
文部科学省によると、大学卒業までにかかる教育費は国公立で800万円、私立で2,200万円以上かかるというデータがあります(※)。子どもが小さいうちから、少しずつ進学の準備しておく必要があるでしょう。
貯蓄方法としては、銀行への預金や株式投資などさまざまな方法がありますが、教育資金に特化した積み立てとして「学資保険」もおすすめです。
しかし、一言に学資保険といっても様々な保険商品があり、「どれを選んだらいいの…?」「おすすめを知りたい」という方も少なくないと思います。
そこで今回は、おすすめの学資保険や学資保険のおすすめの選び方、注意点などについて解説します。
- おすすめの学資保険・返戻金比較ランキング
- 学生保険の種類
- 学資保険のメリット・デメリット
- 学資保険がおすすめな人・おすすめしない人
- 学資保険の選び方・注意点
目次
- 1 おすすめの学資保険7選|返戻金が高く保険内容が充実!
- 2 おすすめ学資保険返戻率比較ランキング
- 3 学資保険とは?必要性を確認
- 4 学資保険の種類(貯蓄型・保障型)
- 5 教育費はどのくらいかかる?シュミレーションを確認
- 6 学資保険に加入するメリット
- 7 学資保険に加入するデメリット
- 8 学資保険がおすすめな人の特徴
- 9 学資保険をおすすめしない人の特徴
- 10 学資保険はいつから入るべき?早期加入がおすすめな理由
- 11 学資保険のおすすめの選び方
- 12 学資保険加入における注意点
- 13 学資保険の返戻率を上げるポイント
- 14 学資保険の加入前に必ずすること
- 15 学資保険加入前にすること!おすすめ保険相談窓口4選
- 16 学資保険に関する独自アンケート調査
- 17 よくある質問
- 18 まとめ
おすすめの学資保険7選|返戻金が高く保険内容が充実!
今回は返戻率の高さや保障内容を重視して、おすすめしたい学資保険を7つご紹介します。
ソニー生命「学資保険スクエア」
- 医療保障より貯蓄性を重視している
- 家計に合わせてオーダーメイド可能
- 保険料払込免除あり
ソニー生命の「学資保険スクエア」は、子どもの入院保障などがないシンプルな保障内容で、貯蓄性を重視している商品です。返戻率108.7%と高い水準を誇っているため、安心して貯蓄できます。
「子供の医療保障は要らないので、できるだけ多く資金を準備しておきたい」という方におすすめします。
月払保険料や受取学資金総額がすぐわかる最短10秒のシュミレーションで、実際にいくら受け取ることができるのか、貯蓄の参考にしてみましょう。
無料で相談できるため、契約で迷っていることがある場合は気軽に相談してみましょう。オンラインでの相談も可能です。
最大返戻率 | 106.3%(2020年1月2日時点) |
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支払い期間 | 17歳、18歳、20歳、22歳 |
受取期間 | 中学・高校入学(Ⅰ型のみ) 大学進学時 大学進学後毎年受け取り(Ⅲ型のみ) |
支払い方法 | 月、半年、年払い |
出典:公式サイト
明治安田生命「つみたて学資」
- 基準保険金額が70万円以上だと、高額割引で受取率アップ
- 保険料の払込は15歳で終了
- 保険料払込免除あり
明治安田生命の「つみたて学資」は払込期間を15歳までと短く設定されており、高い返戻率で受け取り可能な学資保険です。大学でかかる教育費に備えて、教育資金・満期保険金を合計4回受け取れます。
受取率は109.0%を実現しており、確実に教育資金を準備することができる学資保険でもあります。※公式サイト
満期は21歳、18歳から毎年受け取れるプランで、受取金額は200万円と300万円から選択可能です。
問い合わせは店舗やコールセンター、チャットから気軽に相談できます。
最大返戻率 | 109.0%(2019年9月1日時点) |
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支払い期間 | 0~2歳…10歳・15歳まで 3~6歳…15歳まで |
受取期間 | 21歳まで |
支払い方法 | 月払い・一括払い |
出典:公式サイト
フコク生命「みらいのつばさ」
- 2つの受け取りプラン、3つの払込期間から選択可能
- 兄弟割引あり
- 祝い金の据え置き可能
フコク生命「みらいのつばさ」は、保障よりも貯蓄性を重視した商品です。成長に合わせて受け取れるS(ステップ)型と、大学入学資金に重点をおいたJ(ジャンプ)型からプランを選択します。
