法人カードによっては、事前に申請すれば一時的に利用限度額を高く設定できるものもあります。

事業の大きさや扱う金額にもよりますが、利用限度額には余裕を持たせておくと良いでしょう。

審査なしの個人事業主向けクレジットカードはない

審査なしの個人事業主向けクレジットカードはない

原則的には、審査なしで申し込める法人カードはありません。法人カードの申し込みに審査を必要とする大きな理由は、クレジットカード会社の貸し倒れリスクを防ぐためです。

 個人事業主が返済をしてくれなければ、クレジットカード会社がお金を立て替えている状態となります。結果的に貸し倒れにつながってしまうかもしれません。

よって、申込者の返済能力を確認するためにも審査は欠かすことができないのです。

開業前・開業したばかりの個人事業主でもクレジットカードの審査に通る?

審査なしの個人事業主向けクレジットカードはない

開業したばかりでも審査に通る可能性はあります。審査基準は各カード会社の機密事項のため、確かなことは言えません。

しかし、審査に必要な書類が本人確認書類だけの場合も多いため、審査で重要なのは経営者の信用情報である可能性が高いです。

 開業して年数が経っていると、運営歴が長いと判断され、審査に通りやすい場合もあります。

業績も赤字より黒字の方が有利です。

個人カード・法人カードは分ける?分けない?違いを比較!

法人カードと個人カードの違いは?

法人カードと個人カードは、クレジットカードの発行対象が個人か、法人または個人事業主かという違いだけでなく、様々な違いがあります。

法人カードと個人カードには共通点も多いので、個人事業主はプライベート用のクレジットカードを事業でも併用しようと考えている方もいるかもしれません。

 実際に比較すると、個人事業主にとっても法人カードを作成するメリットがあることが分かります。

以下、法人カードと個人カードの主な違いを一覧にまとめました。ぜひ、法人向けクレジットカード選びの参考にしてみてください。

法人カード 個人カード
利用限度額が大きい 利用限度額が低い
特典がビジネスに特化 特典は個人向け
年会費がかかる 年会費は無料なことが多い
ポイント還元率が低いことがある ポイント還元率が高いことがある
支払い口座は法人名義や屋号名義 支払い口座は個人名義
一括払いのみが多い 一括払いだけでなく、分割やリボ払いにも対応している

法人カードは利用限度額が大きいですが、還元率がそれほど高くない年会費がかかるなどのデメリットがあります。

一方個人カードは年会費無料かつ還元率が高いカードもありますが、利用限度額が少ない傾向にあります。

両者の違いを把握して、どちらが良いか自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

法人カードと個人カードを分けないと青色申告が面倒?

法人カードと個人カードを分けないと青色申告が面倒?

法人カードは青色申告をする際に仕訳がしやすいのも特徴のひとつです。

 個人カードと併用する場合、プライベートで経費を立て替えたことになり、引き落とし日に「未払金」を支払ったことになります。このため、青色申告する際に少し記載が面倒になります。

ですが、法人カードの場合には、引き落とされた日が支払日になるので、仕訳が簡素化されます。仕訳は少しの手間ですが、積み重なると大きなタスクになってしまいます。

楽に仕訳をするためにも、青色申告をする場合には法人カードを利用するのがおすすめですよ。

個人事業主が法人カードを持つデメリット

メリットが大きい法人カードですが、法人カードには個人カードにはないデメリットが2つあります。

法人カードの主なデメリット
  1. 年会費がかかる
  2. 支払いは一括のみの場合が多い

選ぶカードによってはこれらのデメリットがないものもあります。いくつか比較しながらじっくりと検討していきましょう。

1年会費がかかる

個人事業主が法人カードを持つデメリット

法人カードはほとんどの場合、年会費がかかります。1,000円程度のものから数万円かかるものもあり、その分手厚いビジネスサポートが受けられます。

ポイント還元率が高ければ年会費が高くても相殺可能です。

利用するおよその年額と還元されるポイントを計算してみてから加入を検討しても良いでしょう。

2支払方法は一括払いのみの場合が多い

法人カードの中には、分割払いやリボ払いに対応していないものもあります。よって、まとまったお金を用意できなければ購入が難しい場合もあるかもしれません。

最近では分割払いやリボ払いなどができる法人カードも増えてきました。希望の支払い方法に対応しているかチェックしておきましょう。

まとめ

本記事では、個人事業主におすすめのクレジットカードを5枚紹介しました。個人事業主向けカードもありますが、場合によっては法人カードの方がメリットが大きいこともあります。

個人カードと事業用カードを分けるべきか悩んでいる方も多いでしょう。法人カードは個人カードよりも利用限度額が大きいので、高価な機材を購入する時などに便利です。

法人カードは、出張サポートや会計ソフトとの連携サービスなど特典が豊富で、キャッシュフローがシンプルになったり経費の削減になったりします。

還元率が高い法人カードなら、貯まったポイントでマイルや商品と交換でき、年会費と相殺できる場合もあります。プライベート用と分けられるのでお金の流れが明確になるのもメリットです。

事業にあったコスパの良い法人カードを選んで、経理管理や経費削減に役立てましょう。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
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