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FXのスプレッドとは?人気各社を徹底比較!計算方法についても解説!

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FXの取引において重要な要素の1つとしてスプレッドが挙げられます。

スプレッドをうまく理解していないと、実際の取引で苦労してしまうことがあるためFX初心者の方は十分に理解する必要があるでしょう。

そこで、今回はFXのスプレッドについて以下の項目を徹底解説します。

この記事でわかること
  • おすすめのFX口座
  • FX会社のスプレッドを比較
  • スプレッドの計算方法
  • スプレッドはなぜ変動する?

FXを初めたいと考えている方も、やっているけどスプレッドがなにかイマイチわかっていない方もぜひ参考にしてみてくださいね!

監修者情報
新井智美

監修者
新井智美


トータルマネーコンサルタント

公式HP:

https://marron-financial.com/

コンサルタントとしての個人向け相談や、資産運用などにまつわるセミナー講師のほか、大手金融メディアへの執筆および監修に携わっている。現在年間300本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績 は2,500本を超える。
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FXのスプレッドとはどういう意味?

FXのスプレッドとは「取引1回にかかるコスト」のことを指します。実はFXは取引ごとに微妙にお金がかかるため取引自体が無料でできるわけではないのです(取引手数料等は省いています)。

では、なぜコストが発生してしまうのでしょうか?詳しい仕組みについて見ていきましょう。

FXのスプレッドの仕組み

スプレッドは正確に表すと「売値(bid)と買値(ask)の差額」を意味します。この差額分こそがFXの取引ではコストとなり、微細な損失につながってしまうのです。

通常、FXの取引では売値買値が同時に表示されます。実際に米ドル/円のレートを例に挙げてスプレッドの仕組みについて見ていきましょう。

売値買値
102.038102.040

このようなレートが成立している際、買値-売値の差額分である0.2銭分の損失が発生してしまいます。このように外貨を買ったときと売ったときで生じてしまう差額こそがスプレッドの正体なのです。

外国為替市場では買値と売値のレートはそれぞれ異なります。為替市場の売買の状況に応じて相場が変動するためです。

スプレッドは金融機関の収益となっており、差額が広ければ広いほど収益は増大します。

ポイント
しかし、裏を返せばスプレッドが狭ければ狭いほど取引のコストは下がり、スプレッドを抑えることができます。

スプレッドは、1通貨ごとに発生するので1度に取引する量が多ければ、その都度発生するスプレッドも大きくなります。

FXのスプレッドは狭いほうが良い

「スプレッドと言ってもたかだか何銭かの違いでは…」と感じる方も中にはいるかもしれません。しかし、スプレッドの範囲が広いほど損する額も増えるのです。

たとえば、スプレッドが0.2銭で10,000ドル購入した場合、損益は20円となります。しかし、スプレッドが2円になるだけで損益は20,000円にも及びます。

スプレッド狭い範囲で取引をすることがどれだけ大事か理解いただけたでしょうか。

スプレッドのコスト
  • スプレッドが広い:コストが高い
  • スプレッドが狭い:コストが安い

またスプレッドは通貨ペアによって異なります。外貨の取引状況やFX業者の取り決めなどにより変動するためです。

複数の外貨を取引する際は、通貨ペアのスプレッドを必ずチェックして取引するようにしましょう。

FXのスプレッドの単位

FXのスプレッドの単位は「」と「pips」の2種類です。

スプレッドの単位
  • 銭…通貨ペアの片方が日本円の場合に用いられます。
    米ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円などの場合に使用されます。
  • pips…反対に通貨ペアが外貨同士の場合に用いられます。
    米ドル/ユーロ、ポンド/韓国ウォン、カナダドル/カナダドルなどの場合に使用されます。

pipsは国際的なスプレッド単位であるため、FXの取引をするなら覚えておきたい単位です。ちなみに、銭/pipsのレートは以下の通りになります。

ポイント
銭/pipsのレート:1銭=1pips=0.01円

FX会社のスプレッドを徹底比較!