S(ステップ)型は、祝金を受け取らずに、すえ置いて必要なときに引き出すことができるなど、より自在性を重視される方におすすめです。
J(ジャンプ)型は、祝金を大学入学時にまとめて受け取ることで貯蓄性を高めることができるため、より貯蓄性を重視される方におすすめです。
祝い金の支払い日は11月1日と早めで、必要なければそのまま据え置きしておけるのも嬉しいポイントです。また満期も22歳と少し遅めなので、大学卒業後の新生活準備に充てる使い方もできます。
最大返戻率 | 104.7% |
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支払い期間 | 11.14.17歳まで |
受取期間 | 22歳満期 |
支払い方法 | 月払い、年払い |
出典:公式サイト
日本生命「ニッセイ学資保険」
- 祝い金あり・なしのプランを選択可能
- 加入者向けに24時間育児相談ホットラインあり
- 契約者の死亡時では将来の保険料はかからない
日本生命のニッセイ学資保険は、祝い金受け取りの有無により2つのプランから選択して加入できる保険です。
大学入学にあたる年齢から毎年1回、合計5回学資年金を受け取れるプランと、学資年金に加えて、小学校から高校入学にあたる年齢ごとに祝い金を受け取れるプランがあります。
祝金ありの場合は、返戻率は下がりますが小学校・中学校・高校入学のタイミングでまとまった金額を受け取れるので、ライフプランによって加入するプランを選ぶのがおすすめです。
最大返戻率 | 104.0% |
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支払い期間 | 18歳まで・5年・10年から選択 |
受取期間 | こども祝金あり…18歳~22歳まで計5回 こども祝金なし 小学校・中学校・高校入学時+18歳~22歳の計8回 |
支払い方法 | 月払い・年払い |
出典:公式サイト
第一生命「こども学資保険」
- 貯蓄と保障のバランスを考えて3つのプランから選択可能
- がん・身体障害状態・死亡などのリスクに備えられる(安心プラン)
- 指定代理請求特約あり
第一生命の「子供学資保険」は、貯蓄を重視する「シンプルプラン」資金と保障の両方を準備したい「バランスプラン」、リスクへの準備を重視したい「安心プラン」の3つから選択します。
大学進学までの期間を利用して計画的な積立ができるため、17歳または18歳で学資金を保険期間満了時に満期保険金を受け取ることができます。
また、契約者が学資金等を請求できない特別な事情があるときに備えられる「指定代理請求特約」もあり、「貯蓄性よりも契約者の万が一に備える目的で加入したい」という方におすすめの商品です。
最大返戻率 | 104.06% |
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支払い期間 | 17歳・18歳まで 5年・10年 |
受取期間 | 17歳または18歳から毎年(計5回) |
支払い方法 | 月払い・半年払い・年払い |
出典:公式サイト
住友生命「スミセイのこどもすくすく保険」
- 被保険者と子どもに死亡保障が付いている
- 特約が充実している
- 満期金を1万円〜100万円単位で設定できる
住友生命「スミセイのこどもすくすく保険」は、被保険者と子どもにあらかじめ死亡保障が付いていることが特徴の学資保険です。中学校・高校・大学入学の節目の年に、祝金を受け取れます。
保険料の払込を12歳・15歳と義務教育期間中に終えることもできるため、お金がかかる高校や大学進学に精神的・経済的に余裕を持って備えられるでしょう。
こども総合医療特約やこども入院保障充実特約、保険契約者代理特約・被保険者代理特約をつけることで、契約者がもしもの時に契約変更できたり保険料をけ取れたりするので、加入しておくとより安心でしょう。
最大返戻率 | 101.7% |
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支払い期間 | 12.15.18歳まで |
受取期間 | 中学・高校入学 大学進学時 |
支払い方法 | 月、半年、年払い |
出典:公式サイト
アフラック「アフラックの夢みるこどもの学資保険」
- 高校入学時に学資一時金、大学入学時から4年間は学資年金が受け取れる
- 出産予定日の140日前から申し込みができる
- 契約者が死亡・高度障害状態になった場合は保険料の支払いが不要