ここで、各FX口座のスプレッドを比較してみましょう。ただ通貨ペアはかなりの種類が存在するため今回は米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円の3つに絞って比較していきます

FX会社スプレッド
米ドル/円ユーロ/円ポンド/円

gmoクリック証券 ロゴ

GMOクリック証券
※基本スプレッドは原則固定

0.2銭※原則固定0.4銭0.9銭※原則固定

外為どっとコム ロゴ

外為どっとコム

0.2銭
※原則固定例外あり(2022年3月4日時点)

午前3時~午前9時】0.5銭〜10銭

午前9時~午前3時】0.4銭
※キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
※原則固定例外あり

0.9銭
※原則固定例外あり

DMM-FX-ロゴ

DMM FX

0.2銭※原則固定(例外あり)

0.5銭※原則固定(例外あり)

1.0銭※原則固定(例外あり)

外貨exロゴ

外貨ex

0.2銭※原則固定

0.4銭※原則固定

0.9銭※原則固定

LINE-FX ロゴ

LINE FX

0.2銭

0.5銭

1.0銭

※2024年4月3日時点

スプレッドを理解したら口座開設!おすすめFX口座5選!

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1GMOクリック証券

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、取引コストが安く高水準のスワップポイントも実現しているため有利な取引が可能です。

また取引ツールの豊富さに定評がありスマホ・PCから以下のツールを無料で利用できます。

取引ツール
  • PLATINUM CHART
  • はっちゅう君FX+
  • GMOクリックFX

どのツールも初心者の方でも使いこなしやすい設計となっているため最初のFX取引に是非使いたいツールとなっています。

ポイント
さらにFX口座新規開設&取引で最大550,000円キャッシュバックの特典もあります。

最短即日で取引も可能。すぐに高品質なFX取引をしたい方におすすめのFX口座です。

最低取引単位1,000通貨
取引手数料無料
最低入金金額下限なし
スプレッド※3
  • 米ドル/円:0.2銭※原則固定
  • ユーロ/円:0.4銭※原則固定
  • ポンド/円:0.9銭※原則固定
通貨ペア20通貨ペア

2DMM FX

DMMFX

DMM FXは、最短1時間で取引をスタートさせることができます。郵送物の受け取りなしにスピーディな取引が行えます。

またFXツールは6種類を超え状況に合わせて使い分けることで取引のパフォーマンスを高められます。

FXツール
  • DMM FX(スマホ)
  • DMM FX  for smart phone(スマホ)
  • DMMFX PLUS
  • DMMFX STANDARD
  • 取引通信簿
  • プレミアチャート

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クイック入金サービスは、インターネットバンキングから直接入金&即時反映するサービスです。スマホ・PCから利用可能ですよ。

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最低取引単位10,000通貨
取引手数料無料
最低入金金額制限なし
スプレッド・0.2銭(米ドル/円)※原則固定(例外あり)
・0.5銭(ユーロ/円)※原則固定(例外あり)
・1.0銭(ポンド/円)※原則固定(例外あり)
通貨ペア21通貨

3LINE FX

LINE FX

LINE FXでは、公式ツール・アプリリアルタイムで反映されるマーケット情報を駆使してスムーズな取引を行うことができます。

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資産は分別管理(信託保全)。万が一LINE証券が破綻しても利用者の資産は守られます。

LINEで24時間AIによる受付がされているため困った時でもすぐに相談できますよ。

最低取引単位1,000通貨
取引手数料無料
最低入金金額制限なし
スプレッド・0.2 銭(米ドル/円):通常スプレッド0.2 ~ 3.6銭(米ドル/円)
・0.5銭(ユーロ/円):通常スプレッド0.5 ~ 5.4銭(ユーロ/円)
・1.0銭(ポンド/円):通常スプレッド1.0 ~ 8.9銭(ポンド/円)
原則固定※例外あり通貨ペア・スプレッド一覧https://line-fx.com/market/spread/ex/summaryList
通貨ペア23通貨ペア

4外貨ex

外貨ex

外貨exでは、新規の口座開設と取引の条件達成で最大55万円をキャッシュバックしてもらえるキャンペーンを実施中です。

口座開設の申し込みは最短5分で完了。取引手数料も0円のため、安心して取引を行えます。

最低取引単位1,000通貨
取引手数料無料
最低入金金額制限なし

スプレッド

※原則固定・例外あり

・0.2銭(米ドル/円)
・0.4銭(ユーロ/円)
・0.9銭(ポンド/円)
通貨ペア24通貨ペア

5外為どっとコム

外為どっとコム

外為どっとコムは、1,000通貨から取引を始められるため低コストでFX取引が行えます。初心者でも安心してFXを始められますよ。米ドル/円ならば10,000円から取引が可能です。

外為どっとコムでは、中長期投資を目指す投資家向けに高水準のスワップポイントを実現させています。

スワップポイント
  • メキシコペソ/円 60円
  • 南アランド/円 70円

※2021年7月23日適用分 買いポジション10万通貨あたり

また外為どっとコムでは、初心者向けのセミナーを定期的に開催しております。中・上級者の方向けにも以下の豊富なマーケット&投資情報を提供しています。

マーケット&投資情報
  • ニュース
  • マネ育ch
  • ピタんこテクニカル

そして、「FXに興味はあるけど手軽に始めたい」という方に向けて「らくらくFX積立」というサービスも用意されています。

らくらくFX積立の特徴
  • 1通貨単位から注文が可能。100円から気軽に取引。
  • 購入通貨・購入額・頻度・レバレッジを設定するだけで自動的に注文。

    低コストでこれからFXを学んでみたい、初心者に優しいFX口座と言えるでしょう。

    最低取引単位1,000通貨
    取引手数料無料
    最低入金金額1,000円~
    スプレッド
    • ドル/円:0.2銭※原則固定例外あり(2022年3月4日時点)
    • ユーロ/ドル:0.3pips※キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。※原則固定例外あり(2023年9月6日時点)
    • ポンド/ドル:1.0pips ※原則固定例外あり(2022年9月12日時点)
    通貨ペア30通貨
    ※口座開設月から翌月末まで※2023年7月1日(土)午前6時00分開始

    FXでスプレッドは損益にどう影響する?

    FXでスプレッドが発生すると、損益にある程度の影響を及ぼします。また、FXのスプレッドによるコストはいつ払っているの?と思われる方もおられるのではないでしょうか。

    FXのスプレッドは取引の損益にあらかじめ反映されているので、スプレッド分のコストを別途支払ったり、口座の残高から引かれることはありません。

    両建てした場合にはスプレッドによるコストが2倍発生します。

    両建てとは、同じ通貨ペアで買いと売りの両方のポジションを同時に保有することです。

    損益に起こる影響
    • 利益が出ている場合の損益
    • 利益が出ていない場合の損益

    利益が出ている場合の損益

    利益が出ている場合には利益が損なわれることになり、思っていたような利益が出ない場合もあります。

    ポイント
    スプレッドはFX業者に請求されてしまう金額となりますので、どのような状況でもお金をある程度取られてしまうものです。

    利益が出ている場合、スプレッドにより一部の金額は業者に取られてしまいますが、ある程度利益が出ているようであれば、スプレッドの損失はさほど影響のないものとして処理されます。

    利益が出ていない場合の損益

    利益があまり出ておらず、小規模な利益だった場合にはスプレッドの影響を大きく受けてしまいます。

    特にスプレッドが広いとされている銘柄で取引していた場合、スプレッドの損失を大きく受ける形になり、本来プラスだった金額がマイナスに変わってしまう場合もあります。

    ポイント
    スプレッドが広ければ広いほど損失は拡大します。また、取引数量が多ければ多いほどスプレッドの影響を受けるようになります。

    スプレッドによって損失を拡大させる問題が発生することで、本来の損失に加えて、スプレッドによる損失分も加えられてしまうため、余計な損失を計上する形になります。

    スプレッドと本来の損失で二重の損失を計上していることで、かなりのマイナスが発生する場合もあります。損失を減らすためには利益を出すための取引が必要です。

    つまりマイナスが生じる場合、スプレッドの影響で余計なマイナスが増えます。

    スプレッドの影響を最小限に抑えるためにはスプレッドの比較が必要

    スプレッドによる損失を最小限に抑えるためには、スプレッドの比較が必要不可欠となります。スプレッドを見ておくだけでも取引状況は変わるため、スプレッドを抑えて取引できる環境をしっかり整えましょう。