アフラック「アフラックの夢みるこどもの学資保険」は、高校入学時に学資一時金、大学入学時から4年間は学資年金が受け取れる保険です。
保険料の払込期間が合計3回あり、17歳払済・18歳払済と、比較的に教育費のかからない時期に保険料を払い終える10歳払済から選べます。
契約者が死亡・高度障害状態になった場合は、保険料の支払いの必要がなくなるため、万が一の事態にも安心できるでしょう。
契約に迷った際は、教育資金の備え方を保険のプロに相談できる店舗を利用してみましょう。保険料を抑える方法や教育プランに適した払込期間や受取のタイミングを提案してくれます。
最大返戻率 | 98.2% |
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支払い期間 | 10.17.18歳 |
受取期間 | 高校入学時 18〜22歳の4年間 |
支払い方法 | 月、半年、年払い |
出典:公式サイト
おすすめ学資保険返戻率比較ランキング
保険というと実際必要なかった場合、損失になってしまうのではないかと心配する方もいると思います。返戻金とは、保険金などの支払事由が発生しないまま解約や満期を迎えた時に返してもらえるお金のことです。
学資保険の中でも返戻金が高く設定されているほど、お得に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、返戻率が高い学資保険をランキング形式にして紹介します。
第1位:明治安田生命「つみたて学資」 返戻率109.0%
- 基準保険金額が70万円以上だと、高額割引で受取率アップ
- 保険料の払込は15歳で終了
- 保険料払込免除あり
第2位:ソニー生命「学資保険スクエア」 返戻率106.3%
- 医療保障より貯蓄性を重視している
- 家計に合わせてオーダーメイド可能
- 保険料払込免除あり
第3位:フコク生命「みらいのつばさ」 返戻率104.7%
- 2つの受け取りプラン、3つの払込期間から選択可能
- 兄弟割引あり
- 祝い金の据え置き可能
学資保険とは?必要性を確認
学資保険とは、子供の教育資金を準備するための保険です。毎月決まった金額の保険料を支払い、進学準備金や満期学資金を受け取れます。
また、貯蓄だけでなく保険の役割も担っており、子供の医療保障などを付け足して契約できる商品もあります。目的に応じて商品を選ぶのがおすすめです。
学資保険の種類(貯蓄型・保障型)
学資保険の種類は主に「貯蓄型」と「保障型」の2種類に分けられています。それぞれどのような特徴があり、メリットやデメリットは何なのかを紹介します。
これらをきちんと理解した上で加入する保険商品を選ぶのがおすすめです。
貯蓄型
貯蓄型の学資保険は、基本的に保険料の払込免除特約以外の保証を付けないことで、最終的に支払った保険料の総額よりも満期時に受け取れる金額が高くなる保険です。
貯蓄型の学資保険の主なメリット・デメリットは以下になります。
メリット | デメリット |
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貯蓄型の学資保険は、子どもの進学するタイミングに必要なお金を使えるように、貯蓄を重視したい人におすすめといえるでしょう。
保障型
保障型の学資保険は、被保険者である子どもと、その親が受けられる生命保険の役割も担っている保険です。
また子どもがケガや病気で入院などの病院にかかった際や、死亡したときに備られる「保障型学資保険」などを整えているため、さまざまなリスクにも備えることが可能です。
保障型の学資保険の主なメリット・デメリットは以下になります。
メリット | デメリット |
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保障型の学資保険は、学資保険を貯めながらケガや病気などによる万が一の事態に備えたい方におすすめと言えるでしょう。
教育費はどのくらいかかる?シュミレーションを確認
子どもの1人あたりにかかる教育費はどのくらいなのか、不安に感じる方も多いでしょう。教育費とは、学校生活を送るためにかかる費用のことを指します。
幼稚園から高校までどのくらい「学校教育費」がかかるのか、以下に目安をまとめましたのでご参照ください。
幼稚園から高校まで
公立 | 私立 | |
幼稚園 | 120,738円 | 331,378円 |
小学校 | 63,102円 | 904,164円 |
中学校 | 138,961円 | 1,071,438円 |
高等学校 | 280,487円 | 719,051円 |
※文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」
続いて、大学での卒業までに必要な「入学・在学費」について、目安となる金額を紹介します。
大学
国公立大学 | 私立大学文系 | 私立大学理系 | |
入学費 | 67.2万円 | 81.8万円 | 88.8万円 |
在学費 | 103.5万円 | 152.0万円 | 183.2万円 |
4年間の在学費 | 414.0万円 | 608.0万円 | 732.8万円 |
※日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査|2021年度」
幼稚園から高校までは公立と私立で金額にかなりの差があり、大学を卒業するまでに1,000万円以上の教育資金が必要になると想定しておかなければいけません。
学資保険に加入するメリット
学資保険に加入すると、以下のようなメリットがあります。
- 教育資金を他の貯金と分けて管理できる
- 投資が苦手でもお金を運用できる
- 税金負担が軽減される
- 医療・生命保険としての役割も担う
1.教育資金を他の貯金と分けて管理できる
学資保険を利用すれば、教育資金を他の貯金と分けて管理できます。人生では車や住宅の購入、冠婚葬祭など、教育以外にも膨大な費用が必要となる場面は多くあります。
学資保険を活用し、他の支出と切り離して準備をすることで将来に向けて着実に貯金ができるため、教育資金に不安がある方におすすめです。
2.投資が苦手でもお金を運用できる
学資保険は利用者からの保険料を保険会社が運用し結果に応じて受取金が変わるので、投資の一種でもあります。
「資産運用を始めたいけど、怖くて手をつけられない」という方は、学資保険を利用してみるのもおすすめです。
3.税金負担が軽減される
学資保険は、生命保険料控除の対象です。給与などから計算される所得金額から、医療保険や介護保険などと合わせて最大12万円が差し引かれます。
4.医療・生命保険としての役割も担う
学資保険は、商品によって死亡保障や医療保障の特約を追加して契約できる場合もあります。
医療保障であれば子供のケガや病気に対する保障、育英年金であれば契約者の死亡や高度障害時に資金を年金形式で受け取れる保証を受けられます。
学資保険に加入するデメリット
学資保険には、主に以下の3つのデメリットがあります。デメリットを把握しておけば、デメリットを軽減できるので、しっかりチェックしておきましょう。
- 満期まで引き出せない
- 早期解約は元本割れの恐れがある
- リターンは少なめ
1.満期まで引き出せない
学資保険には満期が設定してあり、途中での引き出しは原則できません。保険期間が10年であれば、10年間保険料を支払い続け、その後に資金を受け取ります。
2.早期解約は元本割れの恐れがある
「満期まで引き出せないなら、解約すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、早期解約は元本割れの恐れがあり、損をする可能性が高いです。
解約してしまうと、これまでに払った保険料の総額に対して、返戻金がかなり少ないと感じるでしょう。
3.リターンは少なめ
学資保険も投資の一環ではありますが、株式投資などに比べて利率はかなり低いといえます。というのも、学資保険は安定性の高い国債で運用されている場合が多いからです。
学資保険がおすすめな人の特徴
学資保険がおすすめの人は、以下のような特徴があります。
- 貯蓄や収入に不安がある人
- ケガや病気の備えながら資金を準備したい人
- 安全に資金を準備したい人
貯蓄や収入に不安がある人
教育資金はすぐに備えられるものではありません。長期的に蓄えていく必要があるため、現在の貯蓄や収入に不安がある人は学資保険の加入がおすすめです。
学資保険に加入すれば、月々決まった保険料が引き落とされるので、コツコツ備えられます。
ケガや病気の備えながら資金を準備したい人
学資保険が保障型であれば、親と子どもを守れる「生命保険」としての活用も可能です。将来の教育資金に備えつつ、万が一の事態にも対応できます。
保険会社によって契約内容が異なるため、ニーズに合った学資保険を選ぶことが大切です。
安全に資金を準備したい人
学資保険には、支払った保険料より受け取る金額が高くなる可能性があります。そのため、安全に教育資金を準備したい人におすすめです。
しかし、大きな利回りを見込めない分リスクも少ないため、安全に教育資金を蓄えることができます。
学資保険をおすすめしない人の特徴
学資保険をおすすめしない人は、以下のような特徴があります。
- 教育資金の貯蓄がある人
- 将来を見据えて貯蓄できる人
- 投資で教育資金を準備している人
教育資金の貯蓄がある人
教育資金の貯蓄がある人は学資保険の加入をおすすめしません。
学資保険は、将来必要になる資金を前もって準備するための保険であり、大学卒業まで合計約1,000万円以上は想定しておく必要があります。
しかし、すでに教育資金を払えるだけの貯蓄がある場合は、学資保険に加入するメリットが少ないと言えるでしょう。
将来を見据えて貯蓄できる人
将来を見据えて貯蓄できる人もあまり学資保険をおすすめしません。
学資保険は、月々決まった保険料が引き落とされることから着実に資金を準備できますが、将来に向けて計画的に貯蓄できる人には加入の必要性が低いと言えます。
教育資金を自分で用意する場合は、子どもの進学までのタイミングまで月々どのくらい貯金すればいいのかを計算して、計画的に積み立てましょう。
投資で教育資金を準備している人
株式投資や投資信託など、投資で教育資金を準備している人は、学資保険の加入は向いていないと言えるでしょう。教育資金を準備する方法は、貯蓄や学資保険以外にも、つみたてNISAなどの投資があります。
ただし、投資は運用によっては元本割れの可能性もあり、払戻時の金額が少なくなるリスクがあるため注意が必要です。
学資保険はいつから入るべき?早期加入がおすすめな理由
学資保険は、できるだけ早く加入する方が安心、かつ有利です。
学資保険は、一般的に子供が0歳の時から加入することができます。学資保険は、基本的に契約できる子どもの年齢を0~6歳の小学校入学までとしていることが多いです。
加入時期が遅いと、積み立て期間も短いため、月々で支払う保険料の負担は大きくなってしまいます。
妊娠中でも加入できる学資保険がある
学資保険の「出生前加入」という制度を利用すると妊娠中に加入できます。母子ともに健康で妊娠経過に問題がなければ加入できる制度です。
一般的に出産予定日の140日前から学資保険に加入することができる保険会社が多いです。妊娠中に学資保険に加入すると0歳で加入したことになるため、保険料を安く済ますことができます。
デメリットとしては、出産後の家計が想定しにくい点があります。想像以上に生活費がかさんでしまうこともあります。少しでも不安が残る方は保険相談窓口で学資保険の種類を相談してみましょう。
学資保険のおすすめの選び方
どの学資保険に加入するべきか悩んでいる方は、以下のポイントの中から優先順位を決めるとよいです。
- 返戻率
- 目的にあった保障内容
- 祝金・保険金受取時期
返戻率
貯蓄性を重視するのであれば、返戻率が100%以上の商品の中から検討するのがおすすめです。
返戻率が100%以上なら払った保険料の総額よりも多くの保険金・祝金を受け取ることができ、反対に100%未満なら支払った保険料よりも少ない保険金・祝金しかもらえません。
しかし返戻率が低くても、その他の保障内容が手厚い商品もあります。貯蓄性を重視するか他の保障内容を重視するか検討し、希望するバランスに近いものを選びましょう。
目的にあった保障内容
学資保険への加入を考えたら、まずは何のために学資保険に加入するのか目的を明確にすることが大切です。なぜなら、学資保険には大きく2つのタイプがあるからです。
医療保障を兼ねた学資保険は保険料の一部が保障準備に充てられるため、返戻率が100%を割り込むケースも多くなっています。貯蓄を目的に学資保険に加入する場合は、注意が必要です。
祝金・保険金受取時期
学資保険の祝金・保険金受取り時期は商品によって異なるため、受け取り時期も契約前に確認しておく必要があります。
大学進学時の学資資金が必要なければ、据え置くこともできます。また途中で学資金が給付される商品と比べて、大学進学(満期)時のみに保険金が給付される商品の方が返戻率が高くなるのが一般的です。
学資保険加入における注意点
学資保険への加入を検討する際は、以下の注意点を頭に入れておきましょう。
- 最後まで払えるか確認する
- インフレに弱いことを知っておく
- 受取り時に税金がかかる
学資保険に加入する際は、今の収入に対して保険料が負担になりすぎないか慎重に確認しましょう。学資保険は満期まで引き出すことができず、途中解約も損をする可能性が高い商品です。
また学資保険は、受取時に税金がかかるケースがあります。
契約者と満期保険金の受取人が違う | 贈与税 |
---|---|
受取人と受取人が同じ | 所得税(一時所得) |
どちらも控除対象ですが、所得税のほうが控除の種類が多いため納税額は抑えられる可能性が大きいです。
学資保険の返戻率を上げるポイント
せっかく学資保険に加入するのであれば、少しでも多い金額をお得に受け取りたいですよね。ここでは、学資保険の返戻率を少しでもアップさせるためのポイントを解説します。
- 特約は最小限に
- 支払い期間を短めに設定
特約は最小限に
返戻率を上げるためには、医療保険特約や育英特約は付けないでおくのがおすすめです。特約を付ければ保険料が上がるので、保障内容を充実させてしまうと、お得に資金を受け取れる可能性は低くなります。
支払い期間を短めに設定
返戻率を上げるには、支払い期間を短めに設定する方法も有効的です。学資保険の支払い方法には、「一括払い」「短期払い」「全期払い」の3種類がメインとなります。
支払金額が多いほど、返戻率は下がる傾向にあります。
学資保険の加入前に必ずすること
学資保険の加入前にはまず、保険相談窓口に相談しましょう。保険相談窓口では、学資保険を検討する際に、お金のプロであるファイナンシャル・プランナーが無料で保険の相談乗ってくれます。
学資保険は子どもの学費を貯めるための保険で、多額な学費が必要な時に備えます。
保険相談窓口を利用するメリット
保険窓口を利用するメリットは主に以下の6つがあります。
- プロから専門的なアドバイスがもらえる
- 各会社の保険を比較してもらえる
- 申し込み手続きから契約後のサポートまで充実
- 何回でも無料で相談可能
- 全国に750以上の店舗数
- オンライン相談も可能
保険相談窓口の選び方
保険相談窓口を選ぶ際は以下のポイントをチェックしておくと良いでしょう。
- 専門性の高い相談員であるか
- 取り扱い保険会社数が多いか
- 自分のエリアに対応しているか
- アフターフォローが充実しているか
- オンライン相談が可能か
学資保険加入前にすること!おすすめ保険相談窓口4選
学資保険への加入を検討したら、まずは保険相談窓口へ相談に行きましょう。ここでは、学資保険に関するアドバイスが受けられるおすすめ保険相談窓口を4つ紹介します。
ほけんのぜんぶ
今なら無料相談をするともれなくプレゼントゲット!
マネードクター
無料相談を予約いただいた方はもれなくプレゼントゲット!
マネードクターでは、無料保険相談を予約した方に限定で食品や日用品をプレゼントするキャンペーンを行っています。プレゼントは自分で自由に一つ選択できます。
保険無料相談.com
今なら面談&アンケートでプレゼントキャンペーン実施中!
保険無料相談.comでは現在、6月30日までの限定で、面談とアンケートに回答した方を対象にプレゼントを送っています。プレゼントは自分で自由に一つ選択できます。
取り扱い保険商品
34社
受付時間
10時~20時(GW・夏季休業・年末年始以外)
店舗数
無し(訪問型)
キッズルーム
無し
オンライン面談
可能(一部地域)
保険市場
保険市場の期間限定キャンペーン
保険市場では、現在4つのキャンペーンが実施されています。それぞれ締切日が異なるので注意してください。
保険の種類
キャンペーン内容
締切日
がん保険
「SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)(がん治療費用総合保険)」に新規契約した方全員に「選べるギフトカード1,000円相当(1枚)」をプレゼント。
2022年9月30日
自動車保険
「SBI損保の自動車保険(個人総合自動車保険)」に新規契約した方に「10種類から選べる 1,500円相当のギフトクーポン」をプレゼント。(※年間保険料が10,000円以上のご契約が対象です。 )さらに抽選で豪華賞品をプレゼント。
2022年6月30日
生命保険
SBI生命の対象保険商品を契約の方にもれなく、ローソンで交換する「【お持ち帰り限定】ウチカフェ プレミアムロールケーキ 無料引換券」を1つプレゼント。
2022年6月30日
自動車保険
バイク保険
アクサダイレクトの対象保険商品を新規ご成約の方全員に「デジタルクーポン(無料引換券)」を1つプレゼント。さらに新規ご成約の方から抽選で「ドライブレコーダー」をプレゼント。
2022年7月31日
出典:公式サイトより
取り扱い保険商品
91社
受付時間
9時~21時(年末年始以外)
店舗数
714店舗
キッズルーム
有り
オンライン面談
可能
学資保険に関する独自アンケート調査
当サイトでは、学資保険をはじめとした、保険に関する独自のアンケート調査を行いました。学資保険の申し込みを検討している方は、ぜひ以下の保険利用者の意見を参考にしてみてくださいね。
Q1:現在生命保険に加入していますか?
20代(票数/%) | 30代(票数/%) | 40代(票数/%) |
50代(票数/%) |
|||||
はい | 62 | 57.4% | 70 | 65.4% | 73 | 70.9% | 90 | 86.5% |
いいえ | 46 | 42.6% | 37 | 34.6% | 30 | 29.1% | 14 | 13.5% |
Q2:加入している生命保険の種類を教えて下さい。
20代(票数/%) | 30代(票数/%) | 40代(票数/%) |
50代(票数/%) |
|||||
生命保険(終身) | 31 | 50.0% | 37 | 52.9% | 49 | 67.1% | 67 | 74.4% |
生命保険(定期) | 26 | 41.9% | 25 | 35.7% | 16 | 21.9% | 28 | 31.1% |
学資保険 | 9 | 14.5% | 12 | 17.1% | 16 | 21.9% | 7 | 7.8% |
個人年金保険 | 12 | 19.4% | 21 | 30.0% | 21 | 28.8% | 24 | 26.7% |
養老保険 | 9 | 14.5% | 7 | 10.0% | 8 | 11.0% | 4 | 4.4% |
医療保険 | 22 | 35.5% | 37 | 52.9% | 44 | 60.3% | 52 | 57.8% |
がん保険 | 10 | 16.1% | 23 | 32.9% | 27 | 37.0% | 42 | 46.7% |
その他 | 9 | 14.5% | 5 | 7.1% | 2 | 2.7% | 1 | 1.1% |
Q3:現在メインで加入している生命保険の月々の保険料はいくらですか?
パーセンテージ(100%) | 票数(278) | |
1万円未満 | 34.8% | 96 |
1万円以上2万円未満 | 26.8% | 74 |
2万円以上3万円未満 | 19.2% | 53 |
3万円以上4万円未満 | 9.1% | 25 |
4万円以上5万円未満 | 5.4% | 15 |
5万円以上6万円未満 | 1.4% | 4 |
6万円以上7万円未満 | 0.4% | 1 |
7万円以上8万円未満 | 0.4% | 1 |
8万円以上9万円未満 | 1.1% | 3 |
9万円以上10万円未満 | 0.4% | 1 |
10万円以上 | 1.1% | 3 |
「現在メインで加入している生命保険の月々の保険料はいくらですか?」というアンケート調査では、1万未満と回答した方が約34.8%という結果になりました。
詳しい費用などが気になる方は一度保険相談窓口などを利用して相談してみましょう。
アンケート調査の概要
アンケート調査の概要 | |
調査目的 | 保険に関するアンケート |
有効サンプル数 | 278(Q.5)
443(Q.1,Q.2) |
調査方法 | インターネットリサーチ |
調査実施会社 | 株式会社ジャストシステム・ファストアスク
にて自主調査 |
調査実施期間 | 2022年6月13日〜(Q.5)
2022年6月3日~(Q.1,Q.2) |
よくある質問
まとめ
今回は、おすすめの学資保険を7つピックアップしました。学資保険は、子どもが小さいうちから教育資金を準備しておける、将来のための貯蓄です。
さまざまな学資保険の商品がありますが、重要なのは返戻率と保障内容のバランスです。各家庭によって必要な資金や保障は異なり、途中解約するとデメリットが大きいので、よく検討したうえでの加入をおすすめします。