    スプレッドの数字が大きければ大きいほどマイナスは増えます。できる限りスプレッドの数字が小さいものを選んで取引するなどの対応が必要です。

    ポイント
    スプレッドを比較することで、かなり広いスプレッドで取引することがなくなり、少しだけ損失を抑えられるようになります。

    マイナスをできる限り減らしていくためには、スプレッドの小さい銘柄を中心に取引するなどの対応を検討し、少しでも安心して取引できる環境を作りましょう。

    比較によってスプレッドの広い銘柄や業者を利用する傾向が減ります。

    FXのスプレッドの計算方法を解説!

    FXの取引ではスプレッドの広狭を常に意識する必要があります。そこで、スプレッドの具体的な計算方法について具体例を挙げながら解説していきます。

    銭の計算方法

    日本円での取引を行う場合は「」を単位として使用します。計算するにあたって銭を円に換算しておくと計算が格段に行いやすくなります。

    ちなみに1銭=0.01円となるので覚えておきましょう。

    コストの基本的な計算方法は以下のようになります。

    ポイント
    コスト=通貨数×スプレッド

    たとえば、スプレッド0.3銭、20,000通貨で取引した場合、「20,000通貨×0.3銭(0.003円)=60円」となります。

    pipsの計算方法

    外貨のみで取引を行う場合は「pips」を単位として使用します。「pips」も円に直しておけば計算しやすいですよ。1pip=0.01円となるため、銭の算出方法と同じです。

    たとえば、スプレッド0.2pips、50,000通貨で取引した場合、「50,000通貨×0.2pips(0.002円)=100円」となります。

    ドル換算に直すと1pip=0.0001ドルとなります。海外のFX口座を利用を考えている方は覚えておきましょう。

    FXのスプレッドが変動する理由

    スプレッドは原則固定となっている口座が多いですが、スプレッドには変動制のスプレッドがあります。

    ポイント
    変動制スプレッドは、レートの変動によりスプレッドの広狭が変化します。

    固定制スプレッドと変動制スプレッドのどちらも変動しやすい時間帯や相場の状況などがあります。そこで、スプレッドが変化する理由について3つ解説していきます。

    注目経済指標のニュース後

    テレビで取り上げられるほどのビッグニュースが報道されると価格の変動が起こりやすくなります。

    リーマンショック、コロナ不況など経済界を混乱させたニュースは相場にも多大な影響を与えます。

    中でも雇用統計のニュースは注目度が高く、内容が発表されるまで投資家はかたずを飲んで見守るため流動性が低くなります。

    そして、発表後は注文が激増し価格の相場が急変し取引の流動性が一気に失われます。

    銀行間取引の場であるインターバンクで顧客の取引を行うブローカーの中には、下手なレートでのポジションを抱え込まないようあえてスプレッドを広げる業者もあります。

    急なイベント・事件

    テロ事件海外の要人による発言によってスプレッドが変化することもあります。発言の内容によって様々ですが、買いと売りのバランスが崩れてしまうような事態も考えられます。

    ポイント
    たとえば、ある国の経済大臣が外国人優遇政策を表明した後に当国の通貨の注文が殺到するという事態も珍しくはありません。

    上記のような場合では、インターバンクでどれほど為替レートが変動するか分からないため、スプレッドを広げ落ち着かせることがあります。

    このように買いと売り、どちらかに偏りが生じてしまうと流動性が失われスプレッドは変動します。

    取引人口が少ない(流動性の低い)時間帯

    取引人口が少ない時間帯でもスプレッドは変動しやすいです。通常流動性の高い市場では、取引が多くなりやすくスプレッドも小さくなりやすいです。

    特にロンドン市場とNY市場の時間帯が重なる22時~26時の間は流動性が高くなりやすいです。

    そのため、上記時間が終了すると他の国々の取引が開始します。しかし、ロンドン・NYに比べると規模は小さく、流動性は低下しやすくなります

    注意点
    しかし、GW・クリスマス・年末年始などは取引が減少し流動性も低下します。

    取引が活発的なロンドン・NY・東京市場でも例外ではないため、実際の取引では注意しましょう。

    欧米ではクリスマスや年末年始に取引参加者が取引をあまり行わなず、流動性が低くなる傾向にあります。

    注意点
    時期にも注目して取引することが大切です。

    早朝にFXのスプレッドは変動しやすい?

    早朝に取引を行う際は、スプレッドが広くなる傾向があります。

    一般的にスプレッドは取引量が多くなると狭くなり、取引量が減少すると広くなります。

    ポイント
    日本時間での早朝(午前4〜8時)は、日本だけでなく、NY市場の終盤になっているので取引量が少ないタイミングです。

    そのため、早朝のスプレッドは広くなる傾向にあります。

    長期的にコストを抑えたい方はスワップポイントにも注目

    スワップポイントとは、金利差調整分とも呼ばれ2カ国間の金利差によって生じる利益のことを指します。

    日本のような低金利とされている国の通貨を売り、トルコ、南アフリカ、メキシコなどの高金利であるとされている通貨を購入することで2つの国の金利差から生じるスワップポイントを獲得できます。

    1日で得られる金額は少ないですが、少ない利益を積み上げることで最終的に大きな利益へとつながります。

    注意点
    逆に低金利の国の通貨を買い、高金利の国の通貨を売ってしまうと金利差学のスワップポイントの支払いが生じ、損失が出てしまうため注意が必要です。

    よくある質問

    FXのスプレッドは変動するのですか?
    スプレッドは時間帯によって変動します。業者側が提示している数字は目安となっているもので、実際には時間帯や取引数量によって大きく変動していきます。スプレッドが急激に広がっているタイミングはできる限り避けるように心がけるなどの対応が必要です。
    スプレッドが銘柄ごとに異なるのはなぜですか?
    銘柄によってはあまりお金を利用しないため、スプレッドによる収益が得られにくい状況が発生するためです。業者側としては、少しでもスプレッドの収益を得るために銘柄ごとにスプレッドの設定を調整するようにしており、安い銘柄はスプレッドを広げる傾向があります。
    スプレッドが0になることはありますか?
    国内の業者ではスプレッドが0.0pipsになることは絶対ありません。どのような事例でもスプレッドは請求されてしまいます。一方で海外の業者の場合、スプレッドが0.0pipsとなる事例があります。特別な口座を利用する場合に限りますが、スプレッドを請求されず取引できる場合があります。
    スプレッドはできる限り狭い業者を利用したほうがいいですか?
    スプレッドの狭い業者を利用したほうが損失は回避できるようになりますので、狭い業者を利用していくべきでしょう。ただ、銘柄によってスプレッドの数字は大きく変わっていきますので、スプレッドの数字がどれくらいなのか判断してから取引するように心がけましょう。
    国内の業者はあまりスプレッドの数字に差がないように思われますが、実際どうですか?
    国内の業者は似たような数字に調整しているところもありますが、米ドル円以外は調整されていないことが多く、業者独自の色が見えてきます。業者側がスプレッドをかなり広げている銘柄もありますので、1つ1つの銘柄をしっかりチェックして最終的に取引するか判断してください。
    スプレッドが変動しているタイミングで取引するとどうなりますか?
    最終的に取引が成立したタイミングで適用されているスプレッドによって請求されます。変動が激しくなっているタイミングでは、スプレッドが細かく動いている場合があります。変動しているタイミングで約定した場合、最終的に注文が成立した数字が適用されています。
    スプレッドはFX業者側で操作されたりしませんか?
    スプレッドはFX業者側で事前に決めている数字となりますので、勝手に数字を変えて取引を成立させる方法はありません。業者側が操作してスプレッドを急激に広げているような状況はまず怒らないので安心してください。

    まとめ

    スプレッドはFX初心者にとって見落としがちなポイントの1つです。たかだか数千円程度の損失と思っていても取引回数を重ねていけば大きな額となっていきます。

    「小事は大事」。大きな取引を成功させるためにも細かい部分を意識して取引を行うことは“大事”です。

    くれぐれもFX口座を選ぶ際にはスプレッドの広狭をチェックして申し込むようにしましょう。

    ・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
    ・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
    ・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
    ・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
    ・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